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公開番号2025102170
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219459
出願日2023-12-26
発明の名称評価装置、評価方法、評価プログラムおよび非認知能力分析装置
出願人味の素株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G16H 20/60 20180101AFI20250701BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】認知能力および/または非認知能力の発達に関連する栄養素の総合的な摂取状況の把握を支援することができる評価装置、評価方法および評価プログラムなどを提供することを課題とする。
【解決手段】本実施形態では、認知能力および/または非認知能力の発達に関連する栄養素の集合から選ばれる1つまたは複数の栄養素についての食物中の量の値と、量の値が入力されると認知能力および/または非認知能力の発達に関連する栄養素の総合的な摂取状況の程度を示す値を出力するモデルと、を用いて、当該程度を評価し、当該評価で得られた結果をモニタに表示させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
認知能力および/または非認知能力の発達に関連する栄養素の集合から選ばれる1つまたは複数の栄養素についての食物中の量の値と、前記量の値が入力されると認知能力および/または非認知能力の発達に関連する栄養素の総合的な摂取状況の程度を示す値を出力するモデルと、を用いて、前記程度を評価する第一評価部を備えること、
を特徴とする評価装置。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記集合には、たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミンまたはミネラルが含まれること、
を特徴とする請求項1に記載の評価装置。
【請求項3】
前記集合には、たんぱく質、n-6系脂肪酸、n-3系脂肪酸、グルコース、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンB1、ビタミンB12、葉酸、パントテン酸、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素またはコリンが含まれること、
を特徴とする請求項2に記載の評価装置。
【請求項4】
前記認知能力および/または非認知能力は、IQ(Intelligence Quotient)および/またはEQ(Emotional Intelligence Quotient)であること、
を特徴とする請求項3に記載の評価装置。
【請求項5】
前記栄養素は、EQの発達に関連するものであること、
を特徴とする請求項4に記載の評価装置。
【請求項6】
前記食物は食事であること、
を特徴とする請求項5に記載の評価装置。
【請求項7】
前記第一評価部は、評価結果として、前記モデルの出力値に基づく値または前記モデルの出力値を出力すること、
を特徴とする請求項6に記載の評価装置。
【請求項8】
前記量の値と、栄養素の摂取量の基準値と、を用いて、不足している、認知能力および/または非認知能力の発達に関連する栄養素、または、認知能力および/または非認知能力の発達に関連する栄養素の不足の程度を評価する第二評価部をさらに備えること、
を特徴とする請求項7に記載の評価装置。
【請求項9】
前記第二評価部は、評価結果として、栄養素の名称または前記基準値に対する前記程度を示す値を出力すること、
を特徴とする請求項8に記載の評価装置。
【請求項10】
前記第一評価部で得られた評価結果および前記第二評価部で得られた評価結果を、人間が認識可能に出力する出力制御部をさらに備えること、
を特徴とする請求項9に記載の評価装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、評価装置、評価方法、評価プログラムおよび非認知能力分析装置に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
非特許文献1は、小児期の慢性的な低栄養は脳の発達に明らかな悪影響を及ぼすことを報告している。非特許文献2は、ビタミン・ミネラルを8カ月間摂取させた12歳のこどもの非認知能力(EQ(Emotional Intelligence Quotient))が9ポイント上昇したことを報告している。非特許文献3は、注意欠如・多動症(ADHD(Attention-Deficit Hyperactivity Disorder))の小児は血液中の葉酸、ビタミンB12、亜鉛およびコリンが低値であり、これら栄養素の摂取により半数以上が集中力と衝動性が改善し学力成績が向上したことを報告している。非特許文献3は、重度の行動障害(暴力的行動)のある学生に栄養指導を行った結果、16名中13名が改善したことを報告している。非特許文献4は、脳の発達に影響する栄養素を報告している。
【0003】
特許文献1は、食品を分類し、子供がある特定の食品を与えられるべき適切な年齢及び/又は発達段階を予測するための方法を開示している。特許文献2は、子供にその発育段階又は既存病態に固有の適切な栄養を確実にとらせるためのシステム及び方法を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2015-505044号公報
特表2013-507713号公報
【非特許文献】
【0005】
Nutrition Reviews, Volume 72, Issue 4, 1 April 2014
Lancet. 1988 Jan 23;1(8578):140-3
William Walsh, Nutrient Power: Heal Your Biochemistry and Heal Your Brain
Michael K. Georgieff, Sara E. Ramel, and Sarah E. Cusick, Nutritional influences on brain development., Acta Paediatr. 2018 Aug;107(8):1310-1321
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、認知能力および/または非認知能力の発達に関連する栄養素の総合的な摂取状況の把握を支援することができる技術は、開発されていない。
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、認知能力および/または非認知能力の発達に関連する栄養素の総合的な摂取状況の把握を支援することができる評価装置、評価方法および評価プログラムならびに非認知能力についての数値化された分析結果を得ることができる非認知能力分析装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る評価装置は、認知能力および/または非認知能力の発達に関連する栄養素の集合から選ばれる1つまたは複数の栄養素についての食物中の量の値と、前記量の値が入力されると認知能力および/または非認知能力の発達に関連する栄養素の総合的な摂取状況の程度を示す値を出力するモデルと、を用いて、前記程度を評価する第一評価部を備えること、を特徴とする。
【0009】
なお、前記集合には、たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミンまたはミネラルが含まれてもよい。
【0010】
また、前記集合には、たんぱく質、n-6系脂肪酸、n-3系脂肪酸、グルコース、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンB1、ビタミンB12、葉酸、パントテン酸、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素またはコリンが含まれてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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