TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025102631
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2024144477
出願日
2024-08-26
発明の名称
積層セラミック電子部品
出願人
TDK株式会社
代理人
前田・鈴木国際特許弁理士法人
主分類
H01G
4/30 20060101AFI20250701BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】耐湿性が高い積層セラミック電子部品を提供する。
【解決手段】 誘電体層と電極層とが積層された素子本体を有する積層セラミック電子部品である。誘電体層が、一般式ABO
3
で表される主成分を含有する。誘電体層が主成分100モルに対して、Mnの酸化物をMnO換算で0.05モル以上0.25モル以下、Mgの酸化物をMgO換算で1.00モル以上2.50モル以下、Rの酸化物(RはY、Dy、Ho、Yb、Lu、GdおよびTbから選ばれる少なくとも1つ)をR
2
O
3
換算で0.50モル以上1.50モル以下、Zrの酸化物をZrO
2
換算で0.05モル以上0.45モル以下、含み、さらにVを含む。誘電体層においてZr/V比が原子数基準で2.00以上4.00以下である。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
誘電体層と電極層とが積層された素子本体を有する積層セラミック電子部品であって、
前記誘電体層が、一般式ABO
3
(AはBa単独、または、BaとCaおよびSrから選ばれる少なくとも1つとであり、BはTi単独、または、TiとZrおよびHfから選ばれる少なくとも1つとである)で表される主成分を含有し、
前記誘電体層が前記主成分100モルに対して、Mnの酸化物をMnO換算で0.05モル以上0.25モル以下、Mgの酸化物をMgO換算で1.00モル以上2.50モル以下、Rの酸化物(RはY、Dy、Ho、Yb、Lu、GdおよびTbから選ばれる少なくとも1つ)をR
2
O
3
換算で0.50モル以上1.50モル以下、Zrの酸化物をZrO
2
換算で0.05モル以上0.45モル以下、含み、さらにVを含み、
前記誘電体層においてZr/V比が原子数基準で2.00以上4.00以下である積層セラミック電子部品。
続きを表示(約 220 文字)
【請求項2】
前記誘電体層が、前記主成分100モルに対して、Siの酸化物をSiO
2
換算で0.40モル以上0.80モル以下、含む請求項1に記載の積層セラミック電子部品。
【請求項3】
MgおよびSiを含む偏析が、前記電極層と前記誘電体層との界面および前記誘電体層からなる領域に形成され、
前記電極層の被覆率が、80%以上100%以下である請求項1または2に記載の積層セラミック電子部品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は積層セラミック電子部品に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には電極不存在部の少なくとも一部にMgを含む偏析相が形成されるなどの構成を有する積層セラミック電子部品が記載されている。当該構成を有することにより、誘電体層を薄層化しても高い比誘電率を有し、低誘電損失で信頼性の高い積層セラミック電子部品を提供できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-033556号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、耐湿性が高い積層セラミック電子部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明に係る積層セラミック電子部品は、
誘電体層と電極層とが積層された素子本体を有する積層セラミック電子部品であって、
前記誘電体層が、一般式ABO
3
(AはBa単独、または、BaとCaおよびSrから
選ばれる少なくとも1つとであり、BはTi単独、または、TiとZrおよびHfから選ばれる少なくとも1つとである)で表される主成分を含有し、
前記誘電体層が前記主成分100モルに対して、Mnの酸化物をMnO換算で0.05モル以上0.25モル以下、Mgの酸化物をMgO換算で1.00モル以上2.50モル以下、Rの酸化物(RはY、Dy、Ho、Yb、Lu、GdおよびTbから選ばれる少なくとも1つ)をR
2
O
3
換算で0.50モル以上1.50モル以下、Zrの酸化物をZrO
2
換算で0.05モル以上0.45モル以下、含み、さらにVを含み、
前記誘電体層においてZr/V比が原子数基準で2.00以上4.00以下である。
【0006】
前記誘電体層が、前記主成分100モルに対して、Siの酸化物をSiO
2
換算で0.40モル以上0.80モル以下、含んでもよい。
【0007】
MgおよびSiを含む偏析が、前記電極層と前記誘電体層との界面および前記誘電体層からなる領域に形成されてもよく、
前記電極層の被覆率が、80%以上100%以下であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の一実施形態に係る積層セラミックコンデンサの断面図である。
図2は、図1の要部拡大概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
【0010】
積層セラミックコンデンサ1
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る積層セラミック電子部品の一種である積層セラミックコンデンサ1は、誘電体層2と、内部電極層3と、が交互に積層された構成のコンデンサ素子本体10を有する。内部電極層3は、各端面がコンデンサ素子本体10の対向する端部の表面に交互に露出するように積層してある。一対の外部電極4は、コンデンサ素子本体10の両端部に形成され、交互に配置された内部電極層3の露出端面に接続されて、コンデンサ回路を構成する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
TDK株式会社
電源装置
8日前
TDK株式会社
コイル装置
1日前
TDK株式会社
コイル装置
1日前
TDK株式会社
コンデンサ
3日前
TDK株式会社
網膜投影装置
8日前
TDK株式会社
チップバリスタ
1日前
TDK株式会社
バッチ式熱処理炉
4日前
TDK株式会社
バッチ式熱処理炉
4日前
TDK株式会社
積層セラミック電子部品
3日前
TDK株式会社
積層セラミック電子部品
3日前
TDK株式会社
コイル装置およびその製造方法
1日前
TDK株式会社
吸着治具、吸着装置および搬送装置
2日前
TDK株式会社
コイル部品及びこれを備えるICカード
7日前
TDK株式会社
インダクタ、及びDC-DCコンバータ
1日前
TDK株式会社
巻回コアとその製造方法、および磁性部品
2日前
TDK株式会社
アンテナ装置及びこれを備えるICカード
1日前
TDK株式会社
アンテナ装置及びこれを備えるICカード
1日前
TDK株式会社
金属錯体、イミダゾリウム塩およびアンモニア燃料電池
1日前
TDK株式会社
電子部品
9日前
TDK株式会社
コイル装置
8日前
TDK株式会社
電流制御モジュール、並びに、これを備えるバッテリー及び電子機器
3日前
レナタ・アーゲー
電池
18日前
株式会社潤工社
同軸ケーブル
1日前
株式会社ExH
電流開閉装置
3日前
株式会社クオルテック
空気電池
15日前
個人
鉄心用材料とその製造方法
8日前
エイブリック株式会社
半導体装置
3日前
株式会社メルビル
ステージ
10日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
8日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
8日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
8日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
8日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1日前
オムロン株式会社
電磁継電器
4日前
豊田鉄工株式会社
コイル部品
17日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
3日前
続きを見る
他の特許を見る