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公開番号2025103887
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023221587
出願日2023-12-27
発明の名称ポンプ装置
出願人株式会社川本製作所
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類F04D 29/42 20060101AFI20250702BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】水抜き後の残水を抑制できるポンプ装置を提供すること。
【解決手段】ポンプ装置1は、複数のインペラ42、62と、インペラ42、62を収容する内筒部51、71、81、内筒部51、71、81との間に流路を形成する外筒部52、72、82、内筒部51、71、81及び外筒部52、72、82の間に形成される複数のリブ53、73、83を有する、互いに積層される複数のケーシング34、41、61と、を備え、内筒部51、71、81内に逆勾配が生じるケーシング34、41、61に、内筒部51、71、81及び外部を連続するドレン孔39が形成される。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数のインペラと、
前記インペラを収容し、流路を形成する内筒部、前記内筒部を収容し、前記内筒部との間に、前記内筒部の流路と連続する流路を形成する外筒部、前記内筒部及び外筒部の間に形成される複数のリブを有する、互いに積層される複数のケーシングと、
を備え、
前記内筒部内に重力方向に自然排水されない逆勾配であり、水が溜る凹部を有する前記ケーシングに、前記内筒部及び前記外筒部の外部に連続し、前記凹部に貯留した残水を排水する、開閉可能なドレン孔が形成される、ポンプ装置。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記ドレン孔は、前記内筒部、前記リブ及び前記外筒部に渡って形成される、請求項1に記載のポンプ装置。
【請求項3】
前記ドレン孔が形成される前記リブは、前記流路を流れる水の流水方向に対して流線形に形成される、請求項2に記載のポンプ装置。
【請求項4】
前記ケーシングの最下段に設けられ、前記インペラの回転中心周りで対称位置に配置される吸込口及び吐出口を有する流路カバーを備え、
前記ドレン孔は、前記回転中心周りで、前記吸込口及び前記吐出口の間に形成される、請求項2に記載のポンプ装置。
【請求項5】
前記複数のインペラは、複数の第1インペラと、前記第1インペラと異なる方向に配置される複数の第2インペラを含む、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のポンプ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のインペラ及びケーシングを有するポンプ装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
超高層ビルやタワーマンション等の給水等を行うポンプ装置として、複数のインペラ及びケーシングを有する多段ポンプが知られている。このようなポンプ装置は、例えば、ケーシングを二重円筒状とし、内筒部にインペラを収容するとともに、内筒部及び外筒部の間に、複数のインペラを通過した水が流れる流路を形成する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-011600号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このようなポンプ装置は、例えば、出荷前に、通水して性能試験を行い、水抜きを行った後に出荷される。しかしながら、ポンプ装置は、内部に形成される水が流れる流水路において、窪み等の逆勾配の部分があると、排水性が悪く、残水が生じる虞がある。このため、回転軸の軸方向が重力方向となる姿勢や水平方向となる姿勢にポンプ装置の姿勢を変えても、水が抜けないことがある。このため、出荷後の移動中や設置時に、水が漏れる虞がある。このため、水抜き後の残水を低減できるポンプ装置が求められている。
【0005】
そこで、本発明は、水抜き後の残水を抑制できるポンプ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、ポンプ装置は、複数のインペラと、前記インペラを収容する内筒部、前記内筒部との間に流路を形成する外筒部、前記内筒部及び外筒部の間に形成される複数のリブを有する、互いに積層される複数のケーシングと、を備え、前記内筒部内に逆勾配が生じる前記ケーシングに、前記内筒部及び外部を連続するドレン孔が形成される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、水抜き後の残水を抑制できるポンプ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係るポンプ装置の構成を一部断面で示す概略図。
同ポンプ装置の構成を一部断面で示す概略図。
同ポンプ装置に用いられるケーシングの構成を一部断面で示す平面図。
同ケーシングのドレン孔が形成されるリブの構成を断面で示す説明図。
同ポンプ装置に用いられる仕切り板の構成を示す斜視図。
同ポンプ装置に用いられる中央ケーシングの構成を一部省略して示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の第1の実施形態に係るポンプ装置1の構成を、図1乃至図6を用いて説明する。
【0010】
図1は、本発明の一実施形態に係るポンプ装置1の構成を一部断面で示す概略図である。図2は、ポンプ装置1の構成を、主軸12の回転中心周りで90°回転させた方向から一部断面で示す概略図である。図3は、ポンプ装置1に用いられる第1ポンプケーシング41及び第2ポンプケーシング61の構成を一部断面で示す平面図、図4は、ケーシング34、41、61の、ドレン孔39が形成される流線形のリブ53、73、83の構成を概略的に示す説明図である。図5は、ポンプ装置1に用いられる仕切り板43、63の構成を一部省略して示す斜視図である。図6は、ポンプ装置1に用いられる中央ケーシング34の構成を一部省略して示す斜視図である。
(【0011】以降は省略されています)

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