TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025103911
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023221632
出願日
2023-12-27
発明の名称
電力変換装置、電力供給システム、および制御方法
出願人
日新電機株式会社
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
H02M
3/00 20060101AFI20250702BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】DC-DCコンバータを適切に制御可能な電力変換装置を実現する。
【解決手段】電力変換装置の制御部(52)は、太陽電池パネルの出力電力に基づいて基礎指令値を決定する基礎指令値決定部(521)と、パワーコンディショナによる出力電力抑制に起因する太陽電池パネルの出力電力低下が生じているか否かを判定する出力電力低下要因判定部と、(525)と、基礎指令値を補正する補正値を算出する補正値算出部(526)と、補正後指令値を算出する減算部(527)と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
太陽電池パネルとパワーコンディショナとを接続する直流母線に接続され、前記直流母線から蓄電装置への充電、および前記蓄電装置から前記直流母線への放電を行う電力変換装置であって、DC-DCコンバータと、前記DC-DCコンバータの出力電力を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記太陽電池パネルの出力電力に基づいて、前記DC-DCコンバータの出力電力を制御するための基礎指令値を決定する基礎指令値決定部と、
前記太陽電池パネルの出力電圧および出力電力から、前記パワーコンディショナによる出力電力抑制に起因する前記太陽電池パネルの出力電力低下が生じているか否かを判定する出力電力低下要因判定部と、
前記パワーコンディショナによる出力電力抑制に起因する前記太陽電池パネルの出力電力低下が生じていると判定された場合に、前記太陽電池パネルの出力電力の履歴に基づいて、前記基礎指令値を補正する補正値を算出する補正値算出部と、
前記補正値を前記基礎指令値から減算することで補正後指令値を算出する減算部と、を備え、
前記補正後指令値に基づいて前記DC-DCコンバータを制御する電力変換装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記パワーコンディショナによる出力電力抑制時に、当該出力電力抑制が終了するまでの期間を抑制期間とした場合、
前記補正値算出部は、現在時刻を末尾とする、前記抑制期間に等しい期間内における前記太陽電池パネルの前記出力電力の最大値から現在値を減算した差分値を前記補正値として算出する、請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項3】
前記パワーコンディショナによる出力電力抑制時に、当該出力電力抑制が終了するまでの期間を抑制期間とした場合、
前記補正値算出部は、現在時刻を末尾とする、前記抑制期間に等しい期間内における前記太陽電池パネルの前記出力電圧の現在値から最小値を減算した差分値に、当該差分値を電力に変換するためのゲインを乗じた値を、前記補正値として算出する、請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項4】
太陽電池パネルと、
パワーコンディショナと、
直流母線と、
蓄電装置と、
請求項1から3のいずれか1項に記載の電力変換装置と、
を備える電力供給システム。
【請求項5】
太陽電池パネルとパワーコンディショナとを接続する直流母線に接続され、前記直流母線から蓄電装置への充電、および前記蓄電装置から前記直流母線への放電を行う電力変換装置の制御方法であって、前記電力変換装置は、DC-DCコンバータと、前記DC-DCコンバータの出力電力を制御する制御部と、を備え、
前記太陽電池パネルの出力電力に基づいて、前記DC-DCコンバータの出力電力を制御するための基礎指令値を決定する基礎指令値決定ステップと、
前記太陽電池パネルの出力電圧および出力電力から、前記パワーコンディショナによる出力電力抑制に起因する前記太陽電池パネルの出力電力低下が生じているか否かを判定する出力電力低下要因判定ステップと、
前記パワーコンディショナによる出力電力抑制に起因する前記太陽電池パネルの出力電力低下が生じていると判定された場合に、前記太陽電池パネルの出力電力の履歴に基づいて、前記基礎指令値を補正する補正値を算出する補正値算出ステップと、
前記補正値を前記基礎指令値から減算することで補正後指令値を算出する減算ステップと、を含み、
前記補正後指令値に基づいて前記DC-DCコンバータを制御する、電力変換装置の制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電力変換装置、当該電力変換装置を備える電力供給システム、および電力変換装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、太陽電池パネル、パワーコンディショナ、および蓄電装置を備える電力供給システムにおいて、パワーコンディショナの動作を安定させることが可能な電力変換装置が開示されている。当該電力変換装置は、DC-DCコンバータと、DC-DCコンバータの出力電力を制御する制御部と、を備える。制御部は、パワーコンディショナへの入力電力の変化レートに、0より大きくかつ1未満の係数を乗じた値を絶対値の変動幅の上限として、DC-DCコンバータの出力電力を制御する指令値を決定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7294557号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されているような電力供給システムにおいては、太陽電池パネルの出力電力を抑制するために、パワーコンディショナに対して、入力電圧を上昇させる指令が電力会社からなされる場合がある。また、MPPT(Maximum Power Point Tracking)制御においては、太陽電池パネルの出力電圧がP-Vカーブの頂点を超えたと判断した場合に、出力電圧を大きく上昇させてMPPTを再検出する制御を行う場合がある。このような場合には、太陽電池パネルの出力電力が、意図的に抑制されることとなる。
【0005】
しかし、太陽電池パネルの出力電力が意図的に抑制されるという情報が電力変換装置の制御部に送信されなければ、当該制御部は、日照量の減少などにより太陽電池パネルによる発電量が低下したものと誤認する。この場合、制御部は、当該低下を補償するためにDC-DCコンバータの出力電力を増加させる。
【0006】
さらにこの場合、パワーコンディショナに入力される電力は低下しないため、パワーコンディショナ側では、太陽電池パネルの出力電力が抑制されていないものと認識される。このため、パワーコンディショナはさらに太陽電池パネルの出力電力を抑制し、電力変換装置の制御部はさらにDC-DCコンバータの出力電力を増加させ、最終的に太陽電池パネルの出力電力が0となる可能性がある。これにより、太陽電池パネルによる発電の機会損失が発生する。
【0007】
また、この場合、太陽電池パネルおよび蓄電装置とパワーコンディショナとを接続する直流母線の電圧は太陽電池パネルの開放電圧に近い値となっており、かつ、パワーコンディショナには大きな電力が入力されている状態となる。このため、過電圧によるパワーコンディショナの過熱および破壊が生じる可能性がある。
【0008】
本開示の一態様は、DC-DCコンバータを適切に制御可能な電力変換装置などを実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するために、本開示の一態様に係る電力変換装置は、太陽電池パネルとパワーコンディショナとを接続する直流母線に接続され、前記直流母線から蓄電装置への充電、および前記蓄電装置から前記直流母線への放電を行う電力変換装置であって、DC-DCコンバータと、前記DC-DCコンバータの出力電力を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記太陽電池パネルの出力電力に基づいて、前記DC-DCコンバータの出力電力を制御するための基礎指令値を決定する基礎指令値決定部と、前記太陽電池パネルの出力電圧および出力電力から、前記パワーコンディショナによる出力電力抑制に起因する前記太陽電池パネルの出力電力低下が生じているか否かを判定する出力電力低下要因判定部と、前記パワーコンディショナによる出力電力抑制に起因する前記太陽電池パネルの出力電力低下が生じていると判定された場合に、前記太陽電池パネルの出力電力の履歴に基づいて、前記基礎指令値を補正する補正値を算出する補正値算出部と、前記補正値を前記基礎指令値から減算することで補正後指令値を算出する減算部と、を備え、前記補正後指令値に基づいて前記DC-DCコンバータを制御する。
【0010】
また、本開示の一態様に係る電力変換装置の制御方法は、太陽電池パネルとパワーコンディショナとを接続する直流母線に接続され、前記直流母線から蓄電装置への充電、および前記蓄電装置から前記直流母線への放電を行う電力変換装置の制御方法であって、前記電力変換装置は、DC-DCコンバータと、前記DC-DCコンバータの出力電力を制御する制御部と、を備え、前記太陽電池パネルの出力電力に基づいて、前記DC-DCコンバータの出力電力を制御するための基礎指令値を決定する基礎指令値決定ステップと、前記太陽電池パネルの出力電圧および出力電力から、前記パワーコンディショナによる出力電力抑制に起因する前記太陽電池パネルの出力電力低下が生じているか否かを判定する出力電力低下要因判定ステップと、前記パワーコンディショナによる出力電力抑制に起因する前記太陽電池パネルの出力電力低下が生じていると判定された場合に、前記太陽電池パネルの出力電力の履歴に基づいて、前記基礎指令値を補正する補正値を算出する補正値算出ステップと、前記補正値を前記基礎指令値から減算することで補正後指令値を算出する減算ステップと、を含み、前記補正後指令値に基づいて前記DC-DCコンバータを制御する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
日新電機株式会社
遮断装置
1か月前
日新電機株式会社
ガス遮断器
1か月前
日新電機株式会社
ガス絶縁機器
1か月前
日新電機株式会社
化学蓄熱反応器
5日前
日新電機株式会社
真空漏れ検出器および真空装置
3日前
日新電機株式会社
欠陥検出方法および真空遮断器
3日前
日新電機株式会社
異常判定装置及び異常判定方法
8日前
日新電機株式会社
情報処理装置および情報処理方法
1か月前
日新電機株式会社
情報処理装置および情報処理方法
1か月前
日新電機株式会社
真空処理装置、および、ベッセル
15日前
日新電機株式会社
モデル生成装置およびモデル生成方法
1か月前
日新電機株式会社
モデル生成装置およびモデル生成方法
1か月前
日新電機株式会社
電源システム及び電源システムの制御方法
5日前
日新電機株式会社
電源システム及び電源システムの制御方法
5日前
日新電機株式会社
制御装置、直流配電システム、および制御方法
1か月前
日新電機株式会社
情報処理装置、評価システム、および情報処理方法
1か月前
日新電機株式会社
計器用変成装置、ガス絶縁開閉設備、および取外方法
1か月前
日新電機株式会社
通信ユニット、サーバ、通信システムおよび通信方法
1日前
日新電機株式会社
高調波フィルタ設備及び高調波フィルタ設備の設定方法
15日前
日新電機株式会社
電源システム、電源システムの制御方法及び電源システムの制御プログラム
1か月前
日新電機株式会社
電源システム、電源システムの制御方法及び電源システムの制御プログラム
2か月前
日新電機株式会社
電力変換器制御装置、電力変換器の制御方法及び電力変換器の制御プログラム
1か月前
国立大学法人京都大学
位相差測定装置およびこれを備える電気設備
2か月前
国立大学法人神戸大学
サーマルサーキットシステム
24日前
個人
電源装置
16日前
個人
永久磁石モーター
1か月前
個人
バッテリ内蔵直流電源
15日前
株式会社FUJI
制御盤
5日前
オムロン株式会社
電源回路
9日前
オムロン株式会社
電源回路
9日前
オムロン株式会社
電源回路
9日前
トヨタ自動車株式会社
回転子
16日前
日産自動車株式会社
電子機器
26日前
ニデック株式会社
モータの制御方法
23日前
トヨタ自動車株式会社
回転子
1日前
ミサワホーム株式会社
居住設備
5日前
続きを見る
他の特許を見る