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公開番号2025135244
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-18
出願番号2024032984
出願日2024-03-05
発明の名称回転子
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類H02K 13/00 20060101AFI20250910BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】スリップリング構造をシャフトに対して安定的に固定する。
【解決手段】スリップリング構造6は、シャフト5の外周に配置された2つの導電リング11と、2つの導電リング11を複数のコイル3の巻線3aに電気的に接続するために、2つの導電リング11からそれぞれ延びる2つのバスバー12と、2つの導電リング11と2つのバスバー12をインサート成形により保持する樹脂成形体13と、を含む。樹脂成形体13は、2つの導電リング11を保持する成形体本体20と、2つのバスバー12の端子部12cを保持する環状の端子保持部21と、成形体本体20と端子保持部21を連結する2つの連結部22と、を有する。端子保持部21が封止樹脂4に保持されており、これにより、スリップリング構造6がシャフト5に対して固定される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
コアと、
前記コアに設けられた複数のコイルと、
前記複数のコイルを封止する封止樹脂と、
前記コアに固定されたシャフトと、
前記シャフトと供回りするスリップリング構造と、
を含み、
前記スリップリング構造は、
前記シャフトの外周に配置された2つの導電リングと、
前記2つの導電リングを前記複数のコイルの巻線に電気的に接続するために、前記2つの導電リングからそれぞれ延びる2つのバスバーと、
前記2つの導電リングと前記2つのバスバーをインサート成形により保持する樹脂成形体と、
を含み、
前記樹脂成形体は、
前記2つの導電リングを保持する成形体本体と、
前記2つのバスバーの端子部を保持する環状の端子保持部と、
前記成形体本体と前記端子保持部を連結する少なくとも1つの連結部と、
を有し、
前記端子保持部が前記封止樹脂に保持されており、これにより、前記スリップリング構造が前記シャフトに対して固定される、
回転電機の回転子。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
請求項1に記載の回転子であって、
前記端子保持部は、筒状の保持部本体と、前記保持部本体の外周面から径方向外方に突出する突出部と、を有し、
前記突出部が前記封止樹脂によって封止されている、
回転子。
【請求項3】
請求項1に記載の回転子であって、
前記端子保持部は、保持部本体と、前記保持部本体の外周面から径方向外方に突出するフランジと、を有し、
前記フランジが前記封止樹脂によって封止されている、
回転子。
【請求項4】
請求項1に記載の回転子であって、
前記シャフトの軸方向から見て前記端子保持部の外周面が凹凸状に形成されると共に、前記端子保持部の前記外周面が前記封止樹脂によって封止されている、
回転子。
【請求項5】
請求項1に記載の回転子であって、
前記端子保持部は、保持部本体と、前記保持部本体の外周面から径方向外方に突出するフランジと、を有し、
前記シャフトの軸方向から見て前記フランジの外周面が凹凸状に形成されると共に、前記フランジの前記外周面が前記封止樹脂によって封止されている、
回転子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回転子に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、回転電気の回転子が備えるスリップリング装置において、2つのリングをインサート成形により保持すると共に回転子のシャフトが圧入された樹脂製の成形体本体のウェルドラインにおける割れを防止する技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5769871号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1のスリップリング装置において、樹脂と金属の熱膨張率の違いにより、高温時は締め代が減り、低温時は締め代が増えることが知られている。
【0005】
上記特許文献1では、高温時でも締め代を残すために組付け時の締め代を多くすることとしている。しかしながら、逆に低温時は締め代が増えるので、成形体本体に生じる応力が増大する。そのため、上記特許文献1では、組付け時の樹脂割れを防げたとしても、低温時では締め代が増大し樹脂割れが発生する懸念があった。
【0006】
ここで、高温時でも締め代が残ることと、低温時の締め代増加状態でも樹脂割れが発生しないことはトレードオフの関係にある。従って、これらを両立させるには、成形体本体の内径やシャフトの外径について、到底現実的ではない厳しい寸法管理が要求されるだろう。
【0007】
本開示の目的は、スリップリング構造をシャフトに対して安定的に固定する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
コアと、前記コアに設けられた複数のコイルと、前記複数のコイルを封止する封止樹脂と、前記コアに固定されたシャフトと、前記シャフトと供回りするスリップリング構造と、を含み、前記スリップリング構造は、前記シャフトの外周に配置された2つの導電リングと、前記2つの導電リングを前記複数のコイルの巻線に電気的に接続するために、前記2つの導電リングからそれぞれ延びる2つのバスバーと、前記2つの導電リングと前記2つのバスバーをインサート成形により保持する樹脂成形体と、を含み、前記樹脂成形体は、前記2つの導電リングを保持する成形体本体と、前記2つのバスバーの端子部を保持する環状の端子保持部と、前記成形体本体と前記端子保持部を連結する少なくとも1つの連結部と、を有し、前記端子保持部が前記封止樹脂に保持されており、これにより、前記スリップリング構造が前記シャフトに対して固定される、回転電機の回転子が提供される。以上の構成によれば、スリップリング構造をシャフトに対して安定的に固定することができる。
また、前記端子保持部は、筒状の保持部本体と、前記保持部本体の外周面から径方向外方に突出する突出部と、を有し、前記突出部が前記封止樹脂によって封止されてもよい。以上の構成によれば、シャフトの軸方向及び周方向において、スリップリング構造をシャフトに対して安定的に固定することができる。
また、前記端子保持部は、保持部本体と、前記保持部本体の外周面から径方向外方に突出するフランジと、を有し、前記フランジが前記封止樹脂によって封止されてもよい。以上の構成によれば、シャフトの軸方向において、スリップリング構造をシャフトに対して安定的に固定することができる。
また、前記シャフトの軸方向から見て前記端子保持部の外周面が凹凸状に形成されると共に、前記端子保持部の前記外周面が前記封止樹脂によって封止されてもよい。以上の構成によれば、シャフトの周方向において、スリップリング構造をシャフトに対して安定的に固定することができる。
また、前記端子保持部は、保持部本体と、前記保持部本体の外周面から径方向外方に突出するフランジと、を有し、前記シャフトの軸方向から見て前記フランジの外周面が凹凸状に形成されると共に、前記フランジの前記外周面が前記封止樹脂によって封止されてもよい。以上の構成によれば、シャフトの周方向において、スリップリング構造をシャフトに対して安定的に固定することができる。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、前記スリップリング構造を前記シャフトに対して安定的に固定できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
回転子の斜視図である。
回転子の分解斜視図である。
図2のA部拡大図である。
回転子の断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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