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公開番号
2025103964
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023221740
出願日
2023-12-27
発明の名称
エアバッグ制御装置、方法およびプログラム
出願人
トヨタ自動車株式会社
,
豊田合成株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
B60R
21/18 20060101AFI20250702BHJP(車両一般)
要約
【課題】エアバッグの展開時に物の飛散などの不具合の発生を抑制することを、簡素な構成で実現する。
【解決手段】エアバッグ制御ECUは、シートベルト20の一部(ラップベルト部22)に折り畳まれた状態で設けられたエアバッグおよびシートベルト20の一部をエアバッグと共に覆いかつ少なくとも表側に第1の模様(IR模様32)が施されたカバー30を含む範囲を撮影する撮影部(赤外線カメラ)によって撮影された画像(IR画像)上での第1の模様(IR模様32)の見え方に応じて、エアバッグの展開の可否および着座乗員への警告の可否の少なくとも一方を判定する制御部として機能する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
シートベルトの一部に折り畳まれた状態で設けられたエアバッグおよび前記シートベルトの一部を前記エアバッグと共に覆いかつ少なくとも表側に第1の模様が施されたカバーを含む範囲を撮影する撮影部によって撮影された画像上での前記第1の模様の見え方に応じて、前記エアバッグの展開の可否および着座乗員への警告の可否の少なくとも一方を判定する制御部を含むエアバッグ制御装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記エアバッグは、前記シートベルトの装着状態においてラップベルト部の上側に収納されたラップベルトエアバッグであり、前記カバーは前記エアバッグおよび前記ラップベルト部を覆うように設けられ、前記カバーの上側表面に前記第1の模様が施されている請求項1記載のエアバッグ制御装置。
【請求項3】
前記エアバッグは、前記シートベルトの装着状態においてショルダベルト部の前側に収納されたショルダベルトエアバッグであり、前記カバーは前記エアバッグおよび前記ショルダベルト部を覆うように設けられ、前記カバーの前側表面に前記第1の模様が施されている請求項1記載のエアバッグ制御装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記シートベルトに設けられたタング部材がバックルに係合されてから第1所定時間以上継続して前記画像上で前記第1の模様が見えている場合、または、車両の走行中に前記画像上で前記第1の模様が見えている場合に、前記エアバッグの展開を許可する請求項1~請求項3の何れか1項記載のエアバッグ制御装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記シートベルトに設けられたタング部材がバックルに係合されてから第2所定時間以上継続して前記画像上で前記第1の模様が見えない場合に、前記エアバッグの展開を禁止する請求項4記載のエアバッグ制御装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記シートベルトに設けられたタング部材がバックルに係合されてから前記第2所定時間以上継続して前記画像上で前記第1の模様が見えない場合であって、かつ、前記シートベルトが設けられたシートの座面への荷重を検出する着座センサにより、前記タング部材がバックルに係合されるよりも前に検出された前記荷重が閾値未満の場合に、前記着座乗員へ警告する請求項5記載のエアバッグ制御装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記シートベルトに設けられたタング部材がバックルに係合されてから第3所定時間以上経過した後に前記画像上で前記第1の模様が見えなくなった場合、または、前記車両の走行中に前記画像上で前記第1の模様が見えない状態が第4所定時間以上継続した場合に、前記エアバッグの展開を禁止することおよび前記着座乗員へ警告することの少なくとも一方を行う請求項4記載のエアバッグ制御装置。
【請求項8】
前記カバーの下側に前記第1の模様と異なる第2の模様が施されており、
前記制御部は、前記画像上で前記第2の模様が見えている場合に、前記ラップベルトエアバッグの展開を禁止する請求項2記載のエアバッグ制御装置。
【請求項9】
前記カバーの後側に前記第1の模様と異なる第2の模様が施されており、
前記制御部は、前記画像上で前記第2の模様が見えている場合に、前記ショルダベルトエアバッグの展開を禁止する請求項3記載のエアバッグ制御装置。
【請求項10】
前記撮影部は赤外線カメラであり、前記第1の模様は、第1の部分と前記第1の部分よりも赤外線の反射率が高い第2の部分とを組み合わせた模様である請求項1記載のエアバッグ制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示はエアバッグ制御装置、エアバッグ制御方法およびエアバッグ制御プログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、シートベルトのラップベルト部に、折り畳まれたラップベルトエアバッグを収納し、車両衝突時にラップベルトエアバッグを膨張させ、シートに着座した乗員を保護する乗員保護装置が記載されている(特許文献1の図1~5、9、10を参照)。
【0003】
また特許文献2には、ラップベルト部にエアバッグを収納するシートベルトを使用してチャイルドシートがシートに固定されている場合に、排気口からの膨張用ガスの排気を許容することでエアバッグの突出を抑制する乗員保護装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-066425号公報
特開2023-049380号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ラップベルトエアバッグを収納するシートベルトを使用してチャイルドシートをシートに固定している場合、ラップベルトエアバッグの展開時に、特許文献2に記載の排気口からの排気だけでは膨張用ガスの排気が間に合わない可能性がある。このため、特許文献1、2に記載の技術では、ラップベルトエアバッグの展開時にチャイルドシートの飛散や破損、エアバッグの破裂による膨張用ガスの放出などを十分に防止できない虞がある。また、シートベルトを装着した乗員が膝(大腿部)の上にPC(personal computer)などの物を載置している場合にも、ラップベルトエアバッグの展開時に載置物の飛散や破損が生ずる可能性がある。
【0006】
本開示は上記事実を考慮して成されたもので、エアバッグの展開時に物の飛散などの不具合の発生を抑制することを、簡素な構成で実現できるエアバッグ制御装置、エアバッグ制御方法およびエアバッグ制御プログラムを得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の態様に係るエアバッグ制御装置は、シートベルトの一部に折り畳まれた状態で設けられたエアバッグおよび前記シートベルトの一部を前記エアバッグと共に覆いかつ少なくとも表側に第1の模様が施されたカバーを含む範囲を撮影する撮影部によって撮影された画像上での前記第1の模様の見え方に応じて、前記エアバッグの展開の可否および着座乗員への警告の可否の少なくとも一方を判定する制御部を含んでいる。
【0008】
第1の態様において、「シートベルトの一部の表側」とは、シートベルトが捩れなく装着された状態で、シートベルトの一部の表裏のうち撮影部から見て手前となる側を意味している。シートベルトは一枚布で形成されるため、表面と裏面とで異なる模様を施すことが難しく、撮影部によって撮影された画像上での模様の見え方から、シートベルト(エアバッグ)の表裏の向きや捩れなどを検知することは困難である。これに対してエアバッグのカバーは少なくとも表側に第1の模様を施すことが容易であり、撮影部によって撮影された画像上での第1の模様の見え方から、シートベルト(エアバッグ)の表裏の向きや捩れなどを正確に検知できる。
【0009】
そして、第1の態様では、撮影部によって撮影された画像上での第1の模様の見え方に応じて、エアバッグの展開の可否および着座乗員への警告の可否の少なくとも一方を判定する。これにより、画像上での第1の模様の見え方が、例えば「シートベルトによるチャイルドシートの固定」、「シートベルトの捩れ」、「乗員の膝上への物の載置」の何れにも該当しない見え方の場合は、エアバッグの展開有りまたは着座乗員への警告無しと判定できる。また、画像上での第1の模様の見え方が、例えば「シートベルトによるチャイルドシートの固定」、「シートベルトの捩れ」、「乗員の膝上への物の載置」の何れかに該当する見え方の場合は、エアバッグの展開無しまたは着座乗員への警告有りと判定できる。
【0010】
なお、エアバッグの展開無しと判定した場合、エアバッグの展開が禁止されることで、シートベルトにより固定したチャイルドシート、或いは、乗員の膝上に載置された載置物の飛散を確実に防止できる。また、着座乗員への警告有りと判定した場合、例えば、乗員によってシートベルトの捩れが解消されたり、乗員の膝上の載置物が除去されることで、エアバッグの展開挙動の安定化を図ることができる。従って、第1の態様によれば、エアバッグの展開時に物の飛散などの不具合の発生を抑制することを、エアバッグの排気口を開閉可能とするなどの構成を必要とすることなく、簡素な構成で実現できる。
(【0011】以降は省略されています)
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