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公開番号
2025106065
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-11
出願番号
2023223860
出願日
2023-12-31
発明の名称
給湯暖房機
出願人
株式会社パロマ
代理人
個人
主分類
F24D
3/08 20060101AFI20250704BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】第2バーナによって生じた燃焼排気の温度低下により第2熱交換器周りに結露が生じることを抑制することができる。
【解決手段】給湯暖房機1は、暖房回路3などを収容する収容体1Aと、収容体1A内に空気を供給するファン20と、収容体1A内を仕切る仕切部材80と、熱媒循環路48の温度を検知する温度センサ40,41と、端末流路38G,38Hへの熱媒の供給が切替弁39H,39Gによって許可された状態で、暖房循環ポンプ37が回転数RN0で駆動するように制御する制御装置70と、を備える。制御装置70は、温度センサ40,41が検知した温度が所定の閾値TH以下である場合、暖房循環ポンプ37の回転数を回転数RN0よりも減少させる結露抑制運転を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
熱媒を流す端末流路を有するとともに前記端末流路を流れる前記熱媒の熱を放熱する放熱端末に前記熱媒を供給し、前記端末流路への前記熱媒の供給を遮断する状態と許可する状態とに切り替わる切替弁を制御する給湯暖房機であって、
ガスを燃焼させる第1バーナと、前記第1バーナで生じた排気によって加熱される第1熱交換器と、を備え、外部から供給される水を前記第1熱交換器によって加熱して湯を供給する給湯回路と、
ガスを燃焼させる第2バーナと、前記第2バーナで生じた排気によって加熱される第2熱交換器と、前記端末流路とともに前記熱媒を循環させる経路となり、前記第2熱交換器を通る熱媒循環路と、前記熱媒循環路における前記熱媒を流動させるポンプと、を備え、前記第2熱交換器によって前記熱媒を加熱し、前記熱媒循環路を介して前記熱媒を前記端末流路へと供給する暖房回路と、
前記第1バーナ、前記第2バーナ、前記第1熱交換器、及び前記第2熱交換器を収容する収容体と、
前記収容体内を前記第1バーナ及び前記第1熱交換器を収容する給湯燃焼室と前記第2バーナ及び前記第2熱交換器を収容する暖房燃焼室とに仕切る仕切部材と、
前記収容体内に空気を供給するファンと、
前記第1バーナ及び前記第2バーナの燃焼を制御し、且つ、前記ファンの回転数を制御する燃焼制御部と、
前記熱媒循環路の温度を検知する温度センサと、
前記端末流路への前記熱媒の供給が前記切替弁によって許可された状態で、前記ポンプを回転駆動させるように通常運転を行うポンプ制御部と、
を備え、
前記燃焼制御部は、前記第2バーナを燃焼させずに前記第1バーナを燃焼させる給湯単独運転の際には前記第1バーナの燃焼領域及びガス供給量に対応する回転数で前記ファンを回転させ、前記第1バーナを燃焼させずに前記第2バーナを燃焼させる暖房単独運転の際には前記第2バーナの燃焼領域及びガス供給量に対応する回転数で前記ファンを回転させ、前記第1バーナ及び前記第2バーナを燃焼させる同時運転の際には前記第1バーナの燃焼領域及びガス供給量に対応する回転数で前記ファンを回転させ、
前記ポンプ制御部は、少なくとも前記同時運転の際に前記温度センサが検知した温度が閾値以下である場合、前記第1バーナの燃焼領域及びガス供給量に対応する回転数よりも低い回転数で前記ポンプを駆動する結露抑制運転を行う
給湯暖房機。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
前記ポンプ制御部は、前記同時運転を行っている場合において前記通常運転中に前記温度センサが検知した温度が前記閾値以下となった場合、前記ポンプの回転数を段階的に減少させるように前記結露抑制運転を行う
請求項1に記載の給湯暖房機。
【請求項3】
当該給湯暖房機から前記熱媒を流す前記端末流路として第1端末流路と第2端末流路とが含まれ、
当該給湯暖房機から前記熱媒を供給する前記放熱端末として、前記第1端末流路を流れる前記熱媒の熱を放熱する第1放熱端末と、前記第2端末流路を流れる前記熱媒の熱を放熱する一又は複数の第2放熱端末と、が含まれており、
前記切替弁として、前記第1端末流路への前記熱媒の供給を遮断する状態と許可する状態とに切り替わる第1切替弁と、前記第2端末流路への前記熱媒の供給を遮断する状態と許可する状態とに切り替わる第2切替弁と、が含まれ、
前記ポンプ制御部は、複数の前記切替弁のうちの少なくとも一つの前記切替弁の切り替えによって放熱状態となる前記放熱端末の数が減少する場合、前記結露抑制運転を行わない
請求項1又は請求項2に記載の給湯暖房機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、給湯暖房機に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、給湯暖房熱源機が記載されている。この給湯暖房熱源機は、缶体の内部における共通の外郭を構成する燃焼室に、給水管路から供給される水を加熱する給湯バーナと、暖房側の湯水流通経路の湯水を加熱する暖房バーナとを備える。燃焼室の下部には、給湯バーナ及び暖房バーナの燃焼用空気を燃焼室内に供給するために共通に設けられた給排気ファンを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-185093公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、この種の給湯暖房熱源機は、給湯側の給水管路からはリモートコントローラで設定された温度の湯を正確に出湯することが要求されるのに対し、暖房側(床暖房など)は、一般に必ずしも給湯側ほどの正確な温度は必要なく、外部暖房端末に熱媒を循環させれば外部暖房端末による暖房が可能になる。そこで、上記特許文献1のように、共通の燃焼室に収容される給湯側のバーナと暖房側のバーナとの双方を同時に燃焼させて制御するような同時運転の場合には、給湯側の回路に対して暖房側の回路よりも精度の高い制御が必要になるため、給湯側の回路を中心に燃焼制御を行うことが考えられる。
【0005】
しかしながら、同時運転の場合に給湯側の回路を中心に燃焼制御を行うと、給湯側の要求燃焼量に応じてファンの回転数が低くなり、暖房バーナの燃焼量が低くなることがある。この場合、暖房側の回路を循環する湯水の温度が低いと、暖房側の回路における熱交換器回りの燃焼排ガスの温度が過剰に下げられ、暖房側の回路における熱交換器の周辺に結露が生じる虞がある。
【0006】
本開示の目的の一つは、給湯側のバーナと暖房側のバーナを共通の収容体内に収容させてなる給湯暖房機おいて、暖房側のバーナによって生じた燃焼排気の温度低下により暖房側の熱交換器周りに結露が生じることを抑制する技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一つである給湯暖房機は、
熱媒を流す端末流路を有するとともに前記端末流路を流れる前記熱媒の熱を放熱する放熱端末に前記熱媒を供給し、前記端末流路への前記熱媒の供給を遮断する状態と許可する状態とに切り替わる切替弁を制御する給湯暖房機であって、
ガスを燃焼させる第1バーナと、前記第1バーナで生じた排気によって加熱される第1熱交換器と、を備え、外部から供給される水を前記第1熱交換器によって加熱して湯を供給する給湯回路と、
ガスを燃焼させる第2バーナと、前記第2バーナで生じた排気によって加熱される第2熱交換器と、前記端末流路とともに前記熱媒を循環させる経路となり、前記第2熱交換器を通る熱媒循環路と、前記熱媒循環路における前記熱媒を流動させるポンプと、を備え、前記第2熱交換器によって前記熱媒を加熱し、前記熱媒循環路を介して前記熱媒を前記端末流路へと供給する暖房回路と、
前記第1バーナ、前記第2バーナ、前記第1熱交換器、及び前記第2熱交換器を収容する収容体と、
前記収容体内を前記第1バーナ及び前記第1熱交換器を収容する給湯燃焼室と前記第2バーナ及び前記第2熱交換器を収容する暖房燃焼室とに仕切る仕切部材と、
前記収容体内に空気を供給するファンと、
前記第1バーナ及び前記第2バーナの燃焼を制御し、且つ、前記ファンの回転数を制御する燃焼制御部と、
前記熱媒循環路の温度を検知する温度センサと、
前記端末流路への前記熱媒の供給が前記切替弁によって許可された状態で、前記ポンプを回転駆動させるように通常運転を行うポンプ制御部と、
を備え、
前記燃焼制御部は、前記第2バーナを燃焼させずに前記第1バーナを燃焼させる給湯単独運転の際には前記第1バーナの燃焼領域及びガス供給量に対応する回転数で前記ファンを回転させ、前記第1バーナを燃焼させずに前記第2バーナを燃焼させる暖房単独運転の際には前記第2バーナの燃焼領域及びガス供給量に対応する回転数で前記ファンを回転させ、前記第1バーナ及び前記第2バーナを燃焼させる同時運転の際には前記第1バーナの燃焼領域及びガス供給量に対応する回転数で前記ファンを回転させ、
前記ポンプ制御部は、少なくとも前記同時運転の際に前記温度センサが検知した温度が閾値以下である場合、前記第1バーナの燃焼領域及びガス供給量に対応する回転数よりも低い回転数で前記ポンプを駆動する結露抑制運転を行う。
【発明の効果】
【0008】
本開示に係る技術は、給湯側のバーナと暖房側のバーナを共通の収容体内に収容させてなる給湯暖房機おいて、暖房側のバーナによって生じた燃焼排気の温度低下により暖房側の熱交換器周りに結露が生じることを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1実施形態に係る給湯暖房機の構成を概略的に例示する概略回路図である。
図2は、暖房循環ポンプの駆動時の処理を示すフローチャートである。
図3は結露抑制運転の開始時における暖房循環ポンプの回転数の変化を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下の〔1〕~〔4〕の各々は、本開示に含まれる技術の一例である。
(【0011】以降は省略されています)
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