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公開番号2025099735
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216629
出願日2023-12-22
発明の名称給湯器
出願人株式会社パロマ
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類F24H 1/14 20220101AFI20250626BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】他方の燃焼部の使い勝手を損なうことなく一方の燃焼部の低温出湯を抑制すること。
【解決手段】給湯暖房機1であって、給湯燃焼部4A及び暖房燃焼部5Aと、これらの燃焼部によって共用される1つの燃焼ファン10と、制御基板79と、を備え、給湯燃焼部4Aは、入水口から供給される水を熱交換器(給湯一次熱交換器11及び給湯二次熱交換器12)に供給する給水管22と、熱交換器で加熱された湯水を出湯口から出湯する出湯管27と、給水管22と出湯管27とに接続されており、熱交換器を介さずに入水口と出湯口とを短絡させるバイパス管30と、バイパス管30を開閉するバイパス弁31と、を有し、制御基板79は、給湯燃焼部4Aの燃焼が停止した後に燃焼ファン10が回転した場合は、燃焼ファン10が回転しなかった場合に比べてバイパス弁31の開度を小さくする、給湯暖房機1。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
給湯器であって、
ガスバーナと、前記ガスバーナの燃焼熱によって水を加熱する熱交換器と、を有する2つの燃焼部と、
2つの前記燃焼部によって共用される1つの燃焼ファンと、
コントローラと、
を備え、
一方の前記燃焼部は、
入水口から供給される水を前記熱交換器に供給する給水管と、
前記熱交換器で加熱された湯水を出湯口から出湯する出湯管と、
前記給水管と前記出湯管とに接続されており、前記熱交換器を介さずに前記入水口と前記出湯口とを短絡させるバイパス管と、
前記バイパス管を開閉するバイパス弁と、
を有し、
前記コントローラは、前記一方の前記燃焼部の燃焼が停止した後に前記燃焼ファンが回転した場合は、前記燃焼ファンが回転しなかった場合に比べて前記バイパス弁の開度を小さくする、給湯器。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の給湯器であって、
前記コントローラは、前記一方の前記燃焼部の燃焼が停止すると第1の規定時間が経過するまで前記バイパス弁の開度を段階的又は連続的に大きくし、前記第1の規定時間が経過すると前記バイパス弁の開度を段階的又は連続的に小さくする、給湯器。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の給湯器であって、
前記コントローラは、前記一方の前記燃焼部の燃焼が停止した時からの前記燃焼ファンの累積回転時間が第2の規定時間に達すると前記バイパス弁の開度を小さくする、給湯器。
【請求項4】
請求項3に記載の給湯器であって、
前記コントローラは、前記累積回転時間が前記第2の規定時間に達して前記バイパス弁の開度を小さくするとき、前記バイパス弁の開度を段階的に小さくする、給湯器。
【請求項5】
請求項3に記載の給湯器であって、
前記一方の前記燃焼部は複数の前記ガスバーナを有し、燃焼させる前記ガスバーナの数を切り替え可能であり、
前記コントローラは、前記一方の前記燃焼部が燃焼を停止する直前に燃焼していた前記ガスバーナの数に応じて前記第2の規定時間を異ならせる、給湯器。
【請求項6】
請求項3に記載の給湯器であって、
目標温度の湯水が出湯されるガスインプット量を通常ガスインプット量と定義した場合に、
前記コントローラは、前記第2の規定時間が経過した後に前記一方の前記燃焼部の燃焼を開始する場合は、その燃焼を開始した時から一定時間が経過するまで、前記ガスバーナへのガスインプット量を前記通常ガスインプット量より多くする、給湯器。
【請求項7】
請求項3に記載の給湯器であって、
前記出湯管において前記熱交換器より下流側、且つ、前記バイパス管との合流位置より上流側の湯水の温度を検出する第1の温度センサを備え、
前記コントローラは、前記第2の規定時間が経過した後に前記一方の前記燃焼部の燃焼を開始する場合は、燃焼を開始する直前の前記バイパス弁の開度を、前記第1の温度センサによって検出される温度が所定の温度に達するまで維持する、給湯器。
【請求項8】
請求項3に記載の給湯器であって、
前記入水口から供給される水の温度を検出する第2の温度センサを備え、
前記コントローラは、前記第2の温度センサによって検出された水の温度に応じて前記第2の規定時間を異ならせる、給湯器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書で開示する技術は、給湯器に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、1つの燃焼ファンを2つの燃焼部で共用する給湯器が知られている。このような給湯器では、一方の燃焼部が燃焼を停止した後、他方の燃焼部のガスバーナの燃焼などによって燃焼ファンが回転を開始すると、一方の燃焼部の熱交換器が冷やされる。このため、一方の給湯器が燃焼を再開したときに、目標温度より大幅に低温の湯水が出湯される低温出湯が起きる虞がある。
【0003】
このため、従来、低温出湯を抑制する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、特許文献1に記載の給湯システムは、給湯器と放熱装置とを備えている。給湯器は、給湯用の第1熱交換器と第1バーナを収納する第1燃焼室と、暖房回路用の第2熱交換器と第2バーナを収納する第2燃焼室と、第1、第2バーナの少なくとも一方が燃焼中に作動して第1、第2燃焼室の双方に送風する燃焼ファンとを備えている。
当該給湯システムでは、給湯動作の停止後の所定期間は、放熱装置から給湯器への動作要求の送信を禁止等する。これにより、給湯動作の停止後、給湯動作が再開されなければ、燃焼ファンが停止した状態(あるいは小風量の状態)に維持され、燃焼ファンからの送風による給湯側熱交換器(第1熱交換器)の冷却が抑制されて、給湯再開時の出湯温度の著しい低下が防止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-091542号公報(段落0008~0009)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の給湯システムは、給湯動作の停止後の所定期間は、放熱装置から給湯器への動作要求の送信を禁止等するので、所定期間中は給湯器を使うことができない。このため使い勝手が損なわれる虞がある。
本発明の一態様は、他方の燃焼部の使い勝手を損なうことなく一方の燃焼部の低温出湯を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の給湯器は、ガスバーナと、前記ガスバーナの燃焼熱によって水を加熱する熱交換器と、を有する2つの燃焼部と、2つの前記燃焼部によって共用される1つの燃焼ファンと、コントローラと、を備え、一方の前記燃焼部は、入水口から供給される水を前記熱交換器に供給する給水管と、前記熱交換器で加熱された湯水を出湯口から出湯する出湯管と、前記給水管と前記出湯管とに接続されており、前記熱交換器を介さずに前記入水口と前記出湯口とを短絡させるバイパス管と、前記バイパス管を開閉するバイパス弁と、を有し、前記コントローラは、前記一方の前記燃焼部の燃焼が停止した後に前記燃焼ファンが回転した場合は、前記燃焼ファンが回転しなかった場合に比べて前記バイパス弁の開度を小さくする。
【発明の効果】
【0007】
上記の構成によると、他方の燃焼部の使い勝手を損なうことなく一方の燃焼部の低温出湯を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態1に係る給湯暖房機の正面図である。
図2は、フロントカバーを除いた給湯暖房機の正面図である。
図3は、給湯暖房機の概略回路図である。
図4は、給湯燃焼部の燃焼が停止した後のバイパス弁の制御を説明するためのタイミングチャートである。
図5は、従来の制御及び実施形態1に係る制御における湯水の温度変化を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[実施形態の概要]
最初に本開示の実施形態の概要を列挙して説明する。
【0010】
(1)実施形態に係る給湯器は、ガスバーナと、前記ガスバーナの燃焼熱によって水を加熱する熱交換器と、を有する2つの燃焼部と、2つの前記燃焼部によって共用される1つの燃焼ファンと、コントローラと、を備え、一方の前記燃焼部は、入水口から供給される水を前記熱交換器に供給する給水管と、前記熱交換器で加熱された湯水を出湯口から出湯する出湯管と、前記給水管と前記出湯管とに接続されており、前記熱交換器を介さずに前記入水口と前記出湯口とを短絡させるバイパス管と、前記バイパス管を開閉するバイパス弁と、を有し、前記コントローラは、前記一方の前記燃焼部の燃焼が停止した後に前記燃焼ファンが回転した場合は、前記燃焼ファンが回転しなかった場合に比べて前記バイパス弁の開度を小さくする。
(【0011】以降は省略されています)

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