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公開番号2025106117
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-11
出願番号2025072106,2025510688
出願日2025-04-24,2024-03-22
発明の名称弾性着衣の装着補助具および装着補助キット、並びに、弾性着衣の装着準備方法および装着方法
出願人国立大学法人浜松医科大学
代理人個人
主分類A47G 25/90 20060101AFI20250704BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】持ち運びの利便性が向上した弾性着衣の装着補助具および装着補助キット、並びに、弾性着衣の装着準備方法および装着方法を提供することを課題とする。
【解決手段】弾性着衣の装着補助具であって、該装着補助具は、
複数個のリング形成用部材と、
伸縮可能な材料で形成され、前記リング形成用部材を連結する連結体と、
を含み、
前記リング形成用部材は、
大きさが10mm~30mmであり、
前記連結体が挿通される貫通孔を具備し、
前記連結体を前記貫通孔に挿通することで形成したリング体の非伸長状態のサイズは、
前記リング体を構成する前記リング形成用部材に内接する仮想線が円となるように前記リ
ング体を配置した際の直径が40mm~90mmである
装着補助具、により課題を解決できる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
弾性着衣の装着補助具であって、該装着補助具は、
複数個のリング形成用部材と、
伸縮可能な材料で形成され、前記リング形成用部材を連結する連結体と、
を含み、
前記リング形成用部材は、
大きさが10mm~30mmであり、
前記連結体が挿通される貫通孔を具備し、
前記連結体を前記貫通孔に挿通することで形成したリング体の非伸長状態のサイズは、
前記リング体を構成する前記リング形成用部材に内接する仮想線が円となるように前記リ
ング体を配置した際の直径が40mm~130mmである
装着補助具。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記直径が、40mm~70mmである
請求項1に記載の装着補助具。
【請求項3】
前記直径が、40mm~90mmである
請求項1に記載の装着補助具。
【請求項4】
前記連結体が、前記リング体の非伸長状態における前記連結体の長さを基準に3~4倍
伸長できる
請求項1に記載の装着補助具。
【請求項5】
前記連結体は、シームレスなリング形状であり、
前記リング形成用部材は、貫通孔からリング形成用部材の外周に到達する切込部分を有
し、
前記連結体は、前記切込部分を介して前記貫通孔に挿通可能である
請求項1に記載の装着補助具。
【請求項6】
前記リング形成用部材および前記連結体は、
前記連結体が伸長時には、前記リング形成用部材が連結体に対して回転および移動可
能であり、
伸長時と比較して、前記連結体が非伸長時には、前記リング形成用部材の前記連結体
に対する回転および移動特性が低下する、
ように形成されている
請求項5に記載の装着補助具。
【請求項7】
弾性着衣の装着補助キットであって、該装着補助キットは、
請求項1~6の何れか一項に記載の装着補助具と、
摩擦力調整シートと、
を含み、
前記摩擦力調整シートは、弾性着衣が接触した状態で移動する際の摩擦力が、第1方向
と前記第1方向と反対方向である第2方向とでは異なる
装着補助キット。
【請求項8】
弾性着衣の装着補助キットであって、該装着補助キットは、
請求項1~6の何れか一項に記載の装着補助具と、
外径が69mm、または、外径が90mmのカップと、
を含む
装着補助キット。
【請求項9】
弾性着衣の装着補助キットであって、該装着補助キットは、
請求項1~6の何れか一項に記載の装着補助具と、
摩擦力調整シートと、
外径が69mm、または、外径が90mmのカップと、
を含み、
前記摩擦力調整シートは、弾性着衣が接触した状態で移動する際の摩擦力が、第1方向
と前記第1方向と反対方向である第2方向とでは異なる
装着補助キット。
【請求項10】
弾性着衣の装着補助キットであって、該装着補助キットは、
請求項1~6の何れか一項に記載の装着補助具と、
外径が36mm~143mmの筒状体と、
を含み、
前記筒状体の外径が、
前記リング体の非伸長状態の直径と同一、または、
前記リング体の非伸長状態の直径の±10%の範囲内である
装着補助キット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本出願における開示は、弾性着衣の装着補助具および装着補助キット、並びに、弾性着衣の装着準備方法および装着方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【0002】
静脈やリンパ管異常による四肢浮腫には、弾性着衣(elastic stocking,ES)による理学療法が有効である。弾性着衣は、寝たきりや車椅子利用者にみられる廃用性浮腫や、エコノミークラス症候群(静脈血栓症)予防などにも有効で、介護業界、一般社会へも市場が拡大している。弾性着衣は、長さ、圧迫圧など、様々なタイプがあり、用途によって使い分けられている。しかしながら、高齢者の多くは腕力が弱く、弾性着衣を一人で着脱できない場合もある。そのため、弾性着衣の装着補助具が知られている。装着補助具としては、(1)引き抜き式、(2)引き上げ式、(3)巻き付け式、が知られている。
【0003】
(1)引き抜き式の例としては、オランダのアリオン社製のマグナイド(商品名)が知られている。図1はマグナイドの使用例を示す写真で、折りたたまれたマグナイドを広げ(a、b)、つま先に装着し(c)、その上から弾性着衣を着用し(d)、弾性着衣を踵上まで上げたら、マグナイドを引き抜く(eの矢印参照)、ことで弾性着衣を装着する。引き抜き式のその他の例としては、特許文献1に記載の方法も知られている。
【0004】
(2)引き上げ式の例としては、ドイツのBSNメディカル社製のストッキングドナー(商品名)が知られている。図2はストッキングドナーの使用例を示す写真で、ストッキングドナー(a)の円形部に弾性着衣を当て(b)、円形部に弾性着衣を下げ蛇腹様に広げ装着し(c)、弾性着衣を装着した円形部につま先を入れ(d)、全体を引き上げる(eの矢印参照)、ことで弾性着衣を装着する。
【0005】
(3)巻き付け式の例としては、シグバリス社製のドッフンドナー(商品名)が知られている。図3はドッフンドナーの使用例を示す写真で、ドッフンドナーは付属のコーンと共に用いられ(a);コーンに弾性着衣被せ、弾性着衣の上にドッフンドナー本体を被せ、本体を上下させることで弾性着衣を本体に巻き付け(b、c);弾性着衣が巻き付いた本体につま先を挿入し(d);皮膚の上を滑らせるように引き上げ(eの矢印参照);足に弾性着衣を装着した後は足に残ったドッフンドナー本体(f)を取り外す;ことで、弾性衣服を装着する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2014-217417号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、図1に示すマグナイドは、膝より上への長いタイプの弾性着衣の装着には向かないという問題がある。また、マグナイドは皮膚を擦るため、皮膚が脆弱な高齢者や、皮膚潰瘍を伴う患者には使用できないという問題もある。また、従来の装着補助具は専用の装置として販売されている。図1乃至図3から明らかなように、従来の装着補助具は比較的大きいことから、持ち運びに不便であるという問題もある。
【0008】
本出願における開示は、上記問題点を解決するためになされたものである。本発明者らは鋭意研究を行ったところ、(1)所定サイズの複数個のリング形成用部材と、(2)伸縮可能な材料で形成され、リング形成用部材を連結する連結体とを用い、(3)連結体をリング形成用部材に挿通することで形成したリング体を所定のサイズにすることで、装着補助具を小型化することができ、(4)リング体のサイズが可変であることから、弾性着衣を支持する筒状体として市販のペットボトル等を使用できるので筒状体を持ち運ぶ必要がないことから、上記問題点を解決できる装着補助具を提供できることを新たに見出した。
【0009】
すなわち、本出願における開示の目的は、持ち運びの利便性が向上した弾性着衣の装着補助具および装着補助キット、並びに、弾性着衣の装着準備方法および装着方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本出願の開示は、以下に示す、弾性着衣の装着補助具および装着補助キット、並びに、弾性着衣の装着準備方法および装着方法に関する。
(【0011】以降は省略されています)

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