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公開番号
2025079193
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-21
出願番号
2023191728
出願日
2023-11-09
発明の名称
管理用治具、管理用システム
出願人
国立大学法人浜松医科大学
代理人
名古屋国際弁理士法人
主分類
A61N
5/10 20060101AFI20250514BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】放射線を照射することなく、正確な品質管理作業を行うことが可能な管理用治具、及び管理用システムを提供する。
【解決手段】照射部を備えたヘッド部3が、患者の周囲を移動して放射線を患者に照射する放射線治療装置1の品質管理に用いられる管理用治具20であって、本体部22と、接続部とを備え、本体部22は、使用時にヘッド部3の側に配置される元側部と、元側部とは反対の側に配置される先側部25と、元側部と先側部25の間に配置される第1目印部と、第1目印部とは異なる位置に配置される第2目印部を備え、元側部26は、接続部の所定箇所に固定されており、先側部25は、照射部ら延びる照射軸線S上の、接続部から所定の距離だけ離れた位置に配置されるように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
所定の方向に向かって放射線を照射する照射部を備えたヘッド部が、患者の周囲を移動して任意の方向から前記放射線を前記患者に照射する放射線治療装置の品質管理に用いられる管理用治具であって、
本体部と、
前記ヘッド部に着脱自在に接続される接続部と、
を備え、
前記本体部は、
使用時に前記ヘッド部の側に配置される元側部と、
使用時に前記元側部とは反対の側に配置される先側部と、
前記元側部と前記先側部の間に配置される第1目印部と、
前記元側部と前記先側部の間の前記第1目印部とは異なる位置に配置される第2目印部と、
を備え、
前記元側部は、前記接続部の所定箇所に固定されており、
前記先側部は、前記接続部が前記ヘッド部に接続されると、前記照射部から前記放射線の照射方向に向かって延びる照射軸線上の、前記接続部から所定の距離だけ離れた位置に配置されるように構成されている、
管理用治具。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記元側部は、前記接続部が前記ヘッド部に接続されると、前記元側部の中心が前記照射軸線上に配置されるように構成されている、
請求項1に記載の管理用治具。
【請求項3】
前記先側部は、前記接続部が前記ヘッド部に接続されると、前記放射線治療装置のアイソセンタに配置されるように構成されている、
請求項1又は請求項2に記載の管理用治具。
【請求項4】
前記本体部は、前記照射軸線に沿って延びる柱形状をしている、
請求項1又は請求項2に記載の管理用治具。
【請求項5】
請求項1に記載の管理用治具と、
前記第1目印部と前記第2目印部の位置に関する位置情報を少なくとも取得する位置情報取得装置と、
を備えた、
前記放射線治療装置の品質管理に用いられる管理用システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、放射線治療装置の品質管理に用いて好適な管理用治具、及び管理用システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
X線や電子線などの放射線を、患者の治療対象部位に照射して、腫瘍などの治療を行う放射線治療装置が知られている。一般的に、放射線治療装置は、ガントリと、患者が載置される治療寝台を備えている。
【0003】
この放射線治療装置のガントリのヘッド部には、治療寝台に載置された患者に向かって放射線が照射される照射部が備えられている。一般に放射線治療装置では、この照射部から所定の方向に向かって延びる軸線に沿って、放射線が照射されるように構成されている。以降において、この照射部から所定の方向に向かって延びる軸線を「照射軸線」とも記載する。
【0004】
また、放射線治療装置には、所定の軸線を中心にガントリを回転する回転機構が備えられている。この回転機構によってガントリが回転動作を行うことで、ヘッド部が、所望の位置に回転移動して、治療対象部位に対して所望の方向から放射線を照射できるように構成されている。以降において、ヘッド部の回転移動の中心を、「ヘッド部の回転中心」、あるいは「幾何学的アイソセンタ」とも記載する。
【0005】
放射線治療装置を用いた放射線治療では、照射軸線上に、治療対象部位が配置されるよう患者を配置して、放射線治療が行われる。即ち、照射部から照射された放射線が、治療対象部位に適切に照射されるように、患者の位置が調節されて、放射線治療が行われる。
【0006】
放射線治療装置では、任意の方向から照射された放射線が、幾何学的アイソセンタにてそれぞれ交差するように構成されている。即ち、ヘッド部が所定の位置に配置された際の照射軸線と、ヘッド部が他の位置に配置された際における照射軸線とが、幾何学的アイソセンタにて交差するように構成されている。以降において、この照射軸線が交差する位置を、「放射線アイソセンタ」とも記載する。また、幾何学的アイソセンタと放射線アイソセンタを総称して、「アイソセンタ」とも記載する。
【0007】
放射線治療装置では、このように構成されることで、治療対象部位をアイソセンタに配置して、治療対象部位に、医師によって作成された治療計画に従って、所望の線量の放射線を所定の方向から照射することができる。
【0008】
放射線治療装置を用いた治療では、正常な細胞に対する影響を可能な限り低減するとともに、適切な治療が行えるようにするため、所定の領域に所望の線量を正確に照射する必要がある。このため、放射線治療装置は、適切な照射が行われるように、その性能が適切に維持されていることが求められる。即ち、適切な放射線の照射が行われるように、放射線治療装置の品質管理が行われ、それぞれの性能が、それぞれの仕様を適切に満たした状態を維持していることが求められる。
【0009】
このような状態を維持するために、放射線治療装置を用いる施設では、放射線治療装置の性能を確認する作業が定期的に行われる。即ち、放射線治療装置の品質管理のための作業が定期的に行われる。以降において、この品質管理のための作業を「品質管理作業」とも記載する。
【0010】
放射線治療装置の品質管理作業では、測定装置や治具などを用いて、放射線治療装置の性能を確認する試験などが行われる。具体的には、放射線治療装置のメーカや、学会や国際規格などによって定められた要求事項等に従って、様々な試験が行われる。例えば、放射線治療装置から照射される放射線に関する性能を確認する試験や、放射線治療装置の機械的な性能を確認する試験や、患者の位置合わせの精度に関する試験や、装置の安全性を確認する試験などが行われる。それらの試験によって、放射線治療装置が、所定の仕様を満たしているか否かが確認される。あるいは、試験によって得られた結果と、装置の据え付け時の結果を比較して、放射線治療装置の性能の経時的な変化が確認される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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