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公開番号2025129343
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-04
出願番号2025113120,2020185342
出願日2025-07-03,2020-11-05
発明の名称イムノクロマト検査キットの製造方法
出願人国立大学法人浜松医科大学,NTN株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類G01N 33/543 20060101AFI20250828BHJP(測定;試験)
要約【課題】従来のイムノクロマト検査キットの製造方法と比べて、イムノクロマト検査キットを安定的に製造できるイムノクロマト検査キットの製造方法を提供する。
【解決手段】イムノクロマト検査キットの製造方法は、多孔質部材からなる担体6を準備する工程と、検出対象物と結合する性質を有する捕捉抗体を先端部に保持している塗布針21を用いて、担体6に捕捉抗体を塗布して、複数の検出部を形成する工程とを備える。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
多孔質部材上に、検体が滴下される検体滴下部と、前記検体中の検出対象物と結合する性質を有する標識抗体が付着しているコンジュゲート部と、前記検出対象物と結合する性質を有する捕捉抗体が付着している少なくとも1つの検出部とを備えるイムノクロマト検査キットの製造方法において、
前記捕捉抗体を先端部に保持している少なくとも1つの塗布針を用いて、前記捕捉抗体を前記多孔質部材に塗布して、少なくとも1つの検出部を形成する工程とを備えるイムノクロマト検査キットの製造方法。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記少なくとも1つの塗布針の先端部の外径は1mm未満である、請求項1に記載のイムノクロマト検査キットの製造方法。
【請求項3】
前記少なくとも1つの検出部を形成塗布する工程では、前記少なくとも1つの塗布針により、前記捕捉抗体がドット状に塗布される、請求項1または2に記載のイムノクロマト検査キットの製造方法。
【請求項4】
前記少なくとも1つの検出部を形成する工程では、少なくとも1つの塗布針を用いて前記多孔質部材に凹部が形成されると同時に、前記捕捉抗体が前記凹部の底面に塗布される、請求項1~3のいずれか1項に記載のイムノクロマト検査キットの製造方法。
【請求項5】
前記少なくとも1つの検出部を形成する工程では、複数の塗布針を用いて捕捉抗体を1次元的または2次元的に間隔を空けて塗布して、複数の検出部を形成する、請求項1~4のいずれか1項に記載のイムノクロマト検査キットの製造方法。
【請求項6】
前記複数の塗布針は、第1種の検出対象物と結合する性質を有する第1捕捉抗体を先端部に保持している第1塗布針と、第2種の検出対象物と結合する性質を有する第2捕捉抗体を先端部に保持している第2塗布針とを含み、
前記複数の検出部を形成する工程では、前記第1塗布針を用いて前記第1捕捉抗体を第1領域に塗布して第1検出部を形成するとともに、前記第2塗布針を用いて前記第2捕捉抗体を第2領域に塗布して第2検出部を形成する、請求項5に記載のイムノクロマト検査キットの製造方法。
【請求項7】
前記複数の塗布針は、第1種の検出対象物と結合する性質を有する第1捕捉抗体を先端部に保持している第1塗布針と、第2種の検出対象物と結合する性質を有する第2捕捉抗体を先端部に保持している第2塗布針と、第3種の検出対象物と結合する性質を有する第3捕捉抗体を先端部に保持している第3塗布針とを含み、
前記複数の検出部を形成する工程では、前記第1塗布針を用いて前記第1捕捉抗体を第1領域に塗布して第1検出部を形成し、前記第2塗布針を用いて前記第2捕捉抗体を第2領域に塗布して第2検出部を形成し、前記第3塗布針を用いて前記第3捕捉抗体を第3領域に塗布して第3検出部を形成する、請求項5に記載のイムノクロマト検査キットの製造方法。
【請求項8】
前記検体滴下部、前記コンジュゲート部、および前記少なくとも1つの検出部が、単一の前記多孔質部材上に形成される、請求項1~7のいずれか1項に記載のイムノクロマト検査キットの製造方法。
【請求項9】
前記検体滴下部、前記コンジュゲート部、および前記少なくとも1つの検出部が、複数の前記多孔質部材上に形成される、請求項1~7のいずれか1項に記載のイムノクロマト検査キットの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、イムノクロマト検査キットの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
イムノクロマトグラフィーは、現在、インフルエンザウイルスを中心に様々な疾患の診断補助として社会実装されている。その原理は抗原抗体反応を利用しており、その簡便さ・有効性ゆえに広く医療現場で使用されている。
【0003】
従来のイムノクロマトグラフィーでは、イムノクロマト検査キット(展開支持体、またはクロマトグラフ媒体とも呼ばれる)の検出部における発色の有無が目視観察される。具体的には、標識抗体と結合した検出対象物が検出部に固定された捕捉抗体に捕捉されて検出部上に十分に集積した場合に、標識抗体に由来する発色が目視にて確認される。
【0004】
国際公開第2010/061772号(特許文献1)には、検出部が、目視判定可能な数mm以上の大きさで形成されたイムノクロマト検査キットが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2010/061772号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記のようなイムノクロマト検査キットの検出部を形成する方法としては、ディスペンサ方式およびインクジェット方式が挙げられる。これらの方式で、検出部を数ミリメートル以下の小さなサイズで形成するためには、ノズル先端部の開口幅をより小さくする必要がある。
【0007】
しかしながら、捕捉抗体を含む液体が高粘度の場合、ノズル先端部の開口幅を小さくしていくと目詰まりが発生する。
【0008】
このため、液体の粘度によっては、検出部の大きさを小さくすることは難しく、高価な捕捉抗体の使用量を抑制することができず、低コスト化が困難であった。
【0009】
本発明の主たる目的は、従来のイムノクロマト検査キットの製造方法と比べて、捕捉抗体の使用量を抑制でき、低コストなイムノクロマト検査キットを製造できるイムノクロマト検査キットの製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係るイムノクロマト検査キットの製造方法は、多孔質部材上に、検体が滴下される検体滴下部と、検体中の検出対象物と結合する性質を有する標識抗体が付着しているコンジュゲート部と、上記検出対象物と結合する性質を有する捕捉抗体が付着している少なくとも1つの検出部とを備えるイムノクロマト検査キットの製造方法である。上記イムノクロマト検査キットの製造方法は、捕捉抗体を先端部に保持している少なくとも1つの塗布針を用いて捕捉抗体を塗布して、少なくとも1つの検出部を形成する工程とを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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