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公開番号2025108253
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-23
出願番号2024002065
出願日2024-01-10
発明の名称タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類B60C 9/22 20060101AFI20250715BHJP(車両一般)
要約【課題】操縦安定性能およびウェットグリップ性能の総合性能の向上を図ることができるタイヤを提供すること。
【解決手段】トレッド部と、トレッド部のタイヤ半径方向内側に存在するバンド層とを備えるタイヤであって、前記バンド層は、ポリエステル繊維からなるフィラメントを含むバンドコードを有し、前記トレッド部は、スチレンブタジエンゴムおよび/またはイソプレン系を含むゴム成分、並びにスチレンおよびシクロペンタジエンをモノマー成分として含む共重合樹脂を含有するゴム組成物により構成され、前記バンドコードのコード径をD(mm)、前記ゴム組成物の、ゴム成分の質量を100質量%とする場合のゴム組成物中の総スチレン量をS(質量%)とする場合、D×Sが0.05超であるタイヤ。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
トレッド部と、トレッド部のタイヤ半径方向内側に存在するバンド層とを備えるタイヤであって、
前記バンド層は、ポリエステル繊維からなるフィラメントを含むバンドコードを有し、
前記トレッド部は、スチレンブタジエンゴムおよび/またはイソプレン系を含むゴム成分、並びにスチレンおよびシクロペンタジエンをモノマー成分として含む共重合樹脂を含有するゴム組成物により構成され、
前記バンドコードのコード径をD(mm)、前記ゴム組成物の、ゴム成分の質量を100質量%とする場合のゴム組成物中の総スチレン量をS(質量%)とする場合、
D×Sが0.05超であるタイヤ。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記ポリエステル繊維が再生ポリエステル繊維である、請求項1記載のタイヤ。
【請求項3】
D×Sが1.0超である、請求項1記載のタイヤ。
【請求項4】
D×Sが1.0超30.0未満である、請求項1記載のタイヤ。
【請求項5】
前記ゴム組成物の30℃における複素弾性率を30℃E*(MPa)とする場合、
30℃E*×Dが3.0以上である、請求項1~4のいずれか一項に記載のタイヤ。
【請求項6】
前記ゴム組成物の0℃におけるtanδ(0℃tanδ)が0.45以上である、請求項1~4のいずれか一項に記載のタイヤ。
【請求項7】
前記ゴム組成物が、前記ゴム成分100質量部に対し、シリカを60質量部以上含有する、請求項1~4のいずれか一項に記載のタイヤ。
【請求項8】
前記ゴム組成物中の前記ゴム成分100質量部に対する前記共重合樹脂の含有量が10質量部以上である、請求項1~4のいずれか一項に記載のタイヤ。
【請求項9】
トレッド面から前記バンドコードまでの距離Gが12.0mm以下である、請求項1~4のいずれか一項に記載のタイヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
これまで、操縦安定性およびウェットグリップ性能を改善する手法が種々検討されている(例えば、特許文献1、2参照)。しかしながら、近年では、これらの性能について、更なる改善が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2013-544936号公報
特開2007-186567号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、操縦安定性能およびウェットグリップ性能の総合性能の向上を図ることができるタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、トレッド部と、トレッド部のタイヤ半径方向内側に存在するバンド層とを備えるタイヤであって、前記バンド層は、ポリエステル繊維からなるフィラメントを含むバンドコードを有し、前記トレッド部は、スチレンブタジエンゴムおよび/またはイソプレン系を含むゴム成分、並びにスチレンおよびシクロペンタジエンをモノマー成分として含む共重合樹脂を含有するゴム組成物により構成され、前記バンドコードのコード径をD(mm)、前記ゴム組成物の、ゴム成分の質量を100質量%とする場合のゴム組成物中の総スチレン量をS(質量%)とする場合、D×Sが0.05超であるタイヤに関する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、操縦安定性能およびウェットグリップ性能の総合性能の向上を図ることができるタイヤが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態に係るタイヤの断面図である。
バンド層を形成するプライの斜視図である。
1本のバンドコードの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の一実施形態であるタイヤは、トレッド部と、トレッド部のタイヤ半径方向内側に存在するバンド層とを備えるタイヤであって、前記バンド層は、ポリエステル繊維からなるフィラメントを含むバンドコードを有し、前記トレッド部は、スチレンブタジエンゴムおよび/またはイソプレン系を含むゴム成分、並びにスチレンおよびシクロペンタジエンをモノマー成分として含む共重合樹脂を含有するゴム組成物により構成され、前記バンドコードのコード径をD(mm)、前記ゴム組成物の、ゴム成分の質量を100質量%とする場合のゴム組成物中の総スチレン量をS(質量%)とする場合、D×Sが0.05超であるタイヤである。
【0009】
理論に拘束されることは意図しないが、本発明のタイヤにおいて、操縦安定性能およびウェットグリップ性能の総合性能が向上するメカニズムとしては、例えば以下のように考えられる。
【0010】
(1)スチレンおよびシクロペンタジエンをモノマー成分として含む共重合樹脂は、スチレンブタジエンゴムおよびイソプレン系と相溶性が高く、かつ嵩高いため、これを含有するゴム組成物は、補強効果を損なうことなく、柔軟性を付与されたものとなるので、ウェットグリップ性能の向上に寄与すると考えられる。
(【0011】以降は省略されています)

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