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公開番号
2025108920
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-24
出願番号
2024002463
出願日
2024-01-11
発明の名称
電線搬送装置
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01B
13/012 20060101AFI20250716BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】外装材付きの電線を、外装材を曲げずに搬送することができる電線搬送装置を提供する。
【解決手段】一端側コネクタ把持部11及び外装材把持部13を搬送機構14が保持して搬送する電線搬送装置1では、一端側コネクタ把持部11が一端側コネクタW15を把持して外装材把持部13がコルゲートチューブW12(外装材)を把持すると電線W11が屈曲状態となり、外装材把持部13に、電線W11が屈曲状態となったときに屈曲の内側でコルゲートチューブW12(外装材)周壁の外周面に押し当てられることでコルゲートチューブW12(外装材)を直線状に延ばす押当て部134が設けられていることを特徴とする。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
チューブ状の外装材に通され、少なくとも一端側にコネクタが接続された電線の搬送のために、当該電線における一端側コネクタを把持する一端側コネクタ把持部と、
前記電線の搬送のために、前記外装材を把持する機構部位であって、前記外装材の周壁に近づく接近方向に前記外装材へと近付けられ、前記接近方向と交差するとともに前記周壁の直径に沿った外装把持方向に前記外装材を把持する外装材把持部と、
前記一端側コネクタ把持部及び前記外装材把持部を保持して搬送する機構部位であり、前記一端側コネクタ把持部の保持位置が前記外装材把持部の保持位置に対し、前記接近方向及び前記外装把持方向の両方と交差する離隔方向に離れるとともに前記接近方向の後方側に位置しており、前記一端側コネクタ把持部が前記一端側コネクタを把持して前記外装材把持部が前記外装材を把持すると前記外装材から前記一端側コネクタに掛けて前記電線が前記接近方向の後方側へと曲げられた屈曲状態となる搬送機構と、を備え、
前記外装材把持部が、
一対の把持片で前記外装材を把持する外装材把持本体部と、
前記一対の把持片の根本側で当該一対の把持片の相互間となる位置で前記離隔方向に突出するように前記外装材把持本体部に立設され、前記電線が前記屈曲状態となったときに屈曲の内側で前記周壁の外周面に押し当てられることで前記外装材を前記離隔方向に直線状に延ばす押当て部と、
を備えていることを特徴とする電線搬送装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記押当て部が、前記接近方向と交差するとともに前記離隔方向に延在するリブ状の部位を有し、当該部位における前記接近方向の前方側の外壁面が前記外装材の前記外周面に押し当てられることを特徴とする請求項1に記載の電線搬送装置。
【請求項3】
前記外装材は、前記外周面に山部と谷部が前記外装材の軸方向に連続した蛇腹状のコルゲートチューブであり、
前記外装材把持部が、前記一対の把持片の根本側で前記接近方向の前方側へと板状に張り出し、前記一対の把持片が前記外装材を把持する際には、前記前方側の端縁部が前記外周面における前記谷部に前記接近方向へと差し入れられることで前記外装材の前記軸方向の位置ずれを抑える接近方向差入れ板を更に備えていることを特徴とする請求項1に記載の電線搬送装置。
【請求項4】
前記接近方向差入れ板は、前記端縁部が、前記接近方向と交差して直線状に延在するとともに、前記接近方向の前方側に掛けて板厚が漸減するテーパ形状となっていることを特徴とする請求項3に記載の電線搬送装置。
【請求項5】
前記外装材は、前記外周面に山部と谷部が前記外装材の軸方向に連続した蛇腹状のコルゲートチューブであり、
前記外装材把持部が、前記一対の把持片それぞれから前記外装把持方向の前方側へと張り出し、当該一対の把持片が前記外装材を把持する際には、前記前方側の端縁部が前記外周面における前記谷部に前記外装把持方向へと差し入れられることで前記外装材の前記軸方向の位置ずれを抑える一対の把持方向差入れ板を更に備えていることを特徴とする請求項1に記載の電線搬送装置。
【請求項6】
前記一対の把持方向差入れ板は、各前記端縁部が、前記外装把持方向と交差しつつ、中途で前記外装把持方向の後方側へと凹んだ屈曲形状で延在するとともに、前記外装把持方向の前方側に掛けて板厚が漸減するテーパ形状となっていることを特徴とする請求項5に記載の電線搬送装置。
【請求項7】
前記電線は、その両端側にコネクタが接続されており、
前記電線の搬送のために、前記一端側コネクタとは異なる他端側コネクタを把持する他端側コネクタ把持部を更に備え、
前記搬送機構には、前記外装把持方向に沿った配列方向について前記外装材把持部の隣に並ぶように前記他端側コネクタ把持部が保持されていることを特徴とする請求項1に記載の電線搬送装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電線を搬送する電線搬送装置に関するものとなっている。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、チューブ状の外装材に電線が通されて端部にコネクタが接続されたワイヤハーネスが広く用いられている。このとき、更なる保護等のために、硬質の樹脂で、ワイヤハーネスの配策形状に沿った筒状に形成されて内側に電線を収めるプロテクタを組付けるといったことが行われる場合がある(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-080385号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、ワイヤハーネスの製造作業の自動化が進められている。このとき、特許文献1に記載されているようなプロテクタ付きのワイヤハーネスを製造する際には、プロテクタを樋状部分とカバー部分とに分割しておき、まず樋状部分にハーネス用の電線を収め、その後にカバー部分を取り付ける等といった作業が行われることがある。このような作業を自動化する際には、ロボットアーム等の搬送機構を有する電線搬送装置に、外装材付きの電線を搬送して治具板上にセットされたプロテクタの樋状部分に電線を収めるといった動作を行わせる場合がある。ここで、外装材は、その端部等が電線とともにプロテクタの樋状部分に収められることがあるが、搬送中の外装材が曲がっていると樋状部分への収容が困難となる可能性があり、自動化の妨げとなっている。
【0005】
従って、本発明は、上記のような問題に着目し、外装材付きの電線を、外装材を曲げずに搬送することができる電線搬送装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、電線搬送装置は、チューブ状の外装材に通され、少なくとも一端側にコネクタが接続された電線の搬送のために、当該電線における一端側コネクタを把持する一端側コネクタ把持部と、前記電線の搬送のために、前記外装材を把持する機構部位であって、前記外装材の周壁に近づく接近方向に前記外装材へと近付けられ、前記接近方向と交差するとともに前記周壁の直径に沿った外装把持方向に前記外装材を把持する外装材把持部と、前記一端側コネクタ把持部及び前記外装材把持部を保持して搬送する機構部位であり、前記一端側コネクタ把持部の保持位置が前記外装材把持部の保持位置に対し、前記接近方向及び前記外装把持方向の両方と交差する離隔方向に離れるとともに前記接近方向の後方側に位置しており、前記一端側コネクタ把持部が前記一端側コネクタを把持して前記外装材把持部が前記外装材を把持すると前記外装材から前記一端側コネクタに掛けて前記電線が前記接近方向の後方側へと曲げられた屈曲状態となる搬送機構と、を備え、前記外装材把持部が、一対の把持片で前記外装材を把持する外装材把持本体部と、前記一対の把持片の根本側で当該一対の把持片の相互間となる位置で前記離隔方向に突出するように前記外装材把持本体部に立設され、前記電線が前記屈曲状態となったときに屈曲の内側で前記周壁の外周面に押し当てられることで前記外装材を前記離隔方向に直線状に延ばす押当て部と、を備えていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
上述の電線搬送装置によれば、外装材付きの電線を、外装材を曲げずに搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態に係る電線搬送装置を示す斜視図である。
図1に示されている電線搬送装置を、図1中の矢印V11方向から見た側面図である。
図1及び図2に示されている搬送機構が一端側コネクタ把持部及び外装材把持部を搬送して各把持部に各把持対象を把持させる様子を示した図である。
図1~図3に示されている外装材把持部を拡大して示した拡大斜視図である。
図4に示されている外装材把持部における一対の把持片の近傍部分を、把持対象のコルゲートチューブとともに、図4中の矢印V12方向から見た上面図と、矢印V13方向から見た正面図とで示した図である。
電線における一端側コネクタとコルゲートチューブとの距離が所定の第1距離の場合に、一端側コネクタとコルゲートチューブが各々把持された様子を示した図である。
電線における一端側コネクタとコルゲートチューブとの距離が図6に示されている第1距離よりも短い第2距離の場合に、一端側コネクタとコルゲートチューブが各々把持された様子を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、電線搬送装置の一実施形態について説明する。
【0010】
図1は、一実施形態に係る電線搬送装置を示す斜視図である。図2は、図1に示されている電線搬送装置を、図1中の矢印V11方向から見た側面図である。
(【0011】以降は省略されています)
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