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公開番号2025092026
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207651
出願日2023-12-08
発明の名称給電装置
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H02G 11/00 20060101AFI20250612BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】車両の車室内で使用される機器の使用範囲を拡大することができる給電装置を提供することを目的とする。
【解決手段】給電装置1は、車両100の車室内で使用される機器に対して給電する複数の配索材10と、複数の配索材10が収容される収容空間部25および収容空間部25と外部とを連通する開口部26が設けられた給電ケース20と、給電ケース20の開口部26と接続されるスライドレール30と、開口部26から給電ケース20の外側に引き出された複数の配索材10のそれぞれの端部10aを個別にスライドレール30に沿ってスライド可能に支持する複数のスライドプロテクタ40と、を備え、複数の配索材10の各端部10aには、機器と接続されるコネクタ49が設けられる。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
車両の車室内で使用される機器に対して給電する複数の配索材と、
前記複数の配索材が収容される収容空間部と、前記収容空間部と外部とを連通する開口部と、が設けられた給電ケースと、
前記給電ケースの前記開口部と接続されるスライドレールと、
前記開口部から前記給電ケースの外側に引き出された前記複数の配索材のそれぞれの端部を個別に前記スライドレールに沿ってスライド可能に支持する複数のスライドプロテクタと、
を備え、
前記複数の配索材の各前記端部には、前記機器と接続されるコネクタが設けられる、
給電装置。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記スライドレールは、当該スライドレールの幅方向に互いに間隔をあけて一対で設けられ前記複数の配索材がそれぞれ個別に配索される内部空間部と、前記内部空間部の間に当該内部空間部と連通して形成され前記複数のスライドプロテクタがスライド可能に設けられる外部空間部と、を有する、
請求項1に記載の給電装置。
【請求項3】
前記複数のスライドプロテクタは、前記外部空間部に配置される本体部と、前記本体部から前記内部空間部の一方または他方に突出する突出部と、をそれぞれ有し、
前記複数の配索材の各前記端部は、前記突出部の内部および前記本体部の内部を経由して外部に引き出され、端末に前記コネクタが設けられる引出部を有する、
請求項2に記載の給電装置。
【請求項4】
前記給電ケースおよび前記スライドレールは、前記車両の天井に設置され、
前記複数のスライドプロテクタは、前記スライドレールに対して手動で当該スライドレールに沿ってスライド可能に構成される、
請求項1または2に記載の給電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、給電装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来の給電装置に関する技術として、例えば、特許文献1には、車両のスライドシートに対して給電する配索材と、配索材が収容される給電ケースと、給電ケースの配索材出口と接続されるスライドレールと、給電ケースの外側に引き出された配索材の端部をスライドレールに沿ってスライド可能に支持するスライドプロテクタと、を備えた給電装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-69153号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した特許文献1に記載の給電装置では、給電の対象が車両のスライドシートであるが、例えば、給電の対象が車両の車室内で使用される機器である場合があり、この場合、機器の使用範囲拡大の点で更なる改善の余地があった。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、車両の車室内で使用される機器の使用範囲を拡大することができる給電装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係る給電装置は、車両の車室内で使用される機器に対して給電する複数の配索材と、前記複数の配索材が収容される収容空間部と、前記収容空間部と外部とを連通する開口部と、が設けられた給電ケースと、前記給電ケースの前記開口部と接続されるスライドレールと、前記開口部から前記給電ケースの外側に引き出された前記複数の配索材のそれぞれの端部を個別に前記スライドレールに沿ってスライド可能に支持する複数のスライドプロテクタと、を備え、前記複数の配索材の各前記端部には、前記機器と接続されるコネクタが設けられる。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る給電装置は、開口部から給電ケースの外側に引き出された複数の配索材のそれぞれの端部を個別にスライドレールに沿ってスライド可能に支持する複数のスライドプロテクタを備える。この構成により、給電装置は、例えば、複数のスライドプロテクタによって、複数の配索材のそれぞれの端部をスライドレールに沿ってそれぞれ独立してストロークさせることができる。この結果、給電装置は、車両の車室内で使用される機器の使用範囲を拡大することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る給電装置の例示的な斜視図である。
図2は、実施形態に係る給電装置のスライドレールが取り外された状態の例示的な平面図であって、高さ方向の下方側(車室内側)から見た図である。
図3は、実施形態に係る給電装置のスライドレールが取り外された状態の例示的な平面図であって、高さ方向の上方側から見た図である。
図4は、実施形態に係る給電装置のスライドレールの延在方向の他端部(開口部の近傍)の例示的な断面図である。
図5は、実施形態に係る給電装置のスライドレールの延在方向の一端部(取付部の近傍)の例示的な断面図である。
図6は、実施形態に係る給電装置のスライドプロテクタの例示的な斜視図である。
図7は、実施形態に係る給電装置のスライドプロテクタおよび配索材の端部の例示的な斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、下記実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。なお、本明細書では、序数は、部品や、部材、部位、位置、方向等を区別するためだけに用いられており、順番や優先度を示すものではない。
【0010】
[実施形態]
図1は、実施形態に係る給電装置1の斜視図である。図1に示される本実施形態の給電装置1は、例えば、多目的車両等の車両100の天井101に設置され、車室内で使用される機器に対して給電するものである。本実施形態の給電装置1は、例えば、導電性を有する複数の配索材10(図2参照)と、複数の配索材10を収容する給電ケース20と、給電ケース20と接続されるスライドレール30と、給電ケース20の外側に引き出された複数の配索材10のそれぞれの端部10aをスライドレール30に沿ってスライド可能に支持する複数のスライドプロテクタ40と、を備えている。なお、給電装置1は、この他、さらに、固定具や、ガイド機構など種々の構成部品を含んで構成されてもよい。車室内で使用される機器は、例えば、照明や、モニタ、スマートフォン、ノートパソコン等の電子機器である。
(【0011】以降は省略されています)

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