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公開番号
2025108982
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-24
出願番号
2024002577
出願日
2024-01-11
発明の名称
乗物衝撃吸収構造
出願人
トヨタ紡織株式会社
,
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人暁合同特許事務所
主分類
B60R
21/04 20060101AFI20250716BHJP(車両一般)
要約
【課題】座席の前方に位置する隔壁部において乗員が衝突する際の衝撃を効果的に吸収することが可能な乗物衝撃吸収構造を提供する。
【解決手段】隔壁部26Lは、骨格を形成するフレーム30(30a)と、フレーム30(30a)を覆う樹脂製の内装材32Lと、を備え、内装材32Lは、裏面に、フレーム30(30a)に向かって延びる状態で立設されたリブ52が形成された構成とする。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
乗物の座席の前方に位置する隔壁部に設けられ、前記座席に着座する乗員が衝突する際の衝撃を吸収する乗物衝撃吸収構造であって、
前記隔壁部は、骨格を形成するフレームと、前記フレームを覆う樹脂製の内装材と、を備え、
前記内装材は、裏面に、前記フレームに向かって延びる状態で立設されたリブが形成されている、乗物衝撃吸収構造。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
前記フレームは、水平方向に延びる水平フレーム部を有し、
前記内装材は、前記座席の中央を挟んで互いに離間する位置に、前記水平フレーム部に対して取り付けるための一対の取付部を有し、
前記リブは、一対の前記取付部の間に形成されている、請求項1に記載の乗物衝撃吸収構造。
【請求項3】
前記内装材は、前記座席の中央に対向する位置に、上方に向かって膨出した膨出部を有し、
一対の前記取付部は、前記膨出部の両脇に設けられている、請求項2に記載の乗物衝撃吸収構造。
【請求項4】
前記隔壁部は、上端に前記乗員の頭部が衝突する可能性がある高さのものとされ、
前記フレームは、上端において水平方向に延びる水平フレーム部を有し、
前記水平フレーム部は、長手方向における断面が矩形状のものであり、
前記内装材は、前記水平フレーム部の上面側から後面側を覆うものとされ、
前記リブは、先端が、前記水平フレーム部における上面と後面とに隣接している、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の乗物衝撃吸収構造。
【請求項5】
前記内装材は、前記座席の中央を挟んで互いに離間する位置に、前記水平フレーム部に対して取り付けるための一対の取付部を有し、
一対の前記取付部の各々と前記水平フレーム部とは、金属製の連結部材によって固定されており、
前記連結部材は、L字形状のものとされ、一端部が、前方に向かって延び出す状態で前記水平フレーム部の上面に固定され、他端部が、上方に向かって延び出す状態で前記取付部の前方側を向く取付面に固定される、請求項4に記載の乗物衝撃吸収構造。
【請求項6】
前記取付部は、前記内装材において前記フレームを覆う主体となる板状の内装材本体部から前方に突出する形で、箱形状とされている、請求項5に記載の乗物衝撃吸収構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗物衝撃吸収構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、乗物としての車両(バス等の乗合車両)の車室内に隔壁が設けられており、その隔壁の一面側に乗員が着座するためのシートが固定されている。この隔壁は、金属製部材からなる複数の柱と複数の梁とが井桁状に組まれた骨格部(フレーム)を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-064322号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1のように、フレームを有する隔壁部が設けられた乗物において、その隔壁部の後方側に座席が設けられる場合もある。例えば、乗物が衝突した場合に、隔壁部の後方側の座席に着座している乗員は、前方側に向かって移動したり、頭が前方に向かって振られたりして、隔壁部に衝突する虞がある。そのため、乗物衝突時における乗員の保護を目的として、乗員が隔壁部へ衝突する際の衝撃を吸収する構成が必要となる。
【0005】
本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、座席の前方に位置する隔壁部において乗員が衝突する際の衝撃を効果的に吸収することが可能な乗物衝撃吸収構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本願に開示される乗物衝撃吸収構造は、下記の構成とされている。
(1)乗物の座席の前方に位置する隔壁部に設けられ、前記座席に着座する乗員が衝突する際の衝撃を吸収する乗物衝撃吸収構造であって、
前記隔壁部は、骨格を形成するフレームと、前記フレームを覆う樹脂製の内装材と、を備え、
前記内装材は、裏面に、前記フレームに向かって延びる状態で立設されたリブが形成されている、乗物衝撃吸収構造。
【0007】
本願に開示された乗物衝撃吸収構造は、フレームと、内装材おいてフレームを覆う主体となる板状の内装材本体部との間に、リブが介在することになり、乗員が隔壁部に衝突する際に、そのリブの座屈によって、その乗員の衝突時の衝撃を吸収することができる。なお、リブは、1つであってもよいし、2以上であってもよい。具体的には、乗員がシートベルトを着用しており、その乗員の頭が当接する箇所が予測できるような場合には、乗員の頭が当接すると予測できる箇所、つまり、座席の中央に向かい合う箇所に、単一のリブを設けることができる。また、本願に開示の乗物衝撃吸収構造において、隔壁部は、天井まで延び出したものであっても、車室内における中間の高さまで延びるものであってもよい。つまり、乗員が当接する箇所は、隔壁部の後面や、隔壁部の上端等の場合があり、リブは、少なくとも、乗員が当接すると予測される箇所に設けられればよい。
【0008】
また、上記構成の乗物衝撃吸収構造において、以下に示す種々の態様とすることが可能である。
【0009】
(2)前記フレームは、水平方向に延びる水平フレーム部を有し、
前記内装材は、前記座席の中央を挟んで互いに離間する位置に、前記水平フレーム部に対して取り付けるための一対の取付部を有し、
前記リブは、一対の前記取付部の間に形成されている、(1)項に記載の乗物衝撃吸収構造。
【0010】
この構成の乗物衝撃吸収構造は、内装材(上記の内装材本体部)を一対の取付部の間において変形させることで、その間に位置するリブを確実に座屈させ、衝撃を効果的に吸収することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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