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公開番号
2025108113
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-23
出願番号
2024001800
出願日
2024-01-10
発明の名称
表皮材
出願人
トヨタ紡織株式会社
,
セーレン株式会社
代理人
弁理士法人暁合同特許事務所
主分類
B32B
5/26 20060101AFI20250715BHJP(積層体)
要約
【課題】金属蒸着膜を形成することなく、光を反射することが可能な表皮材を提供する。
【解決手段】平面状に配された複数本の繊維42によって構成される繊維層41を備え、繊維層41は、表裏方向に30層以上積層されており、繊維層41を構成する繊維42の断面における最大外形寸法L1が1~6μmである。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
平面状に配された複数本の繊維によって構成される繊維層を備え、
前記繊維層は、表裏方向に30層以上積層されており、
前記繊維層を構成する繊維の断面における最大外形寸法が1~6μmである表皮材。
続きを表示(約 290 文字)
【請求項2】
前記繊維層を構成する前記繊維は、断面視三角形状をなす請求項1に記載の表皮材。
【請求項3】
前記繊維層は、織物によって構成され、
前記繊維層を構成する経糸の密度は、330本/inch以上とされ、
前記繊維層を構成する緯糸の密度は、45本/inch以上とされる請求項1又は請求項2に記載の表皮材。
【請求項4】
複数の前記繊維層のうち、意匠面側からN番目以下の前記繊維層の各々には、起毛処理が施されており、
前記繊維層の総数をXとした場合において、X-N≧30である請求項1又は請求項2に記載の表皮材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書で開示される技術は、表皮材に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、乗物用内装材等の表面を構成する表皮材として、下記特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1に記載された表皮材は、金属蒸着膜からなる反射層を備えている。反射層によって乗物室内へ侵入した太陽光を反射することで、乗物用内装材に熱が蓄積する事態を抑制することができる。これにより、乗物用内装材の温度上昇を抑制することが可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-358664号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載の表皮材においては、支持層(織物等)を覆う形で金属蒸着膜を形成する必要があり、形成に係る工数やコストが増えてしまうという問題点があった。
【0005】
本明細書で開示される技術は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、金属蒸着膜を形成することなく、光を反射することが可能な表皮材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための手段として、本明細書で開示される表皮材は、平面状に配された複数本の繊維によって構成される繊維層を備え、前記繊維層は、表裏方向に30層以上積層されており、前記繊維層を構成する繊維の断面における最大外形寸法が1~6μmであることを特徴とする。
【0007】
断面の最大外形寸法が小さい繊維によって繊維層を構成することで、繊維の配置密度をより高くすることができ、繊維層における繊維の表面積(光の反射面の面積)の合計をより大きくすることができるため、確実に光を反射させることができる。本願発明者によれば、繊維層を構成する繊維の断面の最大外形寸法を6μm以下とすることで、近赤外線を十分に反射させて遮熱性能を高くできることが確認できた。ところで、繊維層を構成する繊維が摩擦によって傷付くと、繊維層を構成する繊維間の隙間が大きくなり、光透過性が高くなることから、光反射性能が低下する事態が懸念される。特に、上記構成のように、繊維が細くなるとより傷付き易くなる。上記構成では、繊維層を30層以上積層することで、意匠面側の繊維層が傷付いて光反射性能が低下した場合であっても、残りの繊維層において、光反射性能を確保することができる。また、繊維の断面の最大外形寸法を1μm以上とすることで、繊維の強度を確保することができ、耐久性を確保することができる。
【0008】
また、前記繊維層を構成する前記繊維は、断面視三角形状をなすものとすることができる。仮に繊維の断面形状が円形状をなす場合には、繊維の表面において光が様々な方向に反射する結果、繊維層を透過してしまう事態が懸念される。繊維の断面形状を三角形状とすることで、繊維の表面を平面にすることができ、繊維の表面において光が様々な方向に反射する事態を抑制でき、繊維層を透過する事態を抑制できる。
【0009】
また、前記繊維層は、織物によって構成され、前記繊維層を構成する経糸の密度は、330本/inch以上とされ、前記繊維層を構成する緯糸の密度は、45本/inch以上とすることができる。
【0010】
織物によって繊維層を構成することで、繊維層を構成する各繊維を揃えて配置することができ、より強い光沢感を得ることができる。そして、経糸及び緯糸の密度を上記各値以上とすることで、繊維の密度を確保することができ、繊維層を光が透過する事態を抑制して、十分な光反射性能を確保することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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