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公開番号2025109002
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-24
出願番号2024002636
出願日2024-01-11
発明の名称排気系部品の製造方法
出願人フタバ産業株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類F01N 13/18 20100101AFI20250716BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】容易に組み付けることができる弁装置を備える排気系部品の製造方法を提供する。
【解決手段】排気ガスの流路を形成する排気部材と、流路の開度を調整するように構成された弁装置と、を備える排気系部品の製造方法である。当該製造方法は、弁体に軸部を配置することと、第1端を弁体の第1連結部に連結させて、かつ、第2端を軸部の第2連結部と連結させずに、伸縮部材を自然長の状態で弁体に配置することを備える。また、当該製造方法は、軸部を第2連結部が第2端に連結されない非連結状態から第2連結部が第2端に連結される連結状態へ変移するように、弁体に対して軸回転させることと、軸部の両端部を排気部材の挿入部に挿入して、弁装置を排気部材に取り付けることを備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
排気ガスの流路を形成する排気部材と、前記流路の開度を調整するように構成された弁装置と、を備える排気系部品の製造方法であって、
前記弁装置は、
前記排気ガスの流れる方向と交差する延伸方向に延び、前記排気部材に固定されるように構成された軸部と、
前記軸部を中心に回転可能な部位であって、前記開度を低減させる閉方向に回転すると共に、前記流路を流下する前記排気ガスにより前記開度を増加させる開方向に回転するように構成された弁体と、
第1端が前記弁体に連結され、前記第1端の反対側の第2端が前記軸部に連結され、前記第1端と前記第2端との間で伸縮可能な部材である伸縮部材と、を備え、
前記排気部材は、前記軸部の前記延伸方向の両端部を挿入可能な挿入部を備え、
前記弁体は、前記第1端が連結されるように構成された第1連結部を有し、
前記軸部は、前記第2端が連結されるように構成された第2連結部を有し、前記第2連結部が前記第2端に連結されない非連結状態から、前記第2連結部が前記第2端に連結される連結状態へ変移するように、前記弁体に対して軸回転可能であり、
前記弁体に前記軸部を配置することと、
前記第1端を前記第1連結部に連結させて、かつ、前記第2端を前記第2連結部と連結させずに、前記伸縮部材を自然長の状態で前記弁体に配置することと、
前記軸部を前記非連結状態から前記連結状態へ変移するように、前記弁体に対して軸回転させることと、
前記軸部の前記両端部を前記挿入部に挿入して、前記弁装置を前記排気部材に取り付けることと、
を備える、排気系部品の製造方法。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
請求項1に記載の排気系部品の製造方法であって、
前記伸縮部材は、前記軸部が前記連結状態にあるとき、前記閉方向に回転するように前記弁体を付勢する、排気系部品の製造方法。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の排気系部品の製造方法であって、
前記弁装置は、前記軸部における前記非連結状態から前記連結状態へ変移する第1回転方向とは反対の第2回転方向への変移を、前記軸部と当接することで抑制可能な抑制部を更に備える、排気系部品の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、排気系部品の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
車両のエンジンからの排気ガスが流下する排気管を開閉する弁装置が知られている。一例として、特許文献1には、排気管を貫通するように設けられた軸部と、軸部を中心に回転して排気管を開閉する弁体と、弁体が閉位置に向かって回転するように当該弁体を付勢する伸縮部材と、を備える弁装置が開示されている。当該弁装置は、伸縮部材の一端を弁体に引っ掛け、伸縮部材の他端を軸部に引っ掛けた状態で、伸縮部材を引っ張りながら軸部を移動させて、軸部を弁体に設けられた穴部に挿入させることで組み付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-107538号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の弁装置では、伸縮部材及び軸部を弁体に組み付けるときに、伸縮部材の付勢に抗して軸部を移動させる必要があるため、弁装置の組み付けが容易でないという問題があった。
【0005】
本開示の一局面は、容易に組み付けることができる弁装置を備える排気系部品の製造方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、排気ガスの流路を形成する排気部材と、流路の開度を調整するように構成された弁装置と、を備える排気系部品の製造方法である。弁装置は、軸部と、弁体と、伸縮部材と、を備える。軸部は、排気ガスの流れる方向と交差する延伸方向に延び、排気部材に固定されるように構成される。弁体は、軸部を中心に回転可能な部位であって、開度を低減させる閉方向に回転すると共に、流路を流下する排気ガスにより開度を増加させる開方向に回転するように構成される。伸縮部材は、第1端が弁体に連結され、第1端の反対側の第2端が軸部に連結され、第1端と第2端との間で伸縮可能な部材である。排気部材は、軸部の延伸方向の両端部を挿入可能な挿入部を備える。弁体は、第1端が連結されるように構成された第1連結部を有する。軸部は、第2端が連結されるように構成された第2連結部を有する。軸部は、第2連結部が第2端に連結されない非連結状態から、第2連結部が第2端に連結される連結状態へ変移するように、弁体に対して軸回転可能である。排気系部品の製造方法は、弁体に軸部を配置することを備える。また、排気系部品の製造方法は、第1端を第1連結部に連結させて、かつ、第2端を第2連結部と連結させずに、伸縮部材を自然長の状態で弁体に配置することを備える。また、排気系部品の製造方法は、軸部を非連結状態から連結状態へ変移するように、弁体に対して軸回転させることを備える。また、排気系部品の製造方法は、軸部の両端部を挿入部に挿入して、弁装置を排気部材に取り付けることを備える。
【0007】
このような構成では、弁体に配置された軸部を当該弁体に対して軸回転させて非連結状態から連結状態へ変移させることで、自然長の状態で弁体に配置された伸縮部材の第2端が軸部に連結される。そして、軸部の両端部を排気部材の挿入部に挿入することによって、軸部の連結状態が維持された状態の弁装置が、排気部材に固定される。したがって、容易に組み付けることができる弁装置を備える排気系部品を製造することができる。
【0008】
本開示の一態様では、伸縮部材は、軸部が連結状態にあるとき、閉方向に回転するように弁体を付勢してもよい。
このような構成によれば、軸部を弁体に対して軸回転させるという簡易な方法によって、伸縮部材に付勢力を生じさせることができる。
【0009】
本開示の一態様は、弁装置が抑制部を更に備えてもよい。抑制部は、軸部における非連結状態から連結状態へ変移する第1回転方向とは反対の第2回転方向への変移を、軸部と当接することで抑制可能であってもよい。
【0010】
このような構成によれば、軸部の第2回転方向への変移が抑制されるため、伸縮部材の第2端と第2連結部とが引っ掛からない状態となり得る弁装置の誤った組み付けを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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