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公開番号
2025109067
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-24
出願番号
2024002770
出願日
2024-01-11
発明の名称
検出装置
出願人
株式会社ジャパンディスプレイ
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
C12M
1/34 20060101AFI20250716BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】色の検出精度をより高められる検出装置を提供する。
【解決手段】検出装置は、複数の光センサが二次元的に配置された検出領域を有するセンサパネルと、それぞれ異なる色の光を発する光を発する複数種類の光源が設けられる光源部と、検出領域と光源部との間に被検出体を介在させるよう被検出体を設置可能に設けられた部材と、複数の光センサの出力を得る検出回路と、を備え、光センサはフォトダイオードを含み、フォトダイオードによって検出された光に応じて生じた光電流に対応した出力を得られ、異なる色の光を発する光源は同時に点灯せず異なる期間に点灯し、光センサが光を検出する露光時間は、異なる色の光を発する光源の各々でそれぞれ異なり、被検出体が設置されない条件下での光センサの出力が、点灯している光源が発する光の色に関わらず所定の目標値に対応した出力範囲内とされている。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の光センサが二次元的に配置された検出領域を有するセンサパネルと、
それぞれ異なる色の光を発する光を発する複数種類の光源が設けられる光源部と、
前記検出領域と前記光源部との間に被検出体を介在させるよう前記被検出体を設置可能に設けられた部材と、
複数の前記光センサの出力を得る検出回路と、を備え、
前記光センサはフォトダイオードを含み、前記フォトダイオードによって検出された光に応じて生じた光電流に対応した出力を得られ、
異なる色の光を発する光源は同時に点灯せず異なる期間に点灯し、
前記光センサが光を検出する露光時間は、異なる色の光を発する光源の各々でそれぞれ異なり、
前記被検出体が設置されない条件下での前記光センサの出力が、点灯している光源が発する光の色に関わらず所定の目標値に対応した出力範囲内とされている、
検出装置。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記出力範囲は、前記目標値に対応した前記光センサの出力を基準とした出力誤差5%以内である、
請求項1に記載の検出装置。
【請求項3】
前記目標値は、前記光センサが生じさせる出力の範囲の90%から100%の範囲内で設定される、
請求項1又は2に記載の検出装置。
【請求項4】
前記被検出体が設置されない条件下での前記光センサの出力は、前記検出領域に設けられた前記複数の光センサの出力の平均である、
請求項1又は2に記載の検出装置。
【請求項5】
前記複数種類の光源は、
第1の色の光を発する第1光源と、
第2の色の光を発する第2光源と、
第3の色の光を発する第3光源と、を含む、
請求項1又は2に記載の検出装置。
【請求項6】
それぞれ異なる色の光を発する複数種類の光源の各々の露光時間が予め設定されている、
請求項1又は2に記載の検出装置。
【請求項7】
電源投入による通電開始後に、それぞれ異なる色の光を発する複数種類の光源の各々の露光時間を決定する制御回路を備える、
請求項1又は2に記載の検出装置。
【請求項8】
前記検出領域は、
複数の前記光センサが行列状に配置され、
複数の部分領域を有し、
それぞれ異なる色の光を発する複数種類の光源の各々の露光時間は、前記部分領域毎に決定されている、
請求項1又は2に記載の検出装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、検出装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
生物組織や微生物の培養環境の状態を光学センサで検出可能にした検出装置が知られている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-87005号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した検出装置において、複数の色の光源を設け、光の色毎に検出を行うことで、検出結果に色情報を加味できる。しかしながら、光源の輝度にはばらつきがあることがある。このため、係る輝度のばらつきを考慮せずに検出を行うと、輝度のばらつきに起因する色味が検出結果に反映されてしまい、検出対象である生物組織や微生物の培養環境の色の検出精度を低下させてしまう。
【0005】
本開示は、上記の課題に鑑みてなされたもので、色の検出精度をより高められる検出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様による検出装置は、複数の光センサが二次元的に配置された検出領域を有するセンサパネルと、それぞれ異なる色の光を発する光を発する複数種類の光源が設けられる光源部と、前記検出領域と前記光源部との間に被検出体を介在させるよう前記被検出体を設置可能に設けられた部材と、複数の前記光センサの出力を得る検出回路と、を備え、前記光センサはフォトダイオードを含み、前記フォトダイオードによって検出された光に応じて生じた光電流に対応した出力を得られ、異なる色の光を発する光源は同時に点灯せず異なる期間に点灯し、前記光センサが光を検出する露光時間は、異なる色の光を発する光源の各々でそれぞれ異なり、前記被検出体が設置されない条件下での前記光センサの出力が、点灯している光源が発する光の色に関わらず所定の目標値に対応した出力範囲内とされている。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、検出装置の主要構成を示す図である。
図2は、検出領域及び配線領域の構成例を示す図である。
図3は、光センサの回路構成を示す回路図である。
図4は、検出装置の動作時の態様を示す概略図である。
図5は、光源の構成例を示す概略図である。
図6は、センサスキャンにおける光源の点灯パターンを示す概略図である。
図7は、光を発する光源の種類と光センサによる受光感度との対応関係を受光感度の高低で相対比較した場合を示す概略的なグラフである。
図8は、露光時間とフォトダイオードが出力する信号が示す光の検出強度との関係を概略的に示す図である。
図9は、検出強度が目標値になる露光時間である第1露光時間、第2露光時間、第3露光時間が決定される仕組みを示す概略図である。
図10は、第1露光時間、第2露光時間、第3露光時間がそれぞれ反映された検出装置の動作を概略的に示すタイムチャートである。
図11は、各光源の露光時間の決定に係る処理の流れを示すフローチャートである。
図12は、露光時間決定処理の流れを示すフローチャートである。
図13は、センサスキャンの流れを示すフローチャートである。
図14は、検出領域SAのブロック数及びマルチプレクサの入力数について、一例を示す概略図である。
図15は、ブロックとマルチプレクサの入力との組み合わせによる個別検出フローの一例を示す図である。
図16は、変形例における各光源の露光時間の決定に係る処理の流れを示すフローチャートである。
図17は、変形例における露光時間決定処理の流れを示すフローチャートである。
図18は、変形例におけるセンサスキャンの流れを示すフローチャートである。
図19は、検出装置1を含む構成として設けられる検出システムの構成例を模式的に示す模式図である。
図20は、1つの検出装置1と外部の構成との関係を示す概略図である。
図21は、検出装置1の主要構成と被検出体SUBとの位置関係を示す概略図である。
図22は、図3とは一部構成が異なる光センサを示す回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本開示の各実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本開示の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本開示の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
【0009】
(実施形態)
図1は、検出装置1の主要構成を示す図である。検出装置1は、センサパネル10と、光源パネル20と、制御回路30と、を備える。検出装置1のセンサパネル10と光源パネル20とは制御回路30に接続される。
【0010】
センサパネル10は、基板11上に検出領域SA(図2参照)が設けられている。また、基板11上には、リセット回路13、走査回路14及び配線領域VAが実装されている。検出領域SA上の構成、リセット回路13及び走査回路14は、配線領域VAを介して検出回路15と接続されている。
(【0011】以降は省略されています)
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