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公開番号2025102076
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219289
出願日2023-12-26
発明の名称柑橘風味アルコール飲料
出願人アサヒビール株式会社
代理人個人
主分類C12G 3/04 20190101AFI20250701BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】柑橘らしい果汁感を保持しつつもさらに後味のキレを向上できる柑橘風味アルコール飲料を提供する。
【解決手段】柑橘風味アルコール飲料は、イソα酸と、リモネンを含む、柑橘風味アルコール飲料(ただし、ビールテイスト飲料を除く)である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
イソα酸と、リモネンを含む、柑橘風味アルコール飲料(ただし、ビールテイスト飲料を除く)。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記イソα酸の含有量(ppm)が0.005ppm~70ppmである、請求項1に記載の柑橘風味アルコール飲料。
【請求項3】
前記イソα酸の含有量(ppm)に対する、前記リモネンの含有量(ppm)が0.1~10000である、請求項1または2に記載の柑橘風味アルコール飲料。
【請求項4】
ノナナールをさらに含む、請求項1または2に記載の柑橘風味アルコール飲料。
【請求項5】
前記ノナナールの含有量(ppm)が0.0005ppm~50ppmである、請求項4に記載の柑橘風味アルコール飲料。
【請求項6】
前記イソα酸がホップ由来である、請求項1または2に記載の柑橘風味アルコール飲料。
【請求項7】
果汁率(ストレート換算)が20質量%以下である、請求項1または2に記載の柑橘風味アルコール飲料。
【請求項8】
アルコール濃度が0.1体積/体積%以上、15体積/体積%以下である、請求項1または2に記載の柑橘風味アルコール飲料。
【請求項9】
甘味度が15以下である、請求項1または2に記載の柑橘風味アルコール飲料。
【請求項10】
甘酸比が30以下である、請求項1または2に記載の柑橘風味アルコール飲料。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、柑橘風味アルコール飲料に関する。より詳細には、ビールテイスト飲料は除く柑橘風味アルコール飲料に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、柑橘風味を呈する飲料は、柑橘果実様の爽快感、キレ・さっぱり感などの香味が感じされる飲料として広く親しまれている。
例えば、特許文献1には、優れた飲みやすさを持続する点から、リモネン、ノナナール等を含む群より選択される少なくとも10種の香気成分を含む、柑橘類風味飲料が開示されている。
【0003】
一方、イソα酸は、一般に、ホップに多く含まれるα酸が加熱により異性化することで生じる苦味成分として知られている。例えば、特許文献2には、植物の浸漬蒸留酒及び/又はその蒸留液とイソα酸を含む苦味料を含有し、苦味価が3~45BUsであり、炭酸ガス圧が0.1~1.0v/v%である容器詰アルコール飲料が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-079755号公報
特開2018-123288号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載されるような従来の柑橘風味アルコール飲料においては後味のキレを向上させる点で改善の余地があった。また特許文献2に記載される技術は、イソα酸の苦味に着目したものであり、イソα酸と柑橘風味との関係に着目したものではなかった。
本発明者は、新たな観点から、柑橘らしい果汁感を保持しつつもさらに後味のキレを向上させる点に着目し検討を進めたところ、柑橘風味を呈するアルコール飲料にイソα酸およびリモネンを用いることが有効であることを知見した。
【課題を解決するための手段】
【0006】
すなわち、本発明は、柑橘らしい果汁感を保持しつつもさらに後味のキレを向上できる柑橘風味アルコール飲料に関する。具体的には、本発明によれば、以下の柑橘風味アルコール飲料が提供される。
【0007】
[1] イソα酸と、リモネンを含む、柑橘風味アルコール飲料(ただし、ビールテイスト飲料を除く)。
[2] 前記イソα酸の含有量(ppm)が0.005ppm~70ppmである、[1]に記載の柑橘風味アルコール飲料。
[3] 前記イソα酸の含有量(ppm)に対する、前記リモネンの含有量(ppm)が0.1~10000である、[1]または[2]に記載の柑橘風味アルコール飲料。
[4] ノナナールをさらに含む、[1]乃至[3]いずれか一つに記載の柑橘風味アルコール飲料。
[5] 前記ノナナールの含有量(ppm)が0.0005ppm~50ppmである、[4]に記載の柑橘風味アルコール飲料。
[6] 前記イソα酸がホップ由来である、[1]乃至[5]いずれか一つに記載の柑橘風味アルコール飲料。
[7] 果汁率(ストレート換算)が20質量%以下である、[1]乃至[6]いずれか一つに記載の柑橘風味アルコール飲料。
[8] アルコール濃度が0.1体積/体積%以上、15体積/体積%以下である、[1]乃至[7]いずれか一つに記載の柑橘風味アルコール飲料。
[9] 甘味度が15以下である、[1]乃至[8]いずれか一つに記載の柑橘風味アルコール飲料。
[10] 甘酸比が30以下である、[1]乃至[9]いずれか一つに記載の柑橘風味アルコール飲料。
[11] 炭酸ガスを含有する、[1]乃至[10]いずれか一つに記載の柑橘風味アルコール飲料。
[12] レモン風味である、[1]乃至[11]いずれか一つに記載の柑橘風味アルコール飲料。
[13] 容器詰め飲料である、[1]乃至[12]いずれか一つに記載の柑橘風味アルコール飲料。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、柑橘らしい果汁感を保持しつつもさらに後味のキレを向上できる柑橘風味アルコール飲料を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、詳細に説明する。なお、本明細書中、数値範囲の説明における「a~b」との表記は、特に断らない限り、a以上b以下のことを表す。
【0010】
本願明細書において「ビールテイスト飲料」とは、ビール様の香味を有する飲料を意味する。具体的には、「ビールテイスト飲料」は、麦芽、ホップ、及び水を原料として、これらを酵母を用いて発酵させて得られる麦芽発酵飲料であるビール、発酵ビールテイスト飲料、および、非発酵であってビール香料が添加された炭酸含有飲料をも含む。また、「ビールテイスト飲料」に果汁を混合したいわゆるビアカクテルも、「ビールテイスト飲料」に含まれる。
(【0011】以降は省略されています)

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