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公開番号
2025109498
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-25
出願番号
2024003427
出願日
2024-01-12
発明の名称
車両用シート
出願人
日本発條株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
B60N
2/75 20180101AFI20250717BHJP(車両一般)
要約
【課題】シートバックの収納凹部にアームレストを良好に保持可能で且つ収納凹部からのアームレストの引出し操作性を向上可能な車両用シートを得る。
【解決手段】車両用シート10では、アームレスト30は、右側シートバック14Rの収納凹部18に収納される収納位置と、収納凹部18の下部からシート前方へ延びる使用位置との間で回転可能とされている。アームレスト30の先端部30Aに設けられた硬質フェルト40の穴部44に、収納凹部18の天井部18Aに設けられた凸部46が嵌合することで、アームレスト30が収納位置に保持される。アームレスト30の先端部30Aに設けられた帯状部材48は、シート前方へ引っ張られることで、アームレストパッド32の一部を凹ませつつ硬質フェルト40をアームレスト30の基端側へ押し下げて上記の嵌合を解除する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
シートクッションと、
前面に収納凹部が形成されたシートバックと、
前記収納凹部に収納される収納位置と前記収納凹部の下部からシート前方へ延びる使用位置との間でシートバックに対して回転可能とされたアームレストと、
前記アームレストのパッドより硬質な材料からなり前記アームレストの先端部に設けられた硬質部材、及び、前記収納凹部の天井部に設けられた嵌合部を有し、前記硬質部材に形成された被嵌合部に前記嵌合部が嵌合することで前記アームレストを前記収納位置に保持するロック部と、
前記先端部に設けられ、シート前方へ引っ張られることで前記パッドの一部を凹ませつつ前記硬質部材を前記アームレストの基端側へ押し下げて前記嵌合を解除する帯状部材と、
を備えた車両用シート。
続きを表示(約 300 文字)
【請求項2】
前記嵌合部は、前記被嵌合部に引っ掛かる凸部である請求項1に記載の車両用シート。
【請求項3】
前記帯状部材は、前記アームレストの収納状態において前記硬質部材のシート上方側でシート前後方向に沿って延在するように配設されており、収納状態のアームレストの先端部のシート前後方向両端部において前記アームレストの表皮に長手方向両端部が縫製されている請求項1又は請求項2に記載の車両用シート。
【請求項4】
前記帯状部材は、前記アームレストの収納状態での前記硬質部材のシート前方側の端部に長手方向一端部が連結されている請求項1又は請求項2に記載の車両用シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アームレストを備えた車両用シートに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、アームレスト本体の下部側をシートバックに設けられた収納凹部の内側でバックフレームに軸承枢着し、アームレスト本体を上部側からシートバックの収納凹部に出し入れ可能に備える自動車用シートの埋込み型アームレストが開示されている。このアームレストでは、片表皮材の折り返した端末を他表皮材の端末と重ねて縫い合わせる縫着により、収納凹部の天部幅方向に設けた後向きの折返し部と、アームレスト本体の上部幅方向に設けた前向きの折返し部とを突合わせて、アームレスト本体をシートバックの収納凹部に保持するようにしている。アームレスト本体の上部には、アームレスト本体を収納凹部の外側に引出すためのストラップが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-119432号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の先行技術では、上記の突合わせにより、車両の急減速時におけるアームレスト本体の前倒れを防止するようにしている。この前倒れ防止の性能を確保するためには、上記の突合わせの係合強度を高く設定する必要がある。その結果、アームレスト本体を収納凹部の外側に引出すためのストラップの操作力が高くなり過ぎる虞があるため、操作性を向上させる観点で改善の余地がある。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、シートバックの収納凹部にアームレストを良好に保持可能で且つ収納凹部からのアームレストの引出し操作性を向上可能な車両用シートを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様の車両用シートは、シートクッションと、前面に収納凹部が形成されたシートバックと、前記収納凹部に収納される収納位置と前記収納凹部の下部からシート前方へ延びる使用位置との間でシートバックに対して回転可能とされたアームレストと、前記アームレストのパッドより硬質な材料からなり前記アームレストの先端部に設けられた硬質部材、及び、前記収納凹部の天井部に設けられた嵌合部を有し、前記硬質部材に形成された被嵌合部に前記嵌合部が嵌合することで前記アームレストを前記収納位置に保持するロック部と、前記先端部に設けられ、シート前方へ引っ張られることで前記パッドの一部を凹ませつつ前記硬質部材を前記アームレストの基端側へ押し下げて前記嵌合を解除する帯状部材と、を備えている。
【0007】
第1の態様の車両用シートでは、アームレストは、シートバックの前面に形成された収納凹部に収納される収納位置と、収納凹部の下部からシート前方へ延びる使用位置との間でシートバックに対して回転可能とされている。アームレストの先端部には、アームレストのパッドより硬質な材料からなる硬質部材が設けられている。この硬質部材に形成された被嵌合部に、収納凹部の天井部に設けられた嵌合部が嵌合する。これにより、アームレストを収納位置に良好に保持することができる。また、アームレストの先端部には、帯状部材が設けられている。この帯状部材は、シート前方へ引っ張られることで上記パッドの一部を凹ませつつ硬質部材をアームレストの基端側へ押し下げて上記の嵌合を解除する。これにより、アームレストを収納位置から使用位置へと引出すことができる。しかも、帯状部材の引っ張り操作によって硬質部材が上記のように押し下げられるので、上記の嵌合を解除するための操作性(すなわちアームレストの引出し操作性)を向上させることができる。
【0008】
第2の態様の車両用シートは、第1の態様において、前記嵌合部は、前記被嵌合部に引っ掛かる凸部である。
【0009】
第2の態様の車両用シートでは、収納凹部の天井部に設けられた凸部が、アームレストの先端部に設けられた硬質部材の被嵌合部に引っ掛かる。これにより、アームレストを収納位置に良好に保持することができる。
【0010】
第3の態様の車両用シートは、第1の態様又は第2の態様において、前記帯状部材は、前記アームレストの収納状態において前記硬質部材のシート上方側でシート前後方向に沿って延在するように配設されており、前記収納状態の前記アームレストの先端部のシート前後方向両端部において前記アームレストの表皮に長手方向両端部が縫製されている。
(【0011】以降は省略されています)
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