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公開番号2025110232
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-28
出願番号2024004050
出願日2024-01-15
発明の名称物品識別装置及び物品識別方法
出願人東芝テック株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類G07G 1/00 20060101AFI20250718BHJP(チェック装置)
要約【課題】 識別対象外の物品を識別対象の物品として誤識別する確率を低減するための措置を講じた物品識別装置を提供する。
【解決手段】 実施形態の物品認識装置は、載置台、アンテナ、選出手段及び識別手段を備える。載置台は、無線タグが付された物品を載置するための載置面を有する。アンテナは、電波を受ける受信面を有し、当該受信面の少なくとも一部が、載置面において物品が載置される載置領域の外側の直下に位置する状態で配置される。選出手段は、アンテナにより受けられた電波を放射した無線タグから、載置領域内に位置する無線タグを選出する。識別手段は、選出手段により選出された無線タグが付された物品を、載置領域内に載置された物品として識別する。
【選択図】 図6

特許請求の範囲【請求項1】
無線タグが付された物品を載置するための載置面を有した載置台と、
電波を受ける受信面を有し、当該受信面の少なくとも一部が、前記載置面において物品が載置される載置領域の外側の直下に位置する状態で配置されたアンテナと、
前記アンテナにより受けられた電波を放射した無線タグから、前記載置領域内に位置する無線タグを選出する選出手段と、
前記選出手段により選出された無線タグが付された物品を、前記載置領域内に載置された物品として識別する識別手段と、
を具備した物品識別装置。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記載置台は、前記載置面に、前記載置領域を表すマークが形成されている、
請求項1に記載の物品識別装置。
【請求項3】
前記アンテナを、前記載置領域の外側の直下に受信面の少なくとも一部が位置する状態で移動させる移動機構、をさらに備え、
前記選出手段は、前記移動機構による移動に応じて複数の位置で前記アンテナにより受けられた電波に基づいて、前記載置領域内に位置する無線タグからの電波を選出する、
請求項1に記載の物品識別装置。
【請求項4】
前記アンテナを2つ備え、
前記移動機構は、2つの前記アンテナを、前記載置領域を挟んだ並行する2つの直線に沿ってそれぞれ移動させる、
請求項3に記載の物品識別装置。
【請求項5】
2つの前記アンテナは、それぞれの受信面が前記載置領域の内側を向くように前記受信面が前記載置面に対して傾く姿勢で設けられている、
請求項4に記載の物品識別装置。
【請求項6】
無線タグが付された物品を載置するための載置面を有した載置台と、
電波を受ける受信面を有し、当該受信面の少なくとも一部が、前記載置面において物品が載置される載置領域の外側の直下に位置する状態で配置されたアンテナと、
を備える物品識別装置での物品識別方法であって、
前記アンテナにより受けられた電波を放射した無線タグから、前記載置領域内に位置する無線タグを選出し、
選出された無線タグが付された物品を、前記載置領域内に載置された物品として識別する、
物品識別方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、物品識別装置及び物品識別方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
識別の対象となる物品を、当該物品に付された無線タグから放射された電波に基づいて識別する物品識別装置は知られている。
この種の物品識別装置では、識別対象の物品の周囲に存在する識別対象外の物品に付された無線タグからの電波に基づいて、当該物品を識別対象の物品であるとして誤識別することを防ぐことが必要となる。
このような事情から、識別対象外の物品を識別対象の物品として誤識別する確率を低減できる措置を講じることが望まれていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-49840号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、識別対象外の物品を識別対象の物品として誤識別する確率を低減するための措置を講じた物品識別装置及び物品識別方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態の物品認識装置は、載置台、アンテナ、選出手段及び識別手段を備える。載置台は、無線タグが付された物品を載置するための載置面を有する。アンテナは、電波を受ける受信面を有し、当該受信面の少なくとも一部が、載置面において物品が載置される載置領域の外側の直下に位置する状態で配置される。選出手段は、アンテナにより受けられた電波を放射した無線タグから、載置領域内に位置する無線タグを選出する。識別手段は、選出手段により選出された無線タグが付された物品を、載置領域内に載置された物品として識別する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
一実施形態に係る物品識別装置の外観を表す俯瞰図。
物品識別装置の電気的な概略構成を表すブロック図。
駆動ユニットの構成を表す斜視図。
読取ユニットの要部回路構成を表すブロック図。
推論ユニットの要部回路構成を表すブロック図。
図4中のプロセッサによる制御処理のフローチャート。
駆動ユニットにより移動される際のアンテナと、載置面及びマークとの位置関係を表す図。
読取リストを構成する1つのデータレコードの構成を模式的に表す図。
計測データの構成を模式的に表す図。
マークについての第1の変形例を表す図。
マークについての第2の変形例を表す図。
マークについての第3の変形例を表す図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、実施形態に係る物品識別装置について図面を用いて説明する。
図1は本実施形態に係る物品識別装置1の外観を表す俯瞰図である。
なお、以下の実施形態の説明に用いる各図面は、各部の縮尺や位置を正確に表さない場合がある。
物品識別装置1は、載置台100を含む。載置台100は、天面がほぼ水平な平面であり、識別対象の物品を載置するための載置面101となっている。載置面101には、物品を載置すべき載置領域REAの外縁を表すマークMAA,MAB,MAC,MADが人間により目視可能に形成されている。なお、載置領域REAを表す破線は、便宜状の図示であり、目視可能に形成されている訳ではない。そして物品識別装置1は、載置面101の載置領域REA内に載置されている物品2に付された無線タグ3から放射される電波に基づいて該当の物品を識別する。なお、図1には物品2を1つのみ表しているが、複数の物品2が同時に載置面101に載置される場合もある。また、物品2は、載置面101に直接的に載置される他、別の物品2の上に載せた状態で載置される場合もある。また、物品2は、カゴに入れられた状態で載置面101に載置される場合もある。つまり、識別対象となる物品2は、載置領域REAの上方の空間に位置する。
【0008】
無線タグ3は、典型的にはRFID(radio frequency identification)タグである。無線タグ3は、RFIDとは異なる種の無線タグであっても構わない。無線タグ3は、アンテナ200から放射された電波(以下、送信波と称する)をエネルギー源として動作するパッシブ型の無線通信装置である。無線タグ3は、送信波に含まれる無変調波に対してバックスキャッタ変調を行うことで、無線タグ3に格納されている情報(以下、タグ情報と称する)を含む電波(以下、応答波と称する)を放射する。タグ情報には、タグコードを含む。タグコードは、無線タグ3を一意に識別可能な識別子、あるいは無線タグ3が付されている物品2の識別子である。
【0009】
図2は物品識別装置1の電気的な概略構成を表すブロック図である。
物品識別装置1は、2つのアンテナ200、駆動ユニット300、読取ユニット400及び推論ユニット500を含む。これらアンテナ200、駆動ユニット300、読取ユニット400及び推論ユニット500は、主として載置台100の内部に形成された収容空間に収容されている。つまり載置台100は、物品識別装置1の筐体でもある。ただし、読取ユニット400及び推論ユニット500の少なくとも一方は、載置台100の外部に設けられても構わない。さらには、読取ユニット400及び推論ユニット500の双方が、載置台100の外部に設けられても構わない。
【0010】
アンテナ200は、読取ユニット400から供給される電気信号(以下、送信信号と称する)に応じた送信波を放射する。アンテナ200は、無線タグ3から放射された応答波を受けて、対応する電気信号(以下、受信信号と称する)を読取ユニット400へと与える。アンテナ200は、電波を受ける受信面を、載置領域REAに向ける姿勢で、載置面101の下方に配置されている。
(【0011】以降は省略されています)

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