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公開番号2025110259
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-28
出願番号2024004092
出願日2024-01-15
発明の名称反射防止層形成用組成物
出願人株式会社カネカ
代理人個人,個人
主分類G02B 1/111 20150101AFI20250718BHJP(光学)
要約【課題】中実シリカ微粒子を含有し、(メタ)アクリル系樹脂フィルム上に反射防止層を形成するために使用される反射防止層形成用組成物を提供する。
【解決手段】本発明に係る反射防止層形成用組成物は、(メタ)アクリル系樹脂を含む(メタ)アクリル系樹脂フィルムの片面又は両面に反射防止層を形成するための反射防止層形成用組成物であって、波長594nmの光に対する屈折率が1.50以下である水分散性のポリウレタン樹脂と、平均一次粒子径が15~90nmである中実シリカ微粒子と、水とを含有し、固形分中における中実シリカ微粒子の含有率が30~80重量%である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(メタ)アクリル系樹脂を含む(メタ)アクリル系樹脂フィルムの片面又は両面に反射防止層を形成するための反射防止層形成用組成物であって、
波長594nmの光に対する屈折率が1.50以下である水分散性のポリウレタン樹脂と、平均一次粒子径が15~90nmである中実シリカ微粒子と、水とを含有し、
固形分中における前記中実シリカ微粒子の含有率が30~80重量%である反射防止層形成用組成物。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記ポリウレタン樹脂のヤング率が200MPa以下である、請求項1に記載の反射防止層形成用組成物。
【請求項3】
前記(メタ)アクリル系樹脂フィルムが、主鎖に環構造を有する(メタ)アクリル系樹脂を含む、請求項1又は2に記載の反射防止層形成用組成物。
【請求項4】
前記環構造が、グルタルイミド構造、ラクトン環構造、無水マレイン酸構造、N-置換マレイミド構造、及び無水グルタル酸構造から選択される少なくとも1種である、請求項3に記載の反射防止層形成用組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、反射防止層形成用組成物に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
液晶表示装置には、通常、液晶セルの両側に2枚の偏光フィルム(偏光板)が配置される。偏光フィルムとしては、偏光子の両側に偏光子を保護するための偏光子保護フィルムを接着剤で貼合したものが一般的に用いられる。
【0003】
近年、液晶パネルの高輝度化及び低消費電力化の要求が高まっており、偏光フィルムとしての透過率の向上が望まれている。このような背景から、偏光フィルムに反射防止層(低屈折率層)を設けることが提案されている。例えば、特許文献1では、中空微粒子及び水分散性の低屈折高分子樹脂を含むプライマー層を設けた偏光板(偏光フィルム)を、液晶セルのバックライトユニット側に配置することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2016-531314号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、中空シリカ微粒子等の中空微粒子は、テンプレートとなるコアの外殻にシェルを形成した後、コアのみを選択的に除去することにより作製されるものであり、プロセスが煩雑であるためコストが高く、さらに製造時の環境負荷も大きいという問題を有している。特に、透明性が要求される分野で使用される粒子径100nm以下の中空微粒子は、製造が難しく、経済性の観点から使用が限られている。
【0006】
そこで、本発明は、中実シリカ微粒子を含有し、(メタ)アクリル系樹脂フィルム上に反射防止層を形成するために使用される反射防止層形成用組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための具体的な手段には、以下の実施態様が含まれる。
<1> (メタ)アクリル系樹脂を含む(メタ)アクリル系樹脂フィルムの片面又は両面に反射防止層を形成するための反射防止層形成用組成物であって、
波長594nmの光に対する屈折率が1.50以下である水分散性のポリウレタン樹脂と、平均一次粒子径が15~90nmである中実シリカ微粒子と、水とを含有し、
固形分中における前記中実シリカ微粒子の含有率が30~80重量%である反射防止層形成用組成物。
【0008】
<2> 前記ポリウレタン樹脂のヤング率が200MPa以下である、<1>に記載の反射防止層形成用組成物。
【0009】
<3> 前記(メタ)アクリル系樹脂フィルムが、主鎖に環構造を有する(メタ)アクリル系樹脂を含む、<1>又は<2>に記載の反射防止層形成用組成物。
【0010】
<4> 前記環構造が、グルタルイミド構造、ラクトン環構造、無水マレイン酸構造、N-置換マレイミド構造、及び無水グルタル酸構造から選択される少なくとも1種である、<3>に記載の反射防止層形成用組成物。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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