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公開番号2025110555
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-29
出願番号2024004452
出願日2024-01-16
発明の名称孔版両面印刷装置
出願人理想科学工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B41L 13/04 20060101AFI20250722BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】用紙の転写汚れを低減しつつ、両面印刷のファーストプリント用紙排出までの時間を短縮して印刷時間を短縮する。
【解決手段】第1面印刷用の製版及び第2面印刷用の製版を行う製版部4を両ドラムの中間位置4Cに待機させ、制御部13が、第1面の印刷データの展開終了に続いて第1面の印字率計算、第2面の印刷データの展開、第2面の印字率計算、第1面と第2面の印刷順判断を順次実施する一方、第1面の印字率計算と同時に第1面の製版を製版部4で開始し、第1面の印字率が第2面の印字率より低い場合には第1ドラム5aに着版させ、その後第2面の製版及び第2ドラム7aへの着版を行い、両面印刷を行うように制御し、第1面の印字率が第2面の印字率より高い場合には第2ドラム7aに着版させ、その後第1面の製版及び第1ドラム5aへの着版を行うように制御する。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1ドラムで第1面を印刷した用紙を反転させ、第2ドラムで第2面を印刷する孔版両面印刷装置において、
前記第1面印刷用の製版及び前記第2面印刷用の製版を行う製版ユニットを前記両ドラムの中間位置に待機させ、
前記第1面の印刷データの展開終了に続いて第1面の印字率計算、第2面の印刷データの展開、第2面の印字率計算、第1面と第2面の印刷順判断を順次実施する一方、前記第1面の印字率計算と同時に第1面の製版を前記製版ユニットで開始し、
前記第1面の印字率が前記第2面の印字率より低い場合には印刷順判断後に前記製版ユニットを前記第1ドラムに移動させ、前記第1面の製版済の孔版原紙を前記第1ドラムに着版させ、その後前記第2面の製版及び前記第2ドラムへの着版を行い、両面印刷を行うように制御し、
前記第1面の印字率が前記第2面の印字率より高い場合には印刷順判断後に前記製版ユニットを前記第2ドラムに移動させ、前記第2面の製版済の孔版原紙を前記第2ドラムに着版させ、その後前記第1面の製版及び前記第1ドラムへの着版を行うように制御することを特徴とする孔版両面印刷装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、用紙の転写汚れを低減しつつ、両面印刷のファーストプリント用紙排出までの時間を短縮して印刷時間を短縮する孔版両面印刷装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、画像読取装置で原稿をスキャンして読み取った画像データ若しくはPC(personal computer)等の外部端末から送信される画像データを基に孔版原紙(以下、「マスタ」と称する)を製版し、この製版したマスタを印刷ドラムに巻装し、製版済みのマスタと記録媒体となる用紙とを圧接させた状態でドラム内部からインクを滲出させて、マスタに製版した画像を用紙に印刷する孔版印刷装置が知られている。
【0003】
特許文献1には、用紙の第1面に印刷した後、用紙を反転して第2面に印刷を行う両面印刷装置が開示されている。この両面印刷装置では、転写汚れを低減する場合、印字率が低い方を第1面として先に印刷し、印字率が高い方を第2面として印刷する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-146973号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、孔版方式の両面印刷機で特許文献1の技術を適用しようとした場合、2つのドラムに対して製版及び着版処理を行う必要があり、両面分の印字率を判断した後に製版を行うと、ファーストプリント用紙の排出までの時間がかかり、これを短縮することが要望されていた。
【0006】
また、孔版方式の両面印刷機では、2つのドラムに製版及び着版を行うための製版ユニットは1つであり、これを2つのドラムに対して移動させることで各ドラムへの製版及び着版を行っているが、製版ユニットが最初に着版を行うドラムと反対側にある場合には製版ユニットを移動させるための時間がさらに追加することになり、これを改善することも要望されていた。
【0007】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、用紙の転写汚れを低減しつつ、両面印刷のファーストプリント用紙排出までの時間を短縮して印刷時間を短縮することができる孔版両面印刷装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明に係る孔版両面印刷装置の特徴は、
第1ドラムで第1面を印刷した用紙を反転させ、第2ドラムで第2面を印刷する孔版両面印刷装置において、
前記第1面印刷用の製版及び前記第2面印刷用の製版を行う製版ユニットを前記両ドラムの中間位置に待機させ、
前記第1面の印刷データの展開終了に続いて第1面の印字率計算、第2面の印刷データの展開、第2面の印字率計算、第1面と第2面の印刷順判断を順次実施する一方、前記第1面の印字率計算と同時に第1面の製版を前記製版ユニットで開始し、
前記第1面の印字率が前記第2面の印字率より低い場合には印刷順判断後に前記製版ユニットを前記第1ドラムに移動させ、前記第1面の製版済の孔版原紙を前記第1ドラムに着版させ、その後前記第2面の製版及び前記第2ドラムへの着版を行い、両面印刷を行うように制御し、
前記第1面の印字率が前記第2面の印字率より高い場合には印刷順判断後に前記製版ユニットを前記第2ドラムに移動させ、前記第2面の製版済の孔版原紙を前記第2ドラムに着版させ、その後前記第1面の製版及び前記第1ドラムへの着版を行うように制御することを特徴とすることにある。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る孔版両面印刷装置の特徴によれば、用紙の転写汚れを低減しつつ、両面印刷のファーストプリント用紙排出までの時間を短縮して印刷時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係る孔版印刷装置の構成図である。
本発明の一実施形態に係る孔版印刷装置の制御ブロック図である。
(a)は、従来技術における動作のタイミングチャートであり、(b)は、本発明の一実施形態に係る孔版印刷装置における動作のタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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