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公開番号2025144614
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024044342
出願日2024-03-21
発明の名称画像処理装置、画像処理方法、及び、プログラム
出願人理想科学工業株式会社
代理人インフォート弁理士法人
主分類H04N 1/60 20060101AFI20250926BHJP(電気通信技術)
要約【課題】淡インクを用いた多色印刷において、ユーザの操作や内部処理を簡易にしながらトータルインク量を抑制する画像処理装置、画像処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】画像処理装置(画像処理部10)は、複数のインク色CMYKへの色変換を行う色変換部12と、複数のインク色のうちのいずれかのインク色である分解インク色(例えばブラックK)のインク量を、この分解インク色Kのインク量と淡インク色(例えばグレーG)のインク量とに分解する色分解部13と、を備える。色変換部13は、分解インク色Kの中間濃度の第1濃度領域A1への色変換量を減らし、分解インク色Kの第1濃度領域A1で上記複数のインク色CMYKのうちの他のインク色CMYへの色変換量を増やすように設定されたカラープロファイルを用いて色変換を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数のインク色への色変換を行う色変換部と、
前記複数のインク色のうちのいずれかのインク色である分解インク色のインク量を、当該分解インク色のインク量と淡インク色のインク量とに分解する色分解部とを備え、
前記色変換部は、前記分解インク色の中間濃度の第1濃度領域への色変換量を減らし、前記分解インク色の前記第1濃度領域で前記複数のインク色のうちの他のインク色への色変換量を増やすように設定されたカラープロファイルを用いて前記色変換を行う
ことを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記カラープロファイルは、前記分解インク色の前記第1濃度領域よりも高濃度の第2濃度領域で前記他のインク色への色変換量を減らすように設定されている
ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
【請求項3】
コンピュータによって行われる画像処理方法であって、
複数のインク色への色変換を行うことと、
前記複数のインク色のうちのいずれかのインク色である分解インク色のインク量を、当該分解インク色のインク量と淡インク色のインク量とに分解することとを含み、
前記色変換を行うことは、前記分解インク色の中間濃度の第1濃度領域への色変換量を減らし、前記分解インク色の前記第1濃度領域で前記複数のインク色のうちの他のインク色への色変換量を増やすように設定されたカラープロファイルを用いて前記色変換を行う
ことを特徴とする画像処理方法。
【請求項4】
複数のインク色への色変換を行う機能と、
前記複数のインク色のうちのいずれかのインク色である分解インク色のインク量を、当該分解インク色のインク量と淡インク色のインク量とに分解する機能とをコンピュータに実現させるプログラムであって、
前記色変換を行う機能は、前記分解インク色の中間濃度の第1濃度領域への色変換量を減らし、前記分解インク色の前記第1濃度領域で前記複数のインク色のうちの他のインク色への色変換量を増やすように設定されたカラープロファイルを用いて前記色変換を行う
ことを特徴とするプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、光沢むらを生じ易いライトシアンインクの付与量が多く、かつ、その他のインクの付与量が少ない色空間の領域において、ライトシアンインクのインク打込量を少なくし、その分をシアンインクのインク打込量に置き換える手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-088660号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、グレー(G)、ライトシアン(LC)、ライトマゼンタ(LM)などの淡インクを用いた多色印刷方式が一般的に知られている。この淡インクは、例えば、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、及びイエロー(Y)とともに、5色以上の多色印刷で用いられる。
【0005】
CMYK4色のカラープロファイルの作成方法自体は確立されており、ノウハウのない一般ユーザでも使用可能なツールが多く存在するが、5色以上の多色になった場合、カラープロファイル作成に関する難易度が格段に上がる。そのため、ノウハウを持たない一般ユーザは、5色以上のカラープロファイル作成が困難である。
【0006】
そこで、淡インクを備えた多色印刷機の場合は、図9に示すように、RGB画像データに基づき一旦CMYKの4色にカラープロファイルを用いて色変換を行った後、内部処理にて単純な1次元変換テーブルであるKG分解テーブルを参照してKインクからGインク(淡インク)への色分解を行うことが考えられる。このKG分解テーブルは、Kインクの入力インク量に対応する出力がGのインク量であるため、5色プロファイルと比較して簡易な処理で色分解を行うことができる。これにより、KからK,Gへの分解前後で濃度が変わらないようにすれば、ユーザ視点ではCMYK4色プロファイルを使用することで、簡易に5色分版ができるメリットがある。
【0007】
一方で、この5色分版では、各画素のKインク量のみを参照してKからK,Gへの色分解を行うため、5色プロファイルほど柔軟な吐出制御ができない。そのため、Gインクを用いることによる粒状性改善や色安定性向上などの効果がKの低濃度領域との比較で少ないKの中間濃度領域において、図10に示すように、少量のKがK(K1)と多量のG(G1)とに変換されてしまう(例えば階調値50前後)。
【0008】
例えば、図11に示すように赤ベタ領域から黒ベタ領域にかけてのCMYKのインク量は、KがKG分解テーブルを用いてK1とG1とに分解されると、図11に示すKのインク量が少量の領域で図12に示すようにG1のインク量が多量となる。
【0009】
その結果、各色の合計のトータルインク量が大きく増加する。この場合、インクジェット方式では、油性インクなら裏抜けが生じ、水性インクならカールが悪化するなど、印刷品質が悪化する。
【0010】
本発明の目的は、淡インクを用いた多色印刷において、ユーザの操作や内部処理を簡易にしながら、トータルインク量を抑制することができる画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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