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公開番号2025110563
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-29
出願番号2024004462
出願日2024-01-16
発明の名称電動弁制御装置及び電動弁制御システム
出願人株式会社鷺宮製作所
代理人個人,個人,個人
主分類F16K 31/04 20060101AFI20250722BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】システムの小型化や省スペース化が図れるとともに、一元的な管理も可能にしつつ従来のシステムとの互換性も保たれることを目的とする。
【解決手段】パルスコンバータ10Aは、電子膨張弁30の弁開度を示すアナログ信号が入力されるアナログ入力11と、開度指示を複数の機器から通信により受信可能な通信ポート25と、アナログ入力11に入力されたアナログ信号又は通信ポート25が受信した開度指示を駆動パルスに変換して出力するマイクロコンピュータ18Aと、マイクロコンピュータ18Aが出力した駆動パルスに基づいて、電子膨張弁30を駆動させるための駆動回路24と、アナログ入力11と通信ポート25とを併用する第1モードと、通信ポート25のみを使用する第2モードと、を切り替えるDIPスイッチ44と、を備えている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
電動弁の弁開度を示すアナログ信号が入力される入力部と、
前記電動弁の弁開度を示す弁開度情報を複数の機器から所定の通信プロトコルにより受信可能な通信部と、
前記アナログ信号又は前記弁開度情報を駆動パルスに変換して出力する制御部と、
前記制御部が出力した前記駆動パルスに基づいて、前記電動弁を駆動させる駆動回路と、
前記入力部と前記通信部とを併用する第1モードと、前記通信部のみを使用する第2モードと、を切り替える切替部と、
を備えることを特徴とする電動弁制御装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記切替部が前記第1モードに切り替えられていた場合、前記通信部から入力された前記弁開度情報を前記入力部から入力された前記アナログ信号よりも優先して前記駆動パルスに変換することを特徴とする請求項1に記載の電動弁制御装置。
【請求項3】
前記切替部が前記第1モードに切り替えられていた場合に、前記弁開度情報の入力後所定時間経過したら前記アナログ信号の入力を受け付けるか否かが設定される設定部を備えることを特徴とする請求項1に記載の電動弁制御装置。
【請求項4】
前記設定部が前記弁開度情報の入力後前記所定時間経過したら前記アナログ信号の入力を受け付けると設定されていた場合、前記制御部は、前記所定時間が経過するまでは前記弁開度情報の受信を待機し、前記所定時間経過後に前記アナログ信号を受け付けることを特徴とする請求項3に記載の電動弁制御装置。
【請求項5】
前記設定部が前記弁開度情報の入力後前記所定時間経過しても前記アナログ信号の入力を受け付けないと設定されていた場合、前記制御部は、前記所定時間が経過しても前記アナログ信号を受け付けないことを特徴とする請求項3に記載の電動弁制御装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記所定時間の期間内であっても前記通信部が受信した切替情報により前記アナログ信号の入力を受付可能に切り替えることを特徴とする請求項3に記載の電動弁制御装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記切替部が前記第2モードに切り替えられていた場合、前記アナログ信号を受け付けないことを特徴とする請求項1に記載の電動弁制御装置。
【請求項8】
前記通信部は、前記制御部による制御状態を外部に送信可能であることを特徴とする請求項1に記載の電動弁制御装置。
【請求項9】
請求項1から7のうちいずれか一項に記載の電動弁制御装置と、
前記電動弁制御装置に前記弁開度を出力する制御装置と、を備える電動弁制御システムであって、
前記電動弁制御装置を複数備え、前記制御装置を少なくとも1以上備え、
前記電動弁制御装置の前記通信部は、デイジーチェーン接続またはバス接続により他の前記電動弁制御装置の前記通信部または前記制御装置と接続されている、
ことを特徴とする電動弁制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子膨張弁等の電動弁の弁開度を制御する電動弁制御装置及びその電動弁制御装置を備える電動弁制御システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、冷凍機や半導体製造装置用チラーなどには電子膨張弁などの電動弁が用いられている。この種の電動弁はステッピングモータを用いることで精密な開閉制御を行うことができる。
【0003】
そして、このような電動弁は、温度調節器等の制御装置から出力されるアナログ信号をパルス駆動装置(パルス出力ユニット、パルスコンバータともいう)でパルス信号に変換し駆動制御される(例えば特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-220451号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載された構成の場合、1つの電動弁に対して1つのパルス駆動装置と制御装置が必要なる。そのため、例えば温度調節箇所が複数になる等により電動弁が複数必要となると、パルス駆動装置や制御装置が複数必要となり、配線処理が複雑になるとともにシステムが大型化してしまう。
【0006】
また、複数台のパルス駆動装置を使用する場合、それぞれ個別にアナログ信号で制御しようとすると、複数のパルス駆動装置や電動弁間でのタイミングの制御が困難となり、アナログ信号によらず一元的な管理をしたいという要求があった。
【0007】
そこで、本発明は、システムの小型化や省スペース化が図れるとともに、一元的な管理も可能にしつつ従来のシステムとの互換性も保たれることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するためになされた発明は、電動弁の弁開度を示すアナログ信号が入力される入力部と、前記電動弁の弁開度を示す弁開度情報を複数の機器から所定の通信プロトコルにより受信可能な通信部と、前記アナログ信号又は前記弁開度情報を駆動パルスに変換して出力する制御部と、前記制御部が出力した前記駆動パルスに基づいて、前記電動弁を駆動させる駆動回路と、前記入力部と前記通信部とを併用する第1モードと、前記通信部のみを使用する第2モードと、を切り替える切替部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、第2モードで通信専用にすることができるので、1対1接続とする必要が無くなり、配線を削減し、システムの小型化や省スペース化が図れる。また、第1モードにすることでアナログ信号も利用可能としているので、従来のシステムとも互換性を保つことができる。そして、通信による制御により制御装置等を集約することができ、一元的な管理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1実施形態にかかる電動弁制御装置を備える電動弁制御システムの概略構成図である。
図1に示された電動弁制御装置の概略構成図である。
1-2相励磁方式により駆動する電動弁に出力される出力パターンを表と出力波形で対応させた図である。
図2に示されたパルスコンバータの通信動作のフローチャートである。
図2に示されたパルスコンバータの動作例を示したタイミングチャートである。
本発明の第2実施形態にかかる電動弁制御装置の概略構成図である。
図6に示されたパルスコンバータの通信動作のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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