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公開番号
2025111839
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-30
出願番号
2025081443,2024505350
出願日
2025-05-14,2022-07-28
発明の名称
ロボットカニューレ用のガス密封アクセスキャップ
出願人
コンメッド コーポレーション
代理人
弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類
A61B
17/34 20060101AFI20250723BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】ロボットカニューレ用のガス密封アクセスキャップを提供する。
【解決手段】ロボットカニューレ用のガス密封アクセスキャップ30はハウジング82の入口ポート90から加圧ガスを受容するために、環状ジェット組立品110を支持する内部空洞88を画定するハウジング82を含み、環状ジェット組立品110は、ロボット支援腹腔鏡外科手術の実施中に、患者の外科手術腔内に安定した圧力を維持するために、ロボットカニューレ内にガス密封ゾーンを生成するように適合されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
ロボットカニューレ用のガス密封アクセスキャップであって、
a)入口ポートから加圧ガスを受容するために環状ジェット組立品を支持する内部空洞まで延在する中央アクセスポートを画定するリッドを有するハウジングであって、前記環状ジェット組立品が、前記リッドの前記中央アクセスポートと整列した中央開口を含み、かつ患者の外科手術腔内に安定した圧力を維持するために、前記ロボットカニューレ内にガス密封ゾーンを生成するように適合されている、ハウジングと、
b)前記リッドと前記環状ジェット組立品の間の前記ハウジング内に位置付けられ、前記ガス密封ゾーンの生成から生じるノイズを低減するために、前記リッドの前記中央アクセスポートと同軸に配置された音減衰ディスクと、
c)円周方向に離間した半径方向内向きに延在し、前記ハウジングと一体的に形成され、かつ前記使用済みガスを前記ガス密封ゾーンから前記ハウジングの前記出口ポートに方向付けるために、前記環状ジェット組立品の下の前記内部空洞内に位置する複数の翼部と、
d)前記リッドの前記中央アクセスポートおよび前記環状ジェット組立品の前記中央開口と整列し、かつ前記ロボットカニューレの管状部分と連通するために、前記翼部の下の前記ハウジングの前記内部空洞から遠位に延在する中央アクセス管であって、前記ハウジングの遠位端が、前記ロボットカニューレの近位ボウル部分内の受容のために、前記中央アクセス管の遠位端を越えて遠位に延在する、中央アクセス管と、
e)前記アクセスキャップを前記ロボットカニューレの前記近位ボウル部分に取り外し可能に固定するために、前記ハウジングの外面と一体的に形成されている円周フランジから延在する、一対の直径方向に対向する可撓性クリップと、
f)前記ハウジングの前記リッドと協働的に係合するための近位ハンドル部分と、前記ハンドルから遠位に延在し、かつ遠位切断チップを有する細長いオブチュレータシャフトとを有するオブチュレータであって、当該オブチュレータシャフトが前記ハウジングの前記中央アクセスポートを通って延在されている時に、前記中央アクセス管の内面に対してその遠位端に隣接して密封するために、環状シールが前記オブチュレータシャフト上に、その長さに沿った位置で支持されている、オブチュレータと、
を備える、ガス密封アクセスキャップ。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
Oリングシールが、前記ロボットカニューレの前記近位ボウル部分の内面に対して密封するために、前記対向する可撓性クリップの遠位の前記ハウジングの前記外面に形成された円周溝内に着座されている請求項1に記載のガス密封アクセスキャップ。
【請求項3】
前記オブチュレータの前記近位ハンドル部分は、前記ハウジングのリッドと協働的に係合するための、一対の直径方向に対向するばね付勢されたクリップを含む、請求項1に記載のガス密封アクセスキャップ。
【請求項4】
前記オブチュレータの前記遠位切断チップは、透明な遠位光学切断チップである請求項1に記載のガス密封アクセスキャップ。
【請求項5】
前記オブチュレータの前記近位ハンドル部分は、スコープを受容するために前記細長いオブチュレータシャフトを通って前記遠位光学切断チップまで延在する穴と連通する中央ポートを画定する、請求項4に記載のガス密封アクセスキャップ。
【請求項6】
前記ハウジングの前記入口ポートおよび前記ハウジングの前記出口ポートは、フィルタ付き管セットの加圧ガスラインおよび戻りガスラインと連通するために、ブルズアイコネクタ嵌合部と関連付けられたマニホールドと連通する、請求項1に記載のガス密封アクセスキャップ。
【請求項7】
前記音減衰ディスクは、発泡材料から作製されている請求項1に記載のガス密封アクセスキャップ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本件出願は、2021年7月30日出願の米国仮特許出願第63/227,449号、および2021年8月10日出願の米国仮特許出願第63/231,390号に対する優先権を主張するものであり、それらの開示は参照によりその全体(それらのすべての付属書類を含む)が本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 2,300 文字)
【0002】
開示の分野
本件開示は、内視鏡外科手術、より具体的に、ロボットカニューレを使用してロボット支援腹腔鏡外科手術を実施するためのガス密封アクセスキャップ、およびそれを使用する方法を対象とする。
【背景技術】
【0003】
関連技術の説明
腹腔鏡下または「低侵襲性」外科手術技術は、胆嚢摘出、虫垂切除術、ヘルニア修復および腎摘出などの手術の実施において普及しつつある。こうした手術の利点には、患者への外傷の減少、感染の可能性の低減、および回復時間の短縮が含まれる。腹(腹膜)腔内のこうした手術は典型的に、トロカールまたはカニューレとして知られる装置を通して実施され、これは患者の腹腔内への腹腔鏡器具の導入を容易にする。
【0004】
加えて、こうした手術は一般に、二酸化炭素などの加圧流体で腹腔の充填または腹腔に「送気」して、気腹と称される手術空間を作り出すことを伴う。送気は、送気用流体を送達するように装備されたトロカールなどの手術用アクセス装置、または送気用(ヴェレス)針などの別個の送気用装置によって、実施されることができる。気腹を維持するために、送気ガスの実質的な損失なしに、外科手術器具を気腹中に導入することが望ましい。
【0005】
典型的な腹腔鏡下手術中に、外科医は3~4個所の小さい切開(通常は各々約12ミリメートル以下)を作り、これは手術用アクセス装置自体を用いて、しばしばその中に配置された別個の挿入器または閉塞具を使用して行われる。挿入後、閉塞具が取り外され、トロカールは腹腔内に挿入される器具に対するアクセスを可能にする。典型的なトロカールは、外科医が作業する開放内部空間を有するように、腹腔に送気する経路を提供する。
【0006】
トロカールは、トロカールと使用されている外科手術器具の間の密封によって空洞内の圧力を維持する方式を提供しなければならない一方で、外科手術器具の少なくとも最小量の移動の自由を依然として可能にする。こうした器具には例えば、はさみ、把持器具および閉塞具、焼灼ユニット、カメラ、光源、他の外科手術器具が含まれることができる。密封要素または機構は典型的に、腹腔からの送気ガスの漏れを防ぐためにトロカールに提供される。これらの密封機構は多くの場合、トロカールを通過する外科手術器具の外側表面の周りを密封するために、比較的に柔軟な材料で作られたダックビル型弁を備える。
【0007】
ConMed Corporationの完全子会社であるSurgiQuest, Inc.は、例えば米国特許第8,795,223号に記載の通り、従来の機械的弁シールを必要とせずに、送気された外科手術腔にすぐにアクセスできる、独自のガス密封外科手術アクセス装置を開発した。これらの装置は、内側管状体部分および同軸外側管状体部分を含む幾つかのネストされた構成要素から構築される。内側管状体部分は、従来の腹腔鏡外科手術器具を患者の腹腔に導入するための中央ルーメンを画定し、外側管状体部分は、患者の腹腔に送気用ガスを送達するための、かつ腹圧の定期的な感知を容易にするための内側管状体部分を囲む環状ルーメンを画定する。
【0008】
ロボット支援最小侵襲性外科手術も、ますます一般的になってきている。これらの手術を実施するための一つの周知のシステムは、Da Vinciロボット外科手術システムと呼ばれていて、これはカリフォルニア州サニーベールのIntuitive Surgical, Inc.によって製造および販売されている。Da Vinciシステムは、ロボット器具を受容するように、かつロボットアームによって係合されるように適合および構成されている、独自仕様のトロカールまたはカニューレを利用する。独自仕様のDa Vinciカニューレは、例えば米国特許第10,463,395号に開示の通り、ガス密シール組立品などの構成要素を受容するためのボウルを形成する近位ハウジングを有する。Da Vinciガス密シール組立品は、カニューレを通過する外科手術器具の外側表面の周りを密封するために、かつ腹腔からの送気ガスの漏れを防止するために、機械的シールを利用する。
【0009】
機械的シール組立品を必要とせずに、送気された外科手術腔にすぐにアクセスできる、Da Vinciカニューレで使用するシール組立品を提供することが有益であると考えられている。実際に、こうした弁のないシール組立品の最近の一例は、同一出願人による米国特許第11,026,717号に開示されていて、これにはDa Vinciロボットカニューレで使用するガス密封アクセスキャップが記載されている。本件開示は、この以前のガス密封アクセスキャップを改善し、腹腔鏡外科手術を実施するためにアクセスキャップをロボットカニューレで設置および使用する有用な方法を提供する。
【発明の概要】
【0010】
本件開示は、ロボットカニューレで使用する新しい有用なガス密封アクセスキャップを対象とし、これは吸引中および漏出中であっても、一定の曝露のための安定した気腹を提供し、かつ外科医が低い腹腔内圧で自信を持って手術することを可能にし、かつ手術を通して視界を確保するために一定の排煙を提供し、かつ外科手術部位への弁なしのアクセスを提供して無傷の標本摘出を可能にする。
(【0011】以降は省略されています)
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