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公開番号2025112222
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-31
出願番号2024006422
出願日2024-01-18
発明の名称モールド
出願人アクアインテック株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E03F 5/02 20060101AFI20250724BHJP(上水;下水)
要約【課題】マンホールの内壁を該内壁との間に充填空間を残して該内壁の内側から覆うモールドに関し、強度がより高められたモールドを提供する。
【解決手段】マンホールの内壁を内壁との間に充填空間を残して内壁の内側から覆うモールド1であって、一部(平板部10の、二股部20の近傍から、接続部23を通ってラップ部22の先端縁まで)又は全部が、ガラス繊維の織布GCとガラス繊維の不織布GMとを重ね合わせ樹脂で固めたものである。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
マンホールの内壁を該内壁との間に充填空間を残して該内壁の内側から覆うモールドであって、
一部又は全部が、ガラス繊維の織布とガラス繊維の不織布とを重ね合わせ樹脂で固めたものであることを特徴とするモールド。
続きを表示（約 370 文字）【請求項２】
前記樹脂は、硫化水素に耐性のある樹脂であることを特徴とする請求項１記載のモールド。
【請求項３】
一部又は全部が、前記ガラス繊維の不織布で前記ガラス繊維の織布を挟み込んだものであることを特徴とする請求項１又は２記載のモールド。
【請求項４】
基部と、
前記基部よりも前記内壁側に寄った第１端部と、
前記基部と前記第１端部をつなぐ接続部とを有し、
前記第１端部は、前記内壁側とは反対側に位置する第２端部と重なり合うものであり、
少なくとも、前記基部と前記接続部との境部および前記第１端部と該接続部との境部それぞれに、前記ガラス繊維の織布と前記ガラス繊維の不織布とを重ね合わせ樹脂で固めた部分を有するものであることを特徴とする請求項１又は２記載のモールド。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
マンホールの内壁を該内壁との間に充填空間を残して該内壁の内側から覆うモールドに関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
マンホールは一般的にコンクリート製であり、長い間には地中管、特に下水管内で発生する硫化水素によって内壁面が腐食する場合がある。また、車道に埋設されたマンホールでは、車両の振動によって内壁面に亀裂が発生する場合もある。さらには、経年劣化によってマンホールの強度が低下する場合もある。これらの場合には、マンホールの補修が必要になる。
【０００３】
ところが、交通事情により、また補修費用を抑えるためには、開削によるマンホールの補修は困難である。
【０００４】
そこで、非開削で補修材（以下、モールドと称する）を用いてマンホールの補修を行う方法として、円弧状のモールドを縮径状態でマンホールの入口の開口からマンホール内に挿入し、そのモールドを拡径しモールドの周方向一端部と他端部をつなぎ合わせ筒状とし、筒状のモールドの外周面とマンホールの内周壁との間に充填材を充填してその充填材を硬化させ、モールドの内周面がマンホールの新たな内周壁となる方法が開示されている（例えば、特許文献１等参照）。
【０００５】
また、複数に分割されたモールドどうしを繋ぎ合わせ、繋ぎ合わせたモールドの内面がマンホールの新たな内壁になる場合もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００６】
特開２００９－２４３０８２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
新たな内壁となったモールドには、上述した、硫化水素による腐食や車両の振動の影響や経年劣化の他、土圧や地震等により外力が加わり、引張力や圧縮力が発生することがわかってきた。このため、モールドには、強度をより高くすることが求められるようになってきている。
【０００８】
本発明は上記事情に鑑み、強度がより高められたモールドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
上記目的を解決する本発明のモールドは、
マンホールの内壁を該内壁との間に充填空間を残して該内壁の内側から覆うモールドであって、
一部又は全部が、ガラス繊維の織布とガラス繊維の不織布とを重ね合わせ樹脂で固めたものであることを特徴とする。
【００１０】
ガラス繊維の織布は、ガラス繊維の不織布よりも強度が高い。このため、本発明のモールドによれば、ガラス繊維の織布が含まれているため、強度がより高められている。
（【００１１】以降は省略されています）

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