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公開番号2025114212
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-05
出願番号2024008765
出願日2024-01-24
発明の名称太陽電池モジュール
出願人豊田合成株式会社
代理人個人,個人
主分類H10K 39/12 20230101AFI20250729BHJP()
要約【課題】複数のセルの全体としての形状の自由度を高めることに起因して発電量が低下することを抑制することができる。
【解決手段】太陽電池モジュール11は、並んで配置されるとともに互いに電気的に接続される複数のセル12を備える。複数のセル12は、互いに並列接続されることで並列回路を形成する複数の小セル30と、並列回路に直列接続され、複数の小セル30よりも受光面積の大きい大セル20とを有する。大セル20は、2つの電極22,23を有する。第1小セル31は、2つの電極32,33を有する。第2小セル41は、2つの電極42,43を有する。電気抵抗値R1,R2,R3は、複数の小セル30及び大セル20が直列接続されている場合に比べて大セル20に流れる電流値が大きくなるように設定されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
並んで配置されるとともに互いに電気的に接続される複数のセルを備える太陽電池モジュールであって、
複数の前記セルは、互いに並列接続されることで並列回路を形成する複数の小セルと、前記並列回路に直列接続され、複数の前記小セルよりも受光面積の大きい大セルと、を含み、
前記セルは、2つの電極を有し、
複数の前記小セル及び前記大セルの各々の前記2つの電極間における電気抵抗値は、複数の前記小セル及び前記大セルが直列接続されている場合に比べて前記大セルに流れる電流値が大きくなるように設定されている、
太陽電池モジュール。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
複数の前記セルの並び方向及び前記セルの厚み方向の双方に直交する方向を直交方向とするとき、
前記セルの各々は、前記直交方向に対して長い形状を有し、且つ他の前記セルと隣り合うとともに前記直交方向に沿って延在する端縁を有し、
前記電極は、前記端縁に設けられている、
請求項1に記載の太陽電池モジュール。
【請求項3】
前記セルの各々は、ペロブスカイト型のセルである、
請求項1または請求項2に記載の太陽電池モジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽電池モジュールに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ソーラー視認装置が記載されている。特許文献1に記載のソーラー視認装置は、基板と、基板上に固定されたソーラー発電部及び発光部とを備える。ソーラー発電部は、複数の小型セルにより構成されている。複数の小型セルは、互いに電気的に接続されている。
【0003】
また、従来、複数のセルが互いに電気的に接続されて構成される太陽電池モジュールにおいては、同一の形状及び大きさを有する短冊状のセルが、セルの幅方向に互いに隣り合って配置されているものがある。これらのセルは、互いに直列にて電気的に接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2006/070724号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば衣服の外面に配置される太陽電池モジュールがある。こうした太陽電池モジュールを、上述した後者の太陽電池モジュールにすると、複数のセルが全体として矩形状に配置される。このため、太陽電池モジュールの形状の自由度、すなわち意匠の自由度が制限されるという問題がある。
【0006】
これに対して、例えば太陽電池モジュールを構成する複数のセルを全体として円形状に配置するなど、複数のセルの形状や大きさを互いに異ならせることが考えられる。しかしながら、この場合には、太陽電池モジュールから取り出すことのできる電流値が、複数のセルのうち最も受光面積の小さいセルから取り出すことのできる電流値となる。その結果、太陽電池モジュールから取り出すことのできる電流値が制限されることになるという問題がある。
【0007】
なお、こうした問題は、衣服の外面に配置される太陽電池モジュールに限らず、他の太陽電池モジュールにおいても同様にして生じるものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための太陽電池モジュールの各態様を記載する。
[態様1]
並んで配置されるとともに互いに電気的に接続される複数のセルを備える太陽電池モジュールであって、複数の前記セルは、互いに並列接続されることで並列回路を形成する複数の小セルと、前記並列回路に直列接続され、複数の前記小セルよりも受光面積の大きい大セルと、を含み、前記セルは、2つの電極を有し、複数の前記小セル及び前記大セルの各々の前記2つの電極間における電気抵抗値は、複数の前記小セル及び前記大セルが直列接続されている場合に比べて前記大セルに流れる電流値が大きくなるように設定されている、太陽電池モジュール。
【0009】
上記構成によれば、複数の小セルが互いに並列接続されることで並列回路が形成されている。このため、上記並列回路から取り出すことのできる電流値は、小セルの各々から取り出すことのできる電流値の総和となる。また、複数の小セル及び大セルの各々の2つの電極間における電気抵抗値が、上記の関係を満たすように設定されることで、大セルに流れる電流値が、複数の小セル及び大セルが直列接続されている場合に比べて大きくなる。これらのことから、並んで配置される複数のセルの電気抵抗値、すなわち大きさや形状を互いに異ならせながらも、複数のセルが直列接続される場合に比べて、大きな電流を取り出すことができる。したがって、複数のセルの全体としての形状の自由度を高めることに起因して発電量が低下することを抑制することができる。
【0010】
[態様2]
複数の前記セルの並び方向及び前記セルの厚み方向の双方に直交する方向を直交方向とするとき、前記セルの各々は、前記直交方向に対して長い形状を有し、且つ他の前記セルと隣り合うとともに前記直交方向に沿って延在する端縁を有し、前記電極は、前記端縁に設けられている、[態様1]に記載の太陽電池モジュール。
(【0011】以降は省略されています)

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