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公開番号
2025125597
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-28
出願番号
2024021602
出願日
2024-02-16
発明の名称
流体殺菌装置
出願人
豊田合成株式会社
代理人
弁理士法人あいち国際特許事務所
主分類
A61L
2/10 20060101AFI20250821BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】流体の滞留が抑制された流体殺菌装置を提供する。
【解決手段】流体殺菌装置は、筒状であり、内部空間を有した筐体10と、内部空間に配置され、紫外光の放射側の面である上面90aと、側面90bとを有し、側面90bと筐体10の内周面との間に側部空間70Cを有するように配置された光源部90と、筐体10の軸と平行な軸である筒状であり、内部空間において光源部90の上面90aに対向して配置され、光源部90側が開口した殺菌室70Aを有し、外周面と筐体10の内周面とに隙間を有するように配置された殺菌室本体30と、隙間であって光源部90側の領域に挿入され、殺菌室本体30の軸方向における端面のうち光源部90側の上端面30aから光源部90側とは反対側に所定の範囲まで位置する止水部52と、を有する。側部空間70Cから殺菌室70Aへ、または殺菌室70Aから側部空間70Cへと流体が流通する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
筒状であり、内部空間と、流体を前記内部空間に流入させるための流入口と、前記内部空間から前記流体を流出させるための流出口と、を有した筐体と、
前記内部空間に配置され、紫外光を放射し、前記紫外光の放射側の面である上面と、前記上面に角度を成す面である側面とを有し、前記側面と前記筐体の内周面との間に側部空間を有するように配置された光源部と、
前記筐体の軸と平行な軸である筒状であり、前記内部空間において前記光源部の前記上面に対向して配置され、前記光源部側が開口した殺菌室を有し、外周面と前記筐体の内周面とに隙間を有するように配置された殺菌室本体と、
前記隙間であって前記光源部側の領域に挿入され、前記殺菌室本体の軸方向における端面のうち前記光源部側の端面から前記光源部側とは反対側に所定の範囲まで位置する止水部と、を有し、
前記側部空間から前記殺菌室へ、または前記殺菌室から前記側部空間へと前記流体が流通する、流体殺菌装置。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
前記止水部は、前記紫外光の透過率が10%以下の材料からなる、請求項1に記載の流体殺菌装置。
【請求項3】
前記筐体の内周面と前記殺菌室本体の外周面との前記隙間であって、前記止水部が挿入されていない領域に、2つのリング状の弾性部材によって挟まれ密閉された空気層を有する、請求項1または請求項2に記載の流体殺菌装置。
【請求項4】
前記止水部は、ゴムまたはゴムで被覆されたSUSからなる、請求項1または請求項2に記載の流体殺菌装置。
【請求項5】
前記止水部は、前記筐体の内周面と前記殺菌室本体の外周面のいずれか一方に接している、請求項4に記載の流体殺菌装置。
【請求項6】
前記止水部は、SUSからなる、請求項1または請求項2に記載の流体殺菌装置。
【請求項7】
前記止水部に対しL字に接続する整流部をさらに有し、
前記整流部は、前記殺菌室本体の軸方向における端面のうち前記光源部側の端面に接する、請求項1または請求項2に記載の流体殺菌装置。
【請求項8】
前記筐体は、前記止水部の前記光源部側を軸に平行な方向に押圧する抑え部を有する、請求項7に記載の流体殺菌装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体殺菌装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
紫外光の照射によって流水中の細菌やウイルスを殺菌、不活化する殺菌装置が知られている。光源には水銀ランプが広く用いられている。水銀ランプは水銀を用いているため毒性が強く、環境負荷が大きいという問題がある。また、水銀ランプを用いると殺菌装置が大型になる問題もある。そこで、水銀ランプから紫外LEDへの置き換えが進められている。
【0003】
特許文献1には、紫外LEDを用いた流体殺菌装置が記載されている。特許文献1の流体殺菌装置は、流体を流す筒状の石英からなる筒部と、その筒部の外周面にスパッタなどによって形成されたAlからなる反射部と、反射部を覆うカバーと、を有している。また、反射部とカバーとの間に流体が入らないようにシール部材を設けることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-145690号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
筒部をPTFEとする場合、PTFEは線膨張係数が大きいため、筒部とカバーの隙間を十分に確保しておく必要がある。そのため、隙間に流体が滞留しやすくなり、雑菌が繁殖してしまう場合があった。
【0006】
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、流体の滞留が抑制された流体殺菌装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、
筒状であり、内部空間と、流体を前記内部空間に流入させるための流入口と、前記内部空間から前記流体を流出させるための流出口と、を有した筐体と、
前記内部空間に配置され、紫外光を放射し、前記紫外光の放射側の面である上面と、前記上面に角度を成す面である側面とを有し、前記側面と前記筐体の内周面との間に側部空間を有するように配置された光源部と、
前記筐体の軸と平行な軸である筒状であり、前記内部空間において前記光源部の前記上面に対向して配置され、前記光源部側が開口した殺菌室を有し、外周面と前記筐体の内周面とに隙間を有するように配置された殺菌室本体と、
前記隙間であって前記光源部側の領域に挿入され、前記殺菌室本体の軸方向における端面のうち前記光源部側の端面から前記光源部側とは反対側に所定の範囲まで位置する止水部と、を有し、
前記側部空間から前記殺菌室へ、または前記殺菌室から前記側部空間へと前記流体が流通する、流体殺菌装置にある。
【発明の効果】
【0008】
上記態様では、止水部によって筐体の内周面と殺菌室本体の外周面との隙間に流体が入りにくくなる。また、止水部によって隙間の体積が減る。そのため、隙間に流体が滞留して雑菌が繁殖してしまうことを抑制することができる。
【0009】
以上、上記態様によれば、流体の滞留が抑制された流体殺菌装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態における流体殺菌装置の構成を示した断面図。
実施形態における流体殺菌装置の外観を示した斜視図。
実施形態における流体殺菌装置の構成を示した分解図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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