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公開番号
2025114357
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-05
出願番号
2024009009
出願日
2024-01-24
発明の名称
二酸化炭素固定化方法、二酸化炭素固定化懸濁液、二酸化炭素固定化粉末、及び、二酸化炭素固定化装置
出願人
国立大学法人京都大学
,
ヤマハ株式会社
代理人
弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類
B01D
53/18 20060101AFI20250729BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】CO
2
の吸収効率が高く、設備費用が安価であるため中小規模排出業者に適した二酸化炭素固定化方法を提供する。
【解決手段】二酸化炭素の固定化剤に二酸化炭素を固定化する二酸化炭素固定化方法であって、
多孔質管内に前記固定化剤を含有する固定化剤含有組成物を流通させながら、前記多孔質管外部から二酸化炭素含有気体を前記多孔質管内部に送気して、前記二酸化炭素含有気体のマイクロバブルを前記多孔質管内に発生させる工程を有する、二酸化炭素固定化方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
二酸化炭素の固定化剤に二酸化炭素を固定化する二酸化炭素固定化方法であって、多孔質管内に前記固定化剤を含有する固定化剤含有組成物を流通させながら、前記多孔質管外部から二酸化炭素含有気体を前記多孔質管内部に送気して、前記二酸化炭素含有気体のマイクロバブルを前記多孔質管内に発生させる工程を有する、二酸化炭素固定化方法。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記固定化剤は、アルカリ金属、アルカリ土類金属、及び、レアアースからなる群より選択される少なくとも1種の金属の水酸化物を含む、請求項1に記載の二酸化炭素固定化方法。
【請求項3】
前記固定化剤は、アルカリ土類金属の金属水酸化物である、請求項1に記載の二酸化炭素固定化方法。
【請求項4】
前記マイクロバブルの気泡径分布は、0.1~200μmである、請求項1に記載の二酸化炭素固定化方法。
【請求項5】
前記多孔質管は、セラミック多孔質管、金属多孔質管、又は、樹脂多孔質管である、請求項1に記載の二酸化炭素固定化方法。
【請求項6】
前記多孔質管の孔径は、0.1~50μmである、請求項1に記載の二酸化炭素固定化方法。
【請求項7】
前記多孔質管内部の前記固定化剤含有組成物の流束は、0.1~50m/sである、請求項1に記載の二酸化炭素固定化方法。
【請求項8】
前記固定化剤含有組成物のpHは、5以上である、請求項1に記載の二酸化炭素固定化方法。
【請求項9】
二酸化炭素が固定化された固定化剤を含有する二酸化炭素固定化懸濁液。
【請求項10】
前記二酸化炭素が固定化された固定化剤は、アルカリ金属、アルカリ土類金属、及び、レアアースからなる群より選択される少なくとも1種の金属の水酸化物を含む、請求項9に記載の二酸化炭素固定化懸濁液。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、二酸化炭素固定化方法、二酸化炭素固定化懸濁液、二酸化炭素固定化粉末、及び、二酸化炭素固定化装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、地球温暖化問題に関連して、CO
2
排出削減が求められている。このようなCO
2
排出削減方法として、例えば、高濃度炭酸ガス流路中に、二酸化炭素を固定化する二酸化炭素固定化剤を付着させてた固定化組成物を配置し、表面に二酸化炭素を固定化して、貯留する方法が開示されている(特許文献1参照)。
【0003】
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、CO
2
の固定化の効率が低く、二酸化炭素の固定量が十分でないという問題がある。
【0004】
CO
2
の排出量が多い事業体等のCO
2
排出削減方法として、CCUS(Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage)が採用されており、具体的には、焼却炉等の排ガスに含まれるCO
2
を塩基性溶液に吸収させることで大気中に放出されるCO
2
を減らしつつ、当該塩基性溶液を濃縮して再回収されたCO
2
ガス又は液化CO
2
が資源として利用されている。
【0005】
しかしながら、上記方法では、CO
2
の固定化の効率が十分でなく、CO
2
の吸収効率が低く、更に改善の余地がある。
【0006】
また、上記方法では、CO
2
単位重量当たりの回収単価が非常に高いという問題がある。また、CCUSのような化学吸収法のプラントは、複雑な工程を含むため大規模で多額の設備費用を要し、回収単価が下げられたとしても、鉄鋼業や火力発電所(石油・石炭)等のCO
2
の大規模事業所が対象となり、すなわち、初期投資を吸収できる大事業所が対象となる。このため、年間数トン、又は数千トンのCO
2
排出量の中小規模排出業者には適していないという問題がある。
【0007】
CO
2
の吸収効率が高く、設備費用が低価格であることを優位とする中小規模排出業者に適した二酸化炭素固定化方法、特に、多種多様な排気ガスを対象とした方法は、未だ開発されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2023-22383号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、CO
2
の吸収効率が高く、設備費用が安価であるため中小規模排出業者に適した二酸化炭素固定化方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者は上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、多孔質管内に固定化剤を含有する固定化液を流通させながら、多孔質管外部から二酸化炭素含有気体を多孔質管内部に送気して、二酸化炭素含有気体のマイクロバブルを多孔質管内に発生させる工程を有する二酸化炭素固定化方法によれば、上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
(【0011】以降は省略されています)
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