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公開番号2025139345
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-26
出願番号2024038228
出願日2024-03-12
発明の名称車両管理システム、車両管理方法、及びプログラム
出願人国立大学法人京都大学,トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類G06Q 50/43 20240101AFI20250918BHJP(計算;計数)
要約【課題】演算処理速度を高速化することができること。
【解決手段】車両管理システムは、共用車両を保管する車両保管場所の位置、共用車両が車両保管場所間を移動する際の移動コスト、共用車両を利用するユーザの出発地及び目的地、ユーザが車両保管場所へ移動するための移動コストの情報を取得する情報取得手段と、情報取得手段により取得された情報に基づいて第1最適化問題を構築し、構築した第1最適化問題において、不等式制約を等式制約に変換し式の変数を連続緩和した第2最適化問題を構築する最適化問題構築手段と、最適化問題構築手段により構築された第2最適化問題に基づいてラグランジュ乗数を算出し、算出したラグランジュ乗数に基づいて第2最適化問題の解を算出するアルゴリズム計算手段と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
共用車両を保管する車両保管場所の位置、前記共用車両が前記車両保管場所間を移動する際の移動コスト、前記共用車両を利用するユーザの出発地及び目的地、ユーザが前記車両保管場所へ移動するための移動コストの情報を取得する情報取得手段と、
前記情報取得手段により取得された情報に基づいて第1最適化問題を構築し、該構築した第1最適化問題において、不等式制約を等式制約に変換し式の変数を連続緩和した第2最適化問題を構築する最適化問題構築手段と、
前記最適化問題構築手段により構築された第2最適化問題に基づいてラグランジュ乗数を算出し、該算出したラグランジュ乗数に基づいて前記第2最適化問題の解を算出するアルゴリズム計算手段と、
を備える、
車両管理システム。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
請求項1記載の車両管理システムであって、
前記アルゴリズム計算手段は、前記ラグランジュ乗数の更新、及び前記第2最適化問題の解の算出を、該第2最適化問題の制約を満たすまで繰り返す、
車両管理システム。
【請求項3】
共用車両を保管する車両保管場所の位置、前記共用車両が前記車両保管場所間を移動する際の移動コスト、前記共用車両を利用するユーザの出発地及び目的地、ユーザが前記車両保管場所へ移動するための移動コストの情報を取得するステップと、
前記取得された情報に基づいて第1最適化問題を構築し、該構築した第1最適化問題において、不等式制約を等式制約に変換し式の変数を連続緩和した第2最適化問題を構築するステップと、
前記構築された第2最適化問題に基づいてラグランジュ乗数を算出し、該算出したラグランジュ乗数に基づいて前記第2最適化問題の解を算出するステップと、
を含む、
車両管理方法。
【請求項4】
共用車両を保管する車両保管場所の位置、前記共用車両が前記車両保管場所間を移動する際の移動コスト、前記共用車両を利用するユーザの出発地及び目的地、ユーザが前記車両保管場所へ移動するための移動コストの情報を取得する処理と、
前記取得された情報に基づいて第1最適化問題を構築し、該構築した第1最適化問題において、不等式制約を等式制約に変換し式の変数を連続緩和した第2最適化問題を構築する処理と、
前記構築された第2最適化問題に基づいてラグランジュ乗数を算出し、該算出したラグランジュ乗数に基づいて前記第2最適化問題の解を算出する処理と、
をコンピュータに実行させる、
プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両管理システム、車両管理方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
共用車両の偏在を解消するように、共用車両が過剰状態にあるステーションから、共用車両が不足状態にあるステーションへの共用車両の移動促進を図るシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-245585号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記システムにおいては、例えば、ユーザ数、共用車両数、ステーション数が多くなるにしたがって、その組み合わせ数が膨大になるため、その演算処理に速度が低下するという問題が生じ得る。
【0005】
本開示は、このような問題点を解決するためになされたものであり、演算処理速度を高速化することができる車両管理システム、車両管理方法、及びプログラムを提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための本開示の一態様は、
共用車両を保管する車両保管場所の位置、前記共用車両が前記車両保管場所間を移動する際の移動コスト、前記共用車両を利用するユーザの出発地及び目的地、ユーザが前記車両保管場所へ移動するための移動コストの情報を取得する情報取得手段と、
前記情報取得手段により取得された情報に基づいて第1最適化問題を構築し、該構築した第1最適化問題において、不等式制約を等式制約に変換し式の変数を連続緩和した第2最適化問題を構築する最適化問題構築手段と、
前記最適化問題構築手段により構築された第2最適化問題に基づいてラグランジュ乗数を算出し、該算出したラグランジュ乗数に基づいて前記第2最適化問題の解を算出するアルゴリズム計算手段と、
を備える、
車両管理システム
である。
この一態様において、
前記アルゴリズム計算手段は、前記ラグランジュ乗数の更新、及び前記第2最適化問題の解の算出を、該第2最適化問題の制約を満たすまで繰り返してもよい。
上記目的を達成するための本開示の一態様は、
共用車両を保管する車両保管場所の位置、前記共用車両が前記車両保管場所間を移動する際の移動コスト、前記共用車両を利用するユーザの出発地及び目的地、ユーザが前記車両保管場所へ移動するための移動コストの情報を取得するステップと、
前記取得された情報に基づいて第1最適化問題を構築し、該構築した第1最適化問題において、不等式制約を等式制約に変換し式の変数を連続緩和した第2最適化問題を構築するステップと、
前記構築された第2最適化問題に基づいてラグランジュ乗数を算出し、該算出したラグランジュ乗数に基づいて前記第2最適化問題の解を算出するステップと、
を含む、
車両管理方法
である。
上記目的を達成するための本開示の一態様は、
共用車両を保管する車両保管場所の位置、前記共用車両が前記車両保管場所間を移動する際の移動コスト、前記共用車両を利用するユーザの出発地及び目的地、ユーザが前記車両保管場所へ移動するための移動コストの情報を取得する処理と、
前記取得された情報に基づいて第1最適化問題を構築し、該構築した第1最適化問題において、不等式制約を等式制約に変換し式の変数を連続緩和した第2最適化問題を構築する処理と、
前記構築された第2最適化問題に基づいてラグランジュ乗数を算出し、該算出したラグランジュ乗数に基づいて前記第2最適化問題の解を算出する処理と、
をコンピュータに実行させる、
プログラム
である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、演算処理速度を高速化することができる車両管理システム、車両管理方法、及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係る車両管理システムの概略的なハードウェア構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る車両管理システムの概略的なシステム構成を示すブロック図である。
車両管理システムのシミュレーション結果を説明するための図である。
車両管理システムのシミュレーション結果を示す図である。
車両管理システムのシミュレーション結果を示す図である。
本実施形態に係る車両管理方法のフローを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本実施形態について説明する。例えば、ユーザが共用車両を、出発したステーションとは異なるステーションに返却する、所謂、ワンウェイ型カーシェアリングが知られている。このワンウェイ型カーシェアリングにおいて、ステーション、共用車両、及びユーザが多数存在する場合に、ステーション間の配車と、ユーザへの配車と、を同時に考慮した最適化問題を解く必要がある。
【0010】
このような最適化問題は、ステーション、共用車両、及びユーザの組み合わせ要素を含む。このため、その組み合わせ数が増大し問題規模が大きくなると、その計算時間が指数関数的に増加し、演算処理速度が低下してしまうという問題が生じ得る。
(【0011】以降は省略されています)

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