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公開番号
2025115237
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-06
出願番号
2024009674
出願日
2024-01-25
発明の名称
紙製容器
出願人
東罐興業株式会社
代理人
弁理士法人後藤特許事務所
主分類
B65D
3/22 20060101AFI20250730BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】生産性及び漏洩防止の双方において優れた紙製容器を提供すること。
【解決手段】紙製容器は、胴紙により形成された筒状の胴部と、底紙により形成され、前記胴部の下端部を塞ぐ底部とを備える。底紙の上面には底紙上面樹脂層が設けられている。底紙上面樹脂層は、0.930(g/cm
3
)未満の密度と、10~18(g/10min)のMFRとを有する底紙上面用ポリエチレンにより形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
胴紙により形成された筒状の胴部と、
底紙により形成され、前記胴部の下端部を塞ぐ底部と、
を備え、
前記底紙の上面には底紙上面樹脂層が設けられており、
前記底紙の外周部には、下方に向かって折り曲げられた折り曲げ部が設けられており、
前記折り曲げ部は、前記底紙上面樹脂層を介して前記胴紙の内面に接着しており、
前記底紙上面樹脂層は、0.930(g/cm
3
)未満の密度と、10~18(g/10min)のMFRとを有する底紙上面用ポリエチレンにより形成されている、
紙製容器。
続きを表示(約 330 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の紙製容器であって、
前記底紙上面用ポリエチレンは、15(g/10min)未満のMFRを有している、
紙製容器。
【請求項3】
請求項1に記載の紙製容器であって、
前記底紙上面用ポリエチレンは、3.0以下のtanδを有している、
紙製容器。
【請求項4】
請求項1に記載の紙製容器であって、
前記底紙上面用ポリエチレンは、9000(Pa)以下の損失弾性率を有している、
紙製容器。
【請求項5】
請求項1に記載の紙製容器であって、
前記底紙上面用ポリエチレンは、低密度ポリエチレン(LDPE)である、
紙製容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、紙製容器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
紙コップ等の紙製容器として、胴紙により形成された胴部と、底紙により形成された底部とを有するものが知られている。そのような紙コップとして、内容物の漏洩防止等を目的として、底紙の上面に樹脂層が形成されたものが知られている。
【0003】
例えば、特許文献1(実施例)には、最内層として特定の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂層(密度0.90g/cm
3
、メルトインデックス21g/10分、融点103℃)を押出コーティングにより形成した底材と、特定の胴材とを使用して作製された紙コップが開示されている。そして、この紙コップについてシール適正評価等を行ったところ、良好な結果が得られたことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4713187号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
紙製容器に対する漏洩防止の要求は、高まってきている。紙製容器において漏洩が起こりやすい部分は、底紙と胴紙との接合部分である。底紙と胴紙との接合部分に隙間が形成されていれば、漏洩の危険性が高まる。
【0006】
ここで、本発明者らは、底紙の上面に形成された樹脂層が適切な物性を有していれば、底紙と胴紙との接合部分の隙間が樹脂により埋められ、漏洩防止が期待できると考えている。そこで、そのような観点から、底紙の上に形成される樹脂の物性を検討している。
【0007】
しかしながら、底紙上に形成される樹脂の物性は、生産性の観点からも制約される。底紙上に樹脂層を形成するための手法として、例えば押出ラミネートが考えられる。押出ラミネートを安定的に実施するためには、押出ラミネートを安定的に実施できるような物性を有する樹脂を選択しなければならない。従って、漏洩防止に加えて生産性の観点からも好適な物性を有する樹脂が必要である。
【0008】
すなわち、本発明の目的は、生産性及び漏洩防止の双方において優れた紙製容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
一態様において、本発明は、紙製容器に関する。この紙製容器は、胴紙により形成された筒状の胴部と、底紙により形成され、胴部の下端部を塞ぐ底部とを備える。底紙の上面には底紙上面樹脂層が設けられている。底紙の外周部には、下方に向かって折り曲げられた折り曲げ部が設けられている。折り曲げ部は、底紙上面樹脂層を介して胴紙の内面に接着している。底紙上面樹脂層は、0.930(g/cm
3
)未満の密度と、10~18(g/10min)のMFRとを有する底紙上面用ポリエチレンにより形成されている。
【0010】
他の一態様において、本発明は、上述の紙製容器の製造方法に関する。この製造方法は、底紙の原紙上に、押出ラミネートにより、底紙上面用ポリエチレンにより形成される底紙上面樹脂層を形成する工程と、底紙上面樹脂層が形成された底紙の原紙を用いて、外周部に下方に向かって折り曲げられた折り曲げ部を有する底紙を作製する工程と、胴紙を筒状になるように成形する工程と、底紙の折り曲げ部を、成形された胴紙の下端部の内面に加熱しつつ圧着させる工程と、を備える。底紙上面用ポリエチレンは、0.930(g/cm
3
)未満の密度と、10~18(g/10min)のMFRとを有している。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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