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公開番号2025147365
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-07
出願番号2024047583
出願日2024-03-25
発明の名称容器集積装置及び容器集積方法
出願人東罐興業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B65B 35/50 20060101AFI20250930BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】容器の集積作業を迅速にかつ確実にできるとともに装置の寿命が長い、容器集積装置及び容器集積方法を提供する。
【解決手段】容器集積装置1は、1番目からn番目の容器100を、上流から下流に向けて、順番に搬送するコンベヤ10と、搬送された1番目の容器100-1を下流側の第1の位置で停止させ、1番目からn番目の容器100を互いに接触させて停止させる停止手段20と、コンベヤ10の下方に配置され、ジグザク状の断面形状に形成されたn個の載置部31を備える容器載置部30と、コンベヤ10と容器載置部30とを互いに昇降移動させ、1番目からn番目までの容器100を、コンベヤ10から載置部31に移載させる移載手段と、上流のn番目の容器100から1番目の容器100-1まで第1の位置まで押圧力を加えることで、各載置部31の容器100を隣り合う下流側の容器100に順次重ね、集積させる押圧手段40と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
１番目からｎ番目の容器を、上流から下流に向けて、順番に搬送するコンベヤと、
搬送された１番目の容器を下流側の第１の位置で停止させる停止手段であって、前記１番目の容器を停止させることにより、前記１番目からｎ番目の容器を互いに接触させて前記コンベヤ上で停止させる停止手段と、
前記コンベヤの下方に配置され、下流方向に向けて上方向に傾斜するジグザク状の断面形状を形成するｎ個の載置部を備える容器載置部と、
前記コンベヤと前記容器載置部とを互いに昇降移動させ、停止された前記１番目からｎ番目までの容器を、前記コンベヤから前記ｎ個の載置部に移載させる移載手段と、
前記載置部に移載されたｎ個の容器に対して、上流のｎ番目の容器から順番に下流の１番目の容器まで押圧力を加えることで、各前記載置部の容器を隣り合う下流側の容器に順次重ね、前記ｎ個の容器を上下方向に集積させる押圧手段と、を備える、
容器集積装置。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記容器は、上面視で円形の容器であり、
前記停止手段は、前記容器の中心位置を位置決めして前記容器を停止させる、
請求項１に記載の容器集積装置。
【請求項３】
前記停止手段は、一対の停止ユニットを備え、当該一対の停止ユニットは、前記コンベヤを挟んで対向して配置された、
請求項２に記載の容器集積装置。
【請求項４】
各載置部は、下流方向に向けて上方向に傾斜し前記容器の底部を受け入れる底辺部と、前記底辺部の下端から起立し前記容器の側部と接触する側辺部とを備え、前記側辺部の長さは、前記容器の高さより長い、
請求項１に記載の容器集積装置。
【請求項５】
前記コンベヤは、並行に配置された複数のコンベヤユニットを備え、
前記停止手段又は前記押圧手段は、隣り合うコンベヤユニットで共有する、
請求項２に記載の容器集積装置。
【請求項６】
前記容器は、上面視で四角形の容器であり、
前記停止手段は、一対の停止ユニットを備え、当該一対の停止ユニットは、前記コンベヤを挟んで前記容器の搬送方向にずれて配置された、
請求項１に記載の容器集積装置。
【請求項７】
１番目からｎ番目の容器を、１番目の容器から順番に、コンベヤ上を上流から下流に向けて搬送する第１の搬送工程と、
搬送された前記１番目の容器を、前記コンベヤ上の下流の第１の位置で停止させることにより、前記１番目からｎ番目の容器を接触させて停止させる停止工程と、
下流方向に向けて上方向に傾斜するジグザク状の断面形状を形成するｎ個の載置部に、停止された前記１番目からｎ番目の容器を移載する第１の移載工程と、
前記ｎ個の載置部に移載されたｎ個の容器に対して、上流のｎ番目の容器から順番に１番目の容器まで下流に向けて前記第１の位置まで押圧力を加えることで、各前記載置部に移載された容器を隣り合う容器に順次重ね、前記ｎ個の容器を上下方向に集積する集積工程と、を備える、
容器集積方法。
【請求項８】
集積された容器を、前記コンベヤに移載する第２の移載工程と、
前記コンベヤに移載された容器を、前記コンベヤ上を搬送して次工程に送る第２の搬送工程と、を更に含む、
請求項７に記載の容器集積方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、容器を集積する容器集積装置及び容器集積方法に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
食品等の製造工程において、食品等を収納した容器は、保管または出荷するために、容器を集積する必要がある。
【０００３】
容器を集積する方法として、特許文献１に開示された食品の保存装置を使用する方法がある。特許文献１には、第１のベルトコンベア５１上を搬送された食品４１が、ロボット１１のアーム１３に取り付けられた吸着ヘッド２２により吸着保持されて、次工程に送られてトレイ４１に収納することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１８－９４７１２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、特許文献１に開示された方法では、食品を１つずつアーム１３により把持して作業する必要があり、集積時間が長くなるとともに、アーム１３は高速動作を繰り返し実行するので、アーム１３に加わる負荷が大きくなり、ロボットの寿命が短くなるという問題点がある。また、容器を縦方向に集積する必要がある場合には、１つずつ上方から容器を落下させて集積する方法、あるいは、容器を下から突き上げる方法も利用されている。これらの集積方法も１つずつ容器を集積する必要があり、集積時間が長くなるとともに、容器の姿勢が不安定となり集積された容器が崩れる恐れがあった。
【０００６】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、容器の集積作業を迅速にかつ確実にできるとともに装置の寿命が長い、容器集積装置及び容器集積方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明の第１の観点に係る容器集積装置は、
１番目からｎ番目の容器を、上流から下流に向けて、順番に搬送するコンベヤと、
搬送された１番目の容器を下流側の第１の位置で停止させる停止手段であって、前記１番目の容器を停止させることにより、前記１番目からｎ番目の容器を互いに接触させて前記コンベヤ上で停止させる停止手段と、
前記コンベヤの下方に配置され、下流方向に向けて上方向に傾斜するジグザク状の断面形状を形成するｎ個の載置部を備える容器載置部と、
前記コンベヤと前記容器載置部とを互いに昇降移動させ、停止された前記１番目からｎ番目までの容器を、前記コンベヤから前記ｎ個の載置部に移載させる移載手段と、
前記載置部に移載されたｎ個の容器に対して、上流のｎ番目の容器から順番に下流の１番目の容器まで押圧力を加えることで、各前記載置部の容器を隣り合う下流側の容器に順次重ね、前記ｎ個の容器を上下方向に集積させる押圧手段と、を備える。
【０００８】
前記容器は、上面視で円形の容器であり、
前記停止手段は、前記容器の中心位置を位置決めして前記容器を停止させる、
こととしてもよい。
【０００９】
前記停止手段は、一対の停止ユニットを備え、当該一対の停止ユニットは、前記コンベヤを挟んで対向して配置された、
こととしてもよい。
【００１０】
各載置部は、下流方向に向けて上方向に傾斜し前記容器の底部を受け入れる底辺部と、前記底辺部の下端から起立し前記容器の側部と接触する側辺部とを備え、前記側辺部の長さは、前記容器の高さより長い、
こととしてもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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