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公開番号2025115406
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2022101667
出願日2022-06-24
発明の名称熱電変換モジュールおよび熱電変換モジュールの製造方法
出願人古河電気工業株式会社,国立大学法人 東京大学,学校法人早稲田大学
代理人個人,個人
主分類H10N 10/17 20230101AFI20250731BHJP()
要約【課題】熱電変換モジュールの出力密度を向上する。
【解決手段】熱電変換モジュール1は、第1放熱シート部11、低温側第1電極部12及び低温側第2電極部13を有する低温側第1部材10、第2放熱シート部21、低温側第3電極部22及び低温側第4電極部23を有する低温側第2部材20、高温側第1電極部91を備える第1集熱シート部90と、高温側第2電極部101及び高温側第3電極部102を備える第2集熱シート部100と、高温側第4電極部111を備える第3集熱シート部110と、を有する高温側部材80、低温側第1電極部及び高温側第1電極部に電気的に接合する第1熱電変換素子60、低温側第2電極部及び高温側第2電極部に電気的に接合する第2熱電変換素子61、低温側第3電極部及び高温側第3電極部に電気的に接合する第3熱電変換素子62及び低温側第4電極部及び高温側第4電極部に電気的に接合する第4熱電変換素子63を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
温度差のある使用環境下にて、
低温側に配設され、第1放熱シート部と低温側第1電極部と低温側第2電極部とを有する低温側第1部材と、
低温側に配設され、第2放熱シート部と低温側第3電極部と低温側第4電極部とを有する低温側第2部材と、
高温側に配設され、高温側第1電極部を備える第1集熱シート部と、高温側第2電極部および高温側第3電極部を備える第2集熱シート部と、高温側第4電極部を備える第3集熱シート部と、を有する高温側部材と、
前記低温側第1電極部および前記高温側第1電極部に電気的に接合された第1熱電変換素子と、
前記低温側第2電極部および前記高温側第2電極部に電気的に接合された第2熱電変換素子と、
前記低温側第3電極部および前記高温側第3電極部に電気的に接合された第3熱電変換素子と、
前記低温側第4電極部および前記高温側第4電極部に電気的に接合された第4熱電変換素子と、
を備え、
前記低温側第1電極部は、前記第1放熱シート部の面内から前記第1集熱シート部に向かって延在し、
前記低温側第2電極部は、前記第1放熱シート部の面内から前記第2集熱シート部に向かって延在し、
前記低温側第3電極部は、前記第2放熱シート部の面内から前記第2集熱シート部に向かって延在し、
前記低温側第4電極部は、前記第2放熱シート部の面内から前記第3集熱シート部に向かって延在し、
前記高温側第1電極部は、前記第1集熱シート部の面内から前記第1放熱シート部に向かって延在し、
前記高温側第2電極部は、前記第2集熱シート部の面内から前記第1放熱シート部に向かって延在し、
前記高温側第3電極部は、前記第2集熱シート部の面内から前記第2放熱シート部に向かって延在し、
前記高温側第4電極部は、前記第3集熱シート部の面内から前記第2放熱シート部に向かって延在し、
前記第2集熱シート部から前記第1放熱シート部までの高さは、前記第2集熱シート部から前記第2放熱シート部までの高さと異なる、
熱電変換モジュール。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記低温側第1部材、前記低温側第2部材、および前記高温側部材は、薄板または箔である、請求項1に記載の熱電変換モジュール。
【請求項3】
前記低温側第1部材、前記低温側第2部材、および前記高温側部材は、銅または銅合金である、請求項1に記載の熱電変換モジュール。
【請求項4】
前記第1熱電変換素子は前記低温側第1電極部および前記高温側第1電極部にそれぞれはんだを介して接合され、前記第2熱電変換素子は前記低温側第2電極部および前記高温側第2電極部にそれぞれはんだを介して接合され、前記第3熱電変換素子は前記低温側第3電極部および前記高温側第3電極部にそれぞれはんだを介して接合され、前記第4熱電変換素子は前記低温側第4電極部および前記高温側第4電極部にそれぞれはんだを介して接合されている、請求項1に記載の熱電変換モジュール。
【請求項5】
前記第1熱電変換素子は前記低温側第1電極部および前記高温側第1電極部にそれぞれ銀系材料を介して接合され、前記第2熱電変換素子は前記低温側第2電極部および前記高温側第2電極部にそれぞれ銀系材料を介して接合され、前記第3熱電変換素子は前記低温側第3電極部および前記高温側第3電極部にそれぞれ銀系材料を介して接合され、前記第4熱電変換素子は前記低温側第4電極部および前記高温側第4電極部にそれぞれ銀系材料を介して接合されている、請求項1に記載の熱電変換モジュール。
【請求項6】
前記第3集熱シート部は、高温側第5電極部をさらに備え、
前記高温側部材は、高温側第6電極部を備える第4集熱シート部をさらに有し、
前記熱電変換モジュールは、
低温側に配設され、第3放熱シート部と低温側第5電極部と低温側第6電極部とを有する低温側第3部材と、
前記低温側第5電極部および前記高温側第5電極部に電気的に接合された第5熱電変換素子と、
前記低温側第6電極部および前記高温側第6電極部に電気的に接合された第6熱電変換素子と、
をさらに備え、
前記低温側第5電極部は、前記第3放熱シート部の面内から前記第3集熱シート部に向かって延在し、
前記低温側第6電極部は、前記第3放熱シート部の面内から前記第4集熱シート部に向かって延在し、
前記高温側第5電極部は、前記第3集熱シート部の面内から前記第3放熱シート部に向かって延在し、
前記高温側第6電極部は、前記第4集熱シート部の面内から前記第3放熱シート部に向かって延在し、
前記第2集熱シート部から前記第1放熱シート部までの高さ、前記第2集熱シート部から前記第2放熱シート部までの高さ、および前記第2集熱シート部から前記第3放熱シート部までの高さがそれぞれ異なる、
請求項1に記載の熱電変換モジュール。
【請求項7】
前記低温側第1部材、前記低温側第2部材、前記低温側第3部材、および前記高温側部材は、薄板または箔である、請求項6に記載の熱電変換モジュール。
【請求項8】
前記低温側第1部材、前記低温側第2部材、前記低温側第3部材、および前記高温側部材は、銅または銅合金である、請求項6に記載の熱電変換モジュール。
【請求項9】
前記第1熱電変換素子は前記低温側第1電極部および前記高温側第1電極部にそれぞれはんだを介して接合され、前記第2熱電変換素子は前記低温側第2電極部および前記高温側第2電極部にそれぞれはんだを介して接合され、前記第3熱電変換素子は前記低温側第3電極部および前記高温側第3電極部にそれぞれはんだを介して接合され、前記第4熱電変換素子は前記低温側第4電極部および前記高温側第4電極部にそれぞれはんだを介して接合され、前記第5熱電変換素子は前記低温側第5電極部および前記高温側第5電極部にそれぞれはんだを介して接合され、前記第6熱電変換素子は前記低温側第6電極部および前記高温側第6電極部にそれぞれはんだを介して接合されている、請求項6に記載の熱電変換モジュール。
【請求項10】
前記第1熱電変換素子は前記低温側第1電極部および前記高温側第1電極部にそれぞれ銀系材料を介して接合され、前記第2熱電変換素子は前記低温側第2電極部および前記高温側第2電極部にそれぞれ銀系材料を介して接合され、前記第3熱電変換素子は前記低温側第3電極部および前記高温側第3電極部にそれぞれ銀系材料を介して接合され、前記第4熱電変換素子は前記低温側第4電極部および前記高温側第4電極部にそれぞれ銀系材料を介して接合され、前記第5熱電変換素子は前記低温側第5電極部および前記高温側第5電極部にそれぞれ銀系材料を介して接合され、前記第6熱電変換素子は前記低温側第6電極部および前記高温側第6電極部にそれぞれ銀系材料を介して接合されている、請求項6に記載の熱電変換モジュール。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、熱電変換モジュールおよび熱電変換モジュールの製造方法に関する。
続きを表示(約 7,200 文字)【背景技術】
【0002】
ゼーベック効果を利用した熱電変換モジュールは、熱エネルギーを電気エネルギーに変換することが可能である。熱電変換を実際に行う場合、p型熱電変換素子とn型熱電変換素子とを用い、これらを交互に電気的に直列に接続する構造を採用するのが一般的である。このような熱電変換モジュールは、産業・民生用プロセスや移動体から排出される熱を有効利用して電力に変換することができるため、熱電変換は、環境問題に配慮した省エネルギー技術として注目されている。
【0003】
従来技術の熱電変換モジュールとして、例えば特許文献1には、蛇腹状モジュール帯および線状部材を有し、蛇腹状モジュール帯が、絶縁性基板、絶縁性基板の主面上に予め設定された間隔で配置された複数の熱電変換層、および絶縁性基板の主面上に各熱電変換層を挟んで配置される複数の配線部材を備え、交互に山折りまたは谷折りされて蛇腹構造に形成され、絶縁性基板の蛇腹状の折り返しによる複数の板状部それぞれに形成される複数の貫通孔を有する、熱電変換デバイスが記載されている。そして、特許文献1の熱電変換デバイスは、自己支持性および設置性が高い、と記載されている。
【0004】
しかしながら、特許文献1の熱電変換デバイスでは、出力を向上するために、熱電変換デバイスの設置面積を大きくする必要があり、省スペース化は容易ではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2017/038525号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示の目的は、設置面積に対する出力密度を向上できる熱電変換モジュールおよび熱電変換モジュールの製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[1] 温度差のある使用環境下にて、低温側に配設され、第1放熱シート部と低温側第1電極部と低温側第2電極部とを有する低温側第1部材と、低温側に配設され、第2放熱シート部と低温側第3電極部と低温側第4電極部とを有する低温側第2部材と、高温側に配設され、高温側第1電極部を備える第1集熱シート部と、高温側第2電極部および高温側第3電極部を備える第2集熱シート部と、高温側第4電極部を備える第3集熱シート部と、を有する高温側部材と、前記低温側第1電極部および前記高温側第1電極部に電気的に接合された第1熱電変換素子と、前記低温側第2電極部および前記高温側第2電極部に電気的に接合された第2熱電変換素子と、前記低温側第3電極部および前記高温側第3電極部に電気的に接合された第3熱電変換素子と、前記低温側第4電極部および前記高温側第4電極部に電気的に接合された第4熱電変換素子と、を備え、前記低温側第1電極部は、前記第1放熱シート部の面内から前記第1集熱シート部に向かって延在し、前記低温側第2電極部は、前記第1放熱シート部の面内から前記第2集熱シート部に向かって延在し、前記低温側第3電極部は、前記第2放熱シート部の面内から前記第2集熱シート部に向かって延在し、前記低温側第4電極部は、前記第2放熱シート部の面内から前記第3集熱シート部に向かって延在し、前記高温側第1電極部は、前記第1集熱シート部の面内から前記第1放熱シート部に向かって延在し、前記高温側第2電極部は、前記第2集熱シート部の面内から前記第1放熱シート部に向かって延在し、前記高温側第3電極部は、前記第2集熱シート部の面内から前記第2放熱シート部に向かって延在し、前記高温側第4電極部は、前記第3集熱シート部の面内から前記第2放熱シート部に向かって延在し、前記第2集熱シート部から前記第1放熱シート部までの高さは、前記第2集熱シート部から前記第2放熱シート部までの高さと異なる、熱電変換モジュール。
[2] 前記低温側第1部材、前記低温側第2部材、および前記高温側部材は、薄板または箔である、上記[1]に記載の熱電変換モジュール。
[3] 前記低温側第1部材、前記低温側第2部材、および前記高温側部材は、銅または銅合金である、上記[1]または[2]に記載の熱電変換モジュール。
[4] 前記第1熱電変換素子は前記低温側第1電極部および前記高温側第1電極部にそれぞれはんだを介して接合され、前記第2熱電変換素子は前記低温側第2電極部および前記高温側第2電極部にそれぞれはんだを介して接合され、前記第3熱電変換素子は前記低温側第3電極部および前記高温側第3電極部にそれぞれはんだを介して接合され、前記第4熱電変換素子は前記低温側第4電極部および前記高温側第4電極部にそれぞれはんだを介して接合されている、上記[1]~[3]のいずれか1つに記載の熱電変換モジュール。
[5] 前記第1熱電変換素子は前記低温側第1電極部および前記高温側第1電極部にそれぞれ銀系材料を介して接合され、前記第2熱電変換素子は前記低温側第2電極部および前記高温側第2電極部にそれぞれ銀系材料を介して接合され、前記第3熱電変換素子は前記低温側第3電極部および前記高温側第3電極部にそれぞれ銀系材料を介して接合され、前記第4熱電変換素子は前記低温側第4電極部および前記高温側第4電極部にそれぞれ銀系材料を介して接合されている、上記[1]~[3]のいずれか1つに記載の熱電変換モジュール。
[6] 前記第3集熱シート部は、高温側第5電極部をさらに備え、前記高温側部材は、高温側第6電極部を備える第4集熱シート部をさらに有し、前記熱電変換モジュールは、低温側に配設され、第3放熱シート部と低温側第5電極部と低温側第6電極部とを有する低温側第3部材と、前記低温側第5電極部および前記高温側第5電極部に電気的に接合された第5熱電変換素子と、前記低温側第6電極部および前記高温側第6電極部に電気的に接合された第6熱電変換素子と、をさらに備え、前記低温側第5電極部は、前記第3放熱シート部の面内から前記第3集熱シート部に向かって延在し、前記低温側第6電極部は、前記第3放熱シート部の面内から前記第4集熱シート部に向かって延在し、前記高温側第5電極部は、前記第3集熱シート部の面内から前記第3放熱シート部に向かって延在し、前記高温側第6電極部は、前記第4集熱シート部の面内から前記第3放熱シート部に向かって延在し、前記第2集熱シート部から前記第1放熱シート部までの高さ、前記第2集熱シート部から前記第2放熱シート部までの高さ、および前記第2集熱シート部から前記第3放熱シート部までの高さがそれぞれ異なる、上記[1]に記載の熱電変換モジュール。
[7] 前記低温側第1部材、前記低温側第2部材、前記低温側第3部材、および前記高温側部材は、薄板または箔である、上記[6]に記載の熱電変換モジュール。
[8] 前記低温側第1部材、前記低温側第2部材、前記低温側第3部材、および前記高温側部材は、銅または銅合金である、上記[6]または[7]に記載の熱電変換モジュール。
[9] 前記第1熱電変換素子は前記低温側第1電極部および前記高温側第1電極部にそれぞれはんだを介して接合され、前記第2熱電変換素子は前記低温側第2電極部および前記高温側第2電極部にそれぞれはんだを介して接合され、前記第3熱電変換素子は前記低温側第3電極部および前記高温側第3電極部にそれぞれはんだを介して接合され、前記第4熱電変換素子は前記低温側第4電極部および前記高温側第4電極部にそれぞれはんだを介して接合され、前記第5熱電変換素子は前記低温側第5電極部および前記高温側第5電極部にそれぞれはんだを介して接合され、前記第6熱電変換素子は前記低温側第6電極部および前記高温側第6電極部にそれぞれはんだを介して接合されている、上記[6]~[8]のいずれか1つに記載の熱電変換モジュール。
[10] 前記第1熱電変換素子は前記低温側第1電極部および前記高温側第1電極部にそれぞれ銀系材料を介して接合され、前記第2熱電変換素子は前記低温側第2電極部および前記高温側第2電極部にそれぞれ銀系材料を介して接合され、前記第3熱電変換素子は前記低温側第3電極部および前記高温側第3電極部にそれぞれ銀系材料を介して接合され、前記第4熱電変換素子は前記低温側第4電極部および前記高温側第4電極部にそれぞれ銀系材料を介して接合され、前記第5熱電変換素子は前記低温側第5電極部および前記高温側第5電極部にそれぞれ銀系材料を介して接合され、前記第6熱電変換素子は前記低温側第6電極部および前記高温側第6電極部にそれぞれ銀系材料を介して接合されている、上記[6]~[8]のいずれか1つに記載の熱電変換モジュール。
[11] 前記高温側部材は、高温側第7電極部を備える第5集熱シート部と、高温側第8電極部および高温側第9電極部を備える第6集熱シート部と、高温側第10電極部を備える第7集熱シート部と、をさらに有し、前記熱電変換モジュールは、低温側に配設され、第4放熱シート部と低温側第7電極部と低温側第8電極部とを有する低温側第4部材と、低温側に配設され、第5放熱シート部と低温側第9電極部と低温側第10電極部とを有する低温側第5部材と、前記低温側第7電極部および前記高温側第7電極部に電気的に接合された第7熱電変換素子と、前記低温側第8電極部および前記高温側第8電極部に電気的に接合された第8熱電変換素子と、前記低温側第9電極部および前記高温側第9電極部に電気的に接合された第9熱電変換素子と、前記低温側第10電極部および前記高温側第10電極部に電気的に接合された第10熱電変換素子と、をさらに備え、前記低温側第7電極部は、前記第4放熱シート部の面内から前記第5集熱シート部に向かって延在し、前記低温側第8電極部は、前記第4放熱シート部の面内から前記第6集熱シート部に向かって延在し、前記低温側第9電極部は、前記第5放熱シート部の面内から前記第6集熱シート部に向かって延在し、前記低温側第10電極部は、前記第5放熱シート部の面内から前記第7集熱シート部に向かって延在し、前記高温側第7電極部は、前記第5集熱シート部の面内から前記第4放熱シート部に向かって延在し、前記高温側第8電極部は、前記第6集熱シート部の面内から前記第4放熱シート部に向かって延在し、前記高温側第9電極部は、前記第6集熱シート部の面内から前記第5放熱シート部に向かって延在し、前記高温側第10電極部は、前記第7集熱シート部の面内から前記第5放熱シート部に向かって延在し、前記第6集熱シート部から前記第4放熱シート部までの高さは、前記第6集熱シート部から前記第5放熱シート部までの高さと異なる、上記[1]に記載の熱電変換モジュール。
[12] 前記低温側第1部材、前記低温側第2部材、前記低温側第4部材、前記低温側第5部材、および前記高温側部材は、薄板または箔である、上記[11]に記載の熱電変換モジュール。
[13] 前記低温側第1部材、前記低温側第2部材、前記低温側第4部材、前記低温側第5部材、および前記高温側部材は、銅または銅合金である、上記[11]または[12]に記載の熱電変換モジュール。
[14] 前記第1熱電変換素子は前記低温側第1電極部および前記高温側第1電極部にそれぞれはんだを介して接合され、前記第2熱電変換素子は前記低温側第2電極部および前記高温側第2電極部にそれぞれはんだを介して接合され、前記第3熱電変換素子は前記低温側第3電極部および前記高温側第3電極部にそれぞれはんだを介して接合され、前記第4熱電変換素子は前記低温側第4電極部および前記高温側第4電極部にそれぞれはんだを介して接合され、前記第7熱電変換素子は前記低温側第7電極部および前記高温側第7電極部にそれぞれはんだを介して接合され、前記第8熱電変換素子は前記低温側第8電極部および前記高温側第8電極部にそれぞれはんだを介して接合され、前記第9熱電変換素子は前記低温側第9電極部および前記高温側第9電極部にそれぞれはんだを介して接合され、前記第10熱電変換素子は前記低温側第10電極部および前記高温側第10電極部にそれぞれはんだを介して接合されている、上記[11]~[13]のいずれか1つに記載の熱電変換モジュール。
[15] 前記第1熱電変換素子は前記低温側第1電極部および前記高温側第1電極部にそれぞれ銀系材料を介して接合され、前記第2熱電変換素子は前記低温側第2電極部および前記高温側第2電極部にそれぞれ銀系材料を介して接合され、前記第3熱電変換素子は前記低温側第3電極部および前記高温側第3電極部にそれぞれ銀系材料を介して接合され、前記第4熱電変換素子は前記低温側第4電極部および前記高温側第4電極部にそれぞれ銀系材料を介して接合され、前記第7熱電変換素子は前記低温側第7電極部および前記高温側第7電極部にそれぞれ銀系材料を介して接合され、前記第8熱電変換素子は前記低温側第8電極部および前記高温側第8電極部にそれぞれ銀系材料を介して接合され、前記第9熱電変換素子は前記低温側第9電極部および前記高温側第9電極部にそれぞれ銀系材料を介して接合され、前記第10熱電変換素子は前記低温側第10電極部および前記高温側第10電極部にそれぞれ銀系材料を介して接合されている、上記[11]~[13]のいずれか1つに記載の熱電変換モジュール。
[16] 前記熱電変換素子は、クラスレート化合物である、上記[1]~[15]のいずれか1つに記載の熱電変換モジュール。
[17] 前記熱電変換素子は、BaとGaとSnとを含むクラスレート化合物である、上記[1]~[15]のいずれか1つに記載の熱電変換モジュール。
[18] 上記[1]に記載の熱電変換モジュールを製造する熱電変換モジュールの製造方法であって、熱伝導材料シートと前記熱伝導材料シート上に設けられる電気絶縁シートとを備える基材を切断加工し、第1放熱シート部と低温側第1電極部と低温側第2電極部とを有する低温側第1部材、第2放熱シート部と低温側第3電極部と低温側第4電極部とを有する低温側第2部材、高温側第1電極部を備える第1集熱シート部、高温側第2電極部と高温側第3電極部とを備える第2集熱シート部、および高温側第4電極部を備える第3集熱シート部を形成する、切断工程と、前記低温側第1電極部および前記高温側第1電極部に対して第1熱電変換素子を、前記低温側第2電極部および前記高温側第2電極部に対して第2熱電変換素子を、前記低温側第3電極部および前記高温側第3電極部に対して第3熱電変換素子を、前記低温側第4電極部および前記高温側第4電極部に対して第4熱電変換素子を、それぞれ接合する、接合工程と、前記第1放熱シート部と前記低温側第1電極部との間、前記第1放熱シート部と前記低温側第2電極部との間、前記第2放熱シート部と前記低温側第3電極部との間、前記第2放熱シート部と前記低温側第4電極部との間、前記第1集熱シート部と前記高温側第1電極部との間、前記第2集熱シート部と前記高温側第2電極部との間、前記第2集熱シート部と前記高温側第3電極部との間、前記第3集熱シート部と前記高温側第4電極部との間を、それぞれ折り曲げ、前記第2集熱シート部から前記第1放熱シート部までの高さと、前記第2集熱シート部から前記第2放熱シート部までの高さとを異にする、折り曲げ工程と、を有する熱電変換モジュールの製造方法。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、設置面積に対する出力密度を向上できる熱電変換モジュールおよび熱電変換モジュールの製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1実施形態の熱電変換モジュールの一例を示す斜視図である。
図2は、第1実施形態の熱電変換モジュールの一例を示す正面図である。
図3は、第1実施形態の熱電変換モジュールの製造方法に用いる基材の一例を示す斜視図である。
図4は、第1実施形態の熱電変換モジュールの製造方法における切断工程の一例を示す斜視図である。
図5は、第1実施形態の熱電変換モジュールの製造方法における切断工程で得られる切断基材の一例を示す斜視図である。
図6は、第1実施形態の熱電変換モジュールの製造方法における接合工程の一例を示す斜視図である。
図7は、第2実施形態の熱電変換モジュールの一例を示す斜視図である。
図8は、第2実施形態の熱電変換モジュールの一例を示す正面図である。
図9は、第3実施形態の熱電変換モジュールの一例を示す斜視図である。
図10は、第3実施形態の熱電変換モジュールの一例を示す正面図である。
図11は、第3実施形態の熱電変換モジュールの他の例を示す斜視図である。
図12は、第3実施形態の熱電変換モジュールの他の例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施形態に基づき詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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