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公開番号2025115711
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2024010307
出願日2024-01-26
発明の名称空気調和機
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人個人,個人
主分類F24F 11/36 20180101AFI20250731BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】可燃性冷媒を用いる空気調和機において、万が一可燃性冷媒が室内に漏洩した場合、その漏洩した可燃性冷媒の爆発を抑制する。
【解決手段】床置き型の空気調和機10は、室内に配置され、吸い込み口72c、下部に設けられた下側吹き出し口72b、および下側吹き出し口72bに比べて高い位置に位置する上側吹き出し口72aを含む流路を備える筺体72と、流路内に発生させるファン24と、空気に比べて重い可燃性冷媒が内部を流れ、可燃性冷媒と流路内の空気との熱交換を行う熱交換器22と、可燃性冷媒のガス濃度を検出するガスセンサ82とを有する。ガスセンサ82が第1の濃度を超えるガス濃度を検出すると、ガス濃度が第1の濃度に比べて低い第2の濃度を超えて低下するまで、上側吹き出し口72aに比べて多量の空気を下側吹き出し口72bから吹き出して室内の可燃性冷媒を撹拌する冷媒撹拌運転を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
床置き型の空気調和機であって、
室内に配置され、吸い込み口、下部に設けられた下側吹き出し口、および前記下側吹き出し口に比べて高い位置に位置する上側吹き出し口を含む流路を備える筺体と、
前記吸い込み口から前記上側および下側吹き出し口それぞれに向かう空気の流れを前記流路内に発生させるファンと、
空気に比べて重い可燃性冷媒が内部を流れ、前記可燃性冷媒と前記流路内の空気との熱交換を行う熱交換器と、
前記可燃性冷媒のガス濃度を検出するガスセンサと、を有し、
前記ガスセンサが第1の濃度を超えるガス濃度を検出すると、ガス濃度が前記第1の濃度に比べて低い第2の濃度を超えて低下するまで、前記上側吹き出し口に比べて多量の空気を前記下側吹き出し口から吹き出して室内の前記可燃性冷媒を撹拌する冷媒撹拌運転を実行する、空気調和機。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記ガスセンサが、前記下側吹き出し口近傍に設けられている、請求項1に記載の空気調和機。
【請求項3】
前記上側吹き出し口を開閉する上側ルーバと、
前記下側吹き出し口を開閉する下側ルーバと、をさらに有し、
前記ガスセンサが前記第1の濃度を超えるガス濃度を検出すると、ガス濃度が前記第2の濃度を超えて低下するまで、前記上側ルーバが前記上側吹き出し口を閉じた状態で維持しつつ、前記下側ルーバが前記下側吹き出し口を開いた状態で維持する、請求項1に記載の空気調和機。
【請求項4】
前記ガスセンサが検出するガス濃度が前記第2の濃度を超えて低下すると、全停止する、請求項1に記載の空気調和機。
【請求項5】
前記ガスセンサが前記第1の濃度を超えるガス濃度を検出すると、前記可燃性冷媒の漏洩を報知する警報器を、さらに有する、請求項1に記載の空気調和機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、空気調和機に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、例えば、特許文献1に記載するように、可燃性冷媒を用いて室内空調を行う空気調和機が知られている。特許文献1に記載された空気調和機は、室内機内で可燃性冷媒の漏洩が生じた場合、その漏洩した可燃性冷媒を室外に排出するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-324928号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載するように、可燃性冷媒を用いて室内空気調和機の場合、室内機内のみならず、室内にも可燃性冷媒が漏洩する可能性がある。
【0005】
そこで、本開示は、可燃性冷媒を用いる空気調和機において、万が一可燃性冷媒が室内に漏洩した場合、その漏洩した可燃性冷媒の爆発を抑制することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の課題を解決するために、本発明の一態様によれば、
床置き型の空気調和機であって、
室内に配置され、吸い込み口、下部に設けられた下側吹き出し口、および前記下側吹き出し口に比べて高い位置に位置する上側吹き出し口を含む流路を備える筺体と、
前記吸い込み口から前記上側および下側吹き出し口それぞれに向かう空気の流れを前記流路内に発生させるファンと、
空気に比べて重い可燃性冷媒が内部を流れ、前記可燃性冷媒と前記流路内の空気との熱交換を行う熱交換器と、
前記可燃性冷媒のガス濃度を検出するガスセンサと、を有し、
前記ガスセンサが第1の濃度を超えるガス濃度を検出すると、ガス濃度が前記第1の濃度に比べて低い第2の濃度を超えて低下するまで、前記上側吹き出し口に比べて多量の空気を前記下側吹き出し口から吹き出して室内の前記可燃性冷媒を撹拌する冷媒撹拌運転を実行する、空気調和機が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、可燃性冷媒を用いる空気調和機において、万が一可燃性冷媒が室内に漏洩した場合、その漏洩した可燃性冷媒の爆発を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施の形態1に係る空気調和機の概略図
空気調和機における室内機の概略的な正面図
空気調和機における換気装置の概略図
空気調和機の制御系を示すブロック図
冷媒撹拌運転を含む制御の流れを示すタイミングチャート
冷媒撹拌運転状態の空気調和機の室内機の概略図
別の実施の形態に係る空気調和機における室内機の概略図
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一態様の空気調和機は、床置き型の空気調和機であって、室内に配置され、吸い込み口、下部に設けられた下側吹き出し口、および前記下側吹き出し口に比べて高い位置に位置する上側吹き出し口を含む流路を備える筺体と、前記吸い込み口から前記上側および下側吹き出し口それぞれに向かう空気の流れを前記流路内に発生させるファンと、
空気に比べて重い可燃性冷媒が内部を流れ、前記可燃性冷媒と前記流路内の空気との熱交換を行う熱交換器と、前記可燃性冷媒のガス濃度を検出するガスセンサと、を有し、前記ガスセンサが第1の濃度を超えるガス濃度を検出すると、ガス濃度が前記第1の濃度に比べて低い第2の濃度を超えて低下するまで、前記上側吹き出し口に比べて多量の空気を前記下側吹き出し口から吹き出して室内の前記可燃性冷媒を撹拌する冷媒撹拌運転を実行する。
【0010】
このような一態様によれば、可燃性冷媒を用いる空気調和機において、万が一可燃性冷媒が室内に漏洩した場合、その漏洩した可燃性冷媒の爆発を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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