TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025115888
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2024010588
出願日
2024-01-26
発明の名称
電流遮断装置
出願人
日本化薬株式会社
代理人
個人
主分類
H01H
39/00 20060101AFI20250731BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】従来よりも迅速に電気機器への電力の供給を遮断し、漏電および感電などを従来よりも迅速に防止できる電流遮断装置を提供する。
【解決手段】電流遮断装置100は、破壊力源の一例である点火器10と、天部20cと、側部20dと、底部20eとを有し、収容空間を有する切断室20と、切断室20内を一方向に向かって移動可能な棒状の移動部材40と、異常が検知された場合に点火器10を駆動する制御部24とを備える。点火器10は、点火器10の内部に設けられ、作動時に着火燃焼することで火炎を発生する点火薬と、点火薬を着火させる半導体電橋装置とを含む点火部11と、点火部11に接続された一対の端子ピン12、12とを備える。点火器10は、発生させた火炎を下方に位置する移動部材40に向けて放出できるように切断室20の上壁に保持されている。点火器10は、電流の印加から点火薬の着火まで300μs以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
天部と、底部と、側部とを有し、内部に収容空間を内包するハウジングと、
電流の印加から点火薬の着火まで300μs以下であって、前記ハウジングの天部に設けられた点火器と、
前記ハウジング内に配置され、作動した前記点火器から直接又は間接的に受けるエネルギーによって前記収容空間内を移動可能な移動部材と、
前記ハウジングの前記側部を貫通しつつ前記収容空間内に架設されていると共に電気回路の一部を形成する導体であって、作動時に移動した前記移動部材によって切断可能な電流供給路と、
を備えていることを特徴とする電流遮断装置。
続きを表示(約 290 文字)
【請求項2】
天部と、底部と、側部とを有し、内部に収容空間を内包するハウジングと、
点火薬と、前記点火薬を着火させるための半導体電橋装置とを含む点火部を有し、前記ハウジングの天部に設けられた点火器と、
前記ハウジング内に配置され、作動した前記点火器から直接又は間接的に受けるエネルギーによって前記収容空間内を移動可能な移動部材と、
前記ハウジングの前記側部を貫通しつつ前記収容空間内に架設されていると共に電気回路の一部を形成する導体であって、作動時に移動した前記移動部材によって切断可能な電流供給路と、
を備えていることを特徴とする電流遮断装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気機器への電流の供給を遮断する電流遮断装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
たとえば、電気自動車等に万一事故または故障が発生したときに、当該事故または故障に起因した漏電および感電などを防止するために、電気機器への電力の供給を遮断する電流遮断装置を設けることが公知となっている。電流遮断装置としては、たとえば、下記特許文献1に、一対の導電ピンの基端同士を連結するように連架されたブリッジワイヤ(抵抗体)と、当該ブリッジワイヤに接触した状態で点火部における点火器カップ内に収容されている点火薬と、を有している点火器を備えた電気回路遮断装置が開示されている。なお、ブリッジワイヤには、一般的にニクロム線などが用いられる。
【0003】
上記特許文献1に開示されている電流遮断装置においては、ブリッジワイヤに所定の電流を印加することにより、ブリッジワイヤが点火器カップ内に充填されている点火薬の発火温度になると、点火薬が着火する。これにより、点火器カップが破断し解放され、推進力が点火器カップ外に放出され、当該推進力を得た発射体が電流遮断器のバスバーを切断することで、電流を遮断する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-59018号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ニクロム線などのブリッジワイヤを用いた点火器は、電流の印加から点火薬の着火まで、約800μs(マイクロ秒)かかるが、電気自動車に万一事故または故障が発生した場合において、より迅速に電気機器への電力の供給を遮断し、漏電および感電などをより迅速に防止できる電流遮断装置が望まれている。
【0006】
そこで、本発明は、従来よりも迅速に電気機器への電力の供給を遮断し、漏電および感電などを従来よりも迅速に防止できる電流遮断装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1) 本発明に係る電流遮断装置は、天部と、底部と、側部とを有し、内部に収容空間を内包するハウジングと、電流の印加から点火薬の着火まで300μs以下であって、前記ハウジングの天部に設けられた点火器と、前記ハウジング内に配置され、作動した前記点火器から直接又は間接的に受けるエネルギーによって前記収容空間内を移動可能な移動部材と、前記ハウジングの前記側部を貫通しつつ前記収容空間内に架設されていると共に電気回路の一部を形成する導体であって、作動時に移動した前記移動部材によって切断可能な電流供給路と、を備えていることを特徴とする。
【0008】
(2) 別の観点として、本発明に係る電流遮断装置は、天部と、底部と、側部とを有し、内部に収容空間を内包するハウジングと、点火薬と、前記点火薬を着火させるための半導体電橋装置とを含む点火部を有し、前記ハウジングの天部に設けられた点火器と、前記ハウジング内に配置され、作動した前記点火器から直接又は間接的に受けるエネルギーによって前記収容空間内を移動可能な移動部材と、前記ハウジングの前記側部を貫通しつつ前記収容空間内に架設されていると共に電気回路の一部を形成する導体であって、作動時に移動した前記移動部材によって切断可能な電流供給路と、を備えていることを特徴とするものであってもよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、従来よりも迅速に電気機器への電力の供給を遮断し、漏電および感電などを従来よりも迅速に防止できる電流遮断装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る電流遮断装置を示す断面図である。
図1の電流供給路が切断された状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
日本化薬株式会社
ガス発生器
2日前
日本化薬株式会社
電流遮断装置
今日
日本化薬株式会社
硬化性樹脂組成物およびその硬化物
1か月前
日本化薬株式会社
電解質膜及びそれを用いた水電解装置
1か月前
日本化薬株式会社
偏光発光膜、偏光発光板及び表示装置
1か月前
日本化薬株式会社
電解質膜及びそれを用いた水電解装置
1か月前
日本化薬株式会社
エポキシ樹脂、硬化性樹脂組成物、及び硬化物
1か月前
日本化薬株式会社
液晶滴下工法用液晶シール剤及びそれを用いた液晶表示パネル
2か月前
日本化薬株式会社
アントラキノン化合物、該化合物を含む液晶組成物及び調光素子
6日前
日本化薬株式会社
アントラキノン化合物、該化合物を含む液晶組成物及び調光素子
6日前
日本化薬株式会社
有害生物防除組成物
21日前
日本化薬株式会社
マレイミド樹脂、マレイミド樹脂組成物及びマレイミド樹脂の製造方法、
16日前
日本化薬株式会社
マレイミド樹脂混合物、その製造方法、及びマレイミド樹脂混合物を含む組成物
16日前
日本化薬株式会社
インク及びインクジェット記録方法
2か月前
日本化薬株式会社
インク、インクジェット印刷方法及び印刷メディア
2か月前
日本化薬株式会社
脂肪族ポリエステル樹脂着色物の製造方法、脂肪族ポリエステル樹脂用着色組成物および脂肪族ポリエステル樹脂着色物
6日前
日本化薬株式会社
インクセット、インクジェット記録方法、印刷メディア、及び印刷メディアセット
6日前
日本化薬株式会社
異種金属ドープ酸化セリウム製造用中間体、その製造方法、及びそれを用いた異種金属ドープ酸化セリウム
15日前
個人
超精密位置決め機構
今日
東レ株式会社
積層多孔質膜
3日前
株式会社ExH
電流開閉装置
1か月前
株式会社潤工社
同軸ケーブル
28日前
個人
鉄心用材料とその製造方法
1か月前
CKD株式会社
巻回装置
2日前
個人
マルチバンドコイルアンテナ
15日前
エイブリック株式会社
半導体装置
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
矢崎総業株式会社
電線
10日前
株式会社GSユアサ
蓄電素子
9日前
株式会社大阪ソーダ
複合固体電解質
9日前
オムロン株式会社
電磁継電器
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
続きを見る
他の特許を見る