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公開番号
2025133655
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-11
出願番号
2024031747
出願日
2024-03-01
発明の名称
ガス発生器
出願人
日本化薬株式会社
代理人
個人
主分類
B60R
21/264 20060101AFI20250904BHJP(車両一般)
要約
【課題】ハウジングの質量が大きくなることを抑制できるガス発生器を提供する。
【解決手段】ディスク型ガス発生器100は、下部側シェル10と上部側シェル20とを有し、燃焼することによってガスを発生するガス発生剤61を内部に収容するハウジングと、ガス発生剤61を着火燃焼させる点火器40とを備え、下部側シェル10は、底板部11と、底板部11の外周縁部から上部側シェル20側に向けて延設された筒状の周壁部12とを有し、底板部11は、底板部11の中央部の周囲に設けられる平板部16と、平板部16の内周縁部から内方側に向かうに連れて上部側シェル20側に位置するように湾曲する湾曲部17を有しかつ底板部11の中央部において上部側シェル20側に向けて突出する突状筒部13とを有し、平板部16および湾曲部17の厚みは、下部側シェル10における平板部16および湾曲部17以外の部分の厚みに対して、1.1倍以上である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
下部側シェルと上部側シェルとを有し、燃焼することによってガスを発生するガス発生剤を内部に収容するハウジングと、
前記ガス発生剤を着火燃焼させる点火器とを備え、
前記下部側シェルは、底板部と、前記底板部の外周縁部から前記上部側シェル側に向けて延設された筒状の周壁部とを有し、
前記底板部は、前記底板部の中央部の周囲に設けられる平板部と、前記平板部の内周縁部から内方側に向かうに連れて前記上部側シェル側に位置するように湾曲する湾曲部を有しかつ前記底板部の中央部において前記上部側シェル側に向けて突出する筒部とを有し、
前記平板部および前記湾曲部の厚みは、前記下部側シェルにおける前記平板部および前記湾曲部以外の部分の厚みに対して、1.1倍以上であることを特徴とするガス発生器。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
下部側シェルと上部側シェルとを有し、燃焼することによってガスを発生するガス発生剤を内部に収容するハウジングと、
前記ガス発生剤を着火燃焼させる点火器とを備え、
前記下部側シェルは、底板部と、前記底板部の外周縁部から前記上部側シェル側に向けて延設された筒状の周壁部とを有し、
前記下部側シェルの最大厚みは、前記下部側シェルの最小厚みに対して、1.2倍以上であることを特徴とするガス発生器。
【請求項3】
下部側シェルと上部側シェルとを有し、燃焼することによってガスを発生するガス発生剤を内部に収容するハウジングと、
前記ガス発生剤を着火燃焼させる点火器とを備え、
前記下部側シェルは、底板部と、前記底板部の外周縁部から前記上部側シェル側に向けて延設された筒状の周壁部とを有し、
前記底板部は、前記底板部の中央部の周囲に設けられる平板部と、前記平板部の内周縁部から内方側に向かうに連れて前記上部側シェル側に位置するように湾曲する湾曲部を有しかつ前記底板部の中央部において前記上部側シェル側に向けて突出する筒部とを有し、
前記平板部および前記湾曲部の厚みは、前記下部側シェルにおける前記平板部および前記湾曲部以外の部分の厚みに対して、0.2mm以上大きいことを特徴とするガス発生器。
【請求項4】
下部側シェルと上部側シェルとを有し、燃焼することによってガスを発生するガス発生剤を内部に収容するハウジングと、
前記ガス発生剤を着火燃焼させる点火器とを備え、
前記下部側シェルは、底板部と、前記底板部の外周縁部から前記上部側シェル側に向けて延設された筒状の周壁部とを有し、
前記下部側シェルの最大厚みは、1.1mm以上であり、
前記下部側シェルの最小厚みは、0.9mm以下であることを特徴とするガス発生器。
【請求項5】
下部側シェルと上部側シェルとを有し、燃焼することによってガスを発生するガス発生剤を内部に収容するハウジングと、
前記ガス発生剤を着火燃焼させる点火器とを備え、
前記下部側シェルは、底板部と、前記底板部の外周縁部から前記上部側シェル側に向けて延設された筒状の周壁部とを有し、
前記底板部は、前記底板部の中央部の周囲に設けられる平板部と、前記平板部の内周縁部から内方側に向かうに連れて前記上部側シェル側に位置するように湾曲する湾曲部を有しかつ前記底板部の中央部において前記上部側シェル側に向けて突出する筒部とを有し、
前記上部側シェルは、天板部と、前記天板部の外周縁部から前記下部側シェル側に向けて延設された筒状の周壁部とを有し、
前記天板部の厚みは、前記平板部および前記湾曲部の厚みに対して、0.9倍以上であることを特徴とするガス発生器。
【請求項6】
下部側シェルと上部側シェルとを有し、燃焼することによってガスを発生するガス発生剤を内部に収容するハウジングと、
前記ガス発生剤を着火燃焼させる点火器とを備え、
前記下部側シェルは、底板部と、前記底板部の外周縁部から前記上部側シェル側に向けて延設された筒状の周壁部とを有し、
前記上部側シェルは、天板部と、前記天板部の外周縁部から前記下部側シェル側に向けて延設された筒状の周壁部とを有し、
前記下部側シェルの最大厚みと前記上部側シェルの最大厚みとの差は、0.1mm以下であることを特徴とするガス発生器。
【請求項7】
前記下部側シェルを形成する材料および前記上部側シェルを形成する材料の引張強度は、780MPa以上であることを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載のガス発生器。
【請求項8】
前記下部側シェルの質量は、80g以下であることを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載のガス発生器。
【請求項9】
前記上部側シェルの質量は、62g以下であることを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載のガス発生器。
【請求項10】
前記下部側シェルおよび前記上部側シェルの合計質量は、142g以下であることを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載のガス発生器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両等衝突時に乗員を保護する乗員保護装置に組み込まれるガス発生器に関し、特に、自動車等に装備されるエアバッグ装置に組み込まれるガス発生器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、自動車等の乗員の保護の観点から、乗員保護装置であるエアバッグ装置が普及している。エアバッグ装置は、車両等衝突時に生じる衝撃から乗員を保護する目的で装備されるものであり、車両等衝突時に瞬時にエアバッグを膨張および展開させることにより、エアバッグがクッションとなって乗員の体を受け止めるものである。
【0003】
ガス発生器には、種々の構造のものが存在するが、運転席側エアバッグ装置や助手席側エアバッグ装置等に、特に好適に利用できるガス発生器として、外径が比較的大きい短尺略円柱状のディスク型ガス発生器がある。
【0004】
ディスク型ガス発生器は、軸方向の両端が閉塞された短尺略円筒状のハウジングを有し、ハウジングの周壁部に複数のガス噴出口が設けられるとともに、ハウジングに組付けられた点火器に面するようにハウジングの内部に伝火薬が収容され、さらに当該伝火薬を囲うようにハウジングの内部にガス発生剤が充填され、当該ガス発生剤の周囲をさらに囲うようにフィルタがハウジングの内部に収容されてなるものである。
【0005】
たとえば、特許文献1には、容器本体部と蓋部、およびそれらの内部中央に一体化されて配設され、かつ点火手段を収納する空間部を有する中央固定部とからなる円筒状エアバック用インフレータ容器が開示されている。当該中央固定部は、その外周面の少なくとも一部が肉厚に形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平5-16762号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、ハウジングの質量が大きくなることを抑制することが望まれている。しかしながら、ハウジングの質量を軽くするために、ハウジングの厚みを薄くしすぎるとガス発生器が作動した際にハウジングが破断するおそれがある。
【0008】
そこで、本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ハウジングの破断を抑制しつつ、ハウジングの質量が大きくなることを抑制できるガス発生器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1) 本発明のガス発生器は、下部側シェルと上部側シェルとを有し、燃焼することによってガスを発生するガス発生剤を内部に収容するハウジングと、前記ガス発生剤を着火燃焼させる点火器とを備え、前記下部側シェルは、底板部と、前記底板部の外周縁部から前記上部側シェル側に向けて延設された筒状の周壁部とを有し、前記底板部は、前記底板部の中央部の周囲に設けられる平板部と、前記平板部の内周縁部から内方側に向かうに連れて前記上部側シェル側に位置するように湾曲する湾曲部を有しかつ前記底板部の中央部において前記上部側シェル側に向けて突出する筒部とを有し、前記平板部および前記湾曲部の厚みは、前記下部側シェルにおける前記平板部および前記湾曲部以外の部分の厚みに対して、1.1倍以上であることを特徴とする。
【0010】
(2) 本発明のガス発生器は、下部側シェルと上部側シェルとを有し、燃焼することによってガスを発生するガス発生剤を内部に収容するハウジングと、前記ガス発生剤を着火燃焼させる点火器とを備え、前記下部側シェルは、底板部と、前記底板部の外周縁部から前記上部側シェル側に向けて延設された筒状の周壁部とを有し、前記下部側シェルの最大厚みは、前記下部側シェルの最小厚みに対して、1.2倍以上であることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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