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公開番号
2025116505
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-08
出願番号
2024010967
出願日
2024-01-29
発明の名称
二酸化炭素分離回収液
出願人
東ソー株式会社
代理人
主分類
B01D
53/14 20060101AFI20250801BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】 従来公知のアミン水溶液については、二酸化炭素回収時に多くのエネルギーが必要となるため、より回収時のエネルギーを低減する組成液が求められていた。
【解決手段】
一般式(1)で表される少なくとも1種のアミド化合物を含む、水溶液である二酸化炭素分離用組成物で、前記二酸化炭素分離用組成物の全量を100質量%として、前記アミド化合物の含有量が0.1~50質量%である二酸化炭素分離用組成物。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
一般式(1)で表される少なくとも1種のアミド化合物を含む水溶液である二酸化炭素分離用組成物で、前記二酸化炭素分離用組成物の全量を100質量%として、前記アミド化合物の含有量が0.1~50質量%である二酸化炭素分離用組成物。
JPEG
2025116505000009.jpg
22
73
[式(1)中、R
1
は下記一般式(2)で表される、アミド基を有するアルキル基を表す。R
2
は、水素原子、炭素数1~4の分岐を有してもよいアルキル基、炭素数1~4の分岐を有してもよいヒドロキシアルキル基、及びR
1
基を表す。]
JPEG
2025116505000010.jpg
34
73
[式(2)中、R
3
は水素原子、炭素数1~4の分岐を有してもよいアルキル基を表す。Xは炭素数1~3のアルキレン基を表す。]
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
一般式(2)において、Xがエチレン基である、請求項1に記載の二酸化炭素分離用組成物。
【請求項3】
アミド化合物が、N-[2-(1-ピペラジニル)エチル]ホルムアミド、N-[2-(1-ピペラジニル)エチル]アセトアミド、N-[2-(1-ピペラジニル)エチル]プロピオンアミド、N-[2-(1-ピペラジニル)エチル]ブタンアミド、1,4-ビス[2-(N-ホルミルアミノ)エチル]ピペラジン、1,4-ビス[2-(N-アセチルアミノ)エチル]ピペラジン、1,4-ビス[2-(N-プロピオニルアミノ)エチル]ピペラジン、1,4-ビス[2-(N-ブタノイルアミノ)エチル]ピペラジンである、請求項1に記載の二酸化炭素分離用組成物。
【請求項4】
二酸化炭素分離用組成物がさらにアミン化合物を含有し、少なくとも1種のアミン化合物の含有量が、前記二酸化炭素分離用組成物の全量を100質量%として2~70質量%である、請求項1に記載の二酸化炭素分離用組成物。
【請求項5】
請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の二酸化炭素分離用組成物に二酸化炭素を含む混合ガスを接触させ、該混合ガス中の二酸化炭素を前記二酸化炭素分離用組成物に吸収させる工程を含む、二酸化炭素の分離方法。
【請求項6】
請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の二酸化炭素分離用組成物に二酸化炭素を含む混合ガスを接触させ、該混合ガス中の二酸化炭素を前記二酸化炭素分離用組成物に吸収させる工程、及び前記二酸化炭素を吸収した二酸化炭素分離用組成物を加熱及び/又は減圧して二酸化炭素を放散させる工程を含む、二酸化炭素の分離方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、二酸化炭素を含有する混合ガスから二酸化炭素を分離するための二酸化炭素分離用組成物及びその用途に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、地球温暖化問題のため、二酸化炭素の分離・回収が注目されており、二酸化炭素吸収液の開発が盛んにおこなわれている。二酸化炭素の分離方法は化学吸収法と物理吸収法に分類され、化学吸収法には回収した二酸化炭素が高純度で得られる利点がある。
【0003】
化学吸収法の二酸化炭素分離化合物としては、アミンの水溶液が一般的に知られている(特許文献1,2)。当該化学吸収法は、低温で吸収した二酸化炭素を、高温にして二酸化炭素を脱離させ回収する方法であるが、高温にする際に水溶液を加熱するため、水の高い潜熱、比熱が影響して、二酸化炭素の回収に多くのエネルギーが必要になるといった課題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許第4112052号明細書
特許第2871334号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来公知のアミン水溶液については、二酸化炭素回収時に多くのエネルギーが必要となるため、より回収時のエネルギーを低減する組成液が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、以下に示す本発明を完成させるに至った。
【0007】
すなわち、本発明は以下に示すとおりの二酸化炭素分離用組成物、及びその用途である。
【0008】
[1]
一般式(1)で表される少なくとも1種のアミド化合物を含む水溶液である二酸化炭素分離用組成物で、前記二酸化炭素分離用組成物の全量を100質量%として、前記アミド化合物の含有量が0.1~50質量%である二酸化炭素分離用組成物。
【0009】
JPEG
2025116505000001.jpg
21
72
【0010】
[式(1)中、R
1
は下記一般式(2)で表される、アミド基を有するアルキル基を表す。R
2
は、水素原子、炭素数1~4の分岐を有してもよいアルキル基、炭素数1~4の分岐を有してもよいヒドロキシアルキル基、及びR
1
基を表す。]
(【0011】以降は省略されています)
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