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公開番号2025119506
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-14
出願番号2024014429
出願日2024-02-01
発明の名称ガス回収装置
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B01D 53/04 20060101AFI20250806BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】複数の吸着モジュールを有し、各吸着モジュールに対応する専用ファンを個別に設けない集合モジュール式のガス回収装置において、ファンの仕事を低減し、ガス吸着運転に用いるエネルギーを低減可能なガス回収装置を提供する。
【解決手段】二酸化炭素回収装置1は、吸着工程と、脱離工程とを実行する複数のモジュール11と、モジュール11の数よりも少ない数設けられ、複数のモジュール11の内部に気体を供給するファン61とを備え、複数のモジュール11のそれぞれには、気体の入口及び出口のそれぞれに第3バルブ23、第4バルブ24が設けられており、第4バルブ24は、第4バルブ24が設けられているモジュール11の二酸化炭素の吸着進捗に応じてバルブ開度が変化する。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
吸着材を内部に有し、前記吸着材に対して回収対象ガスを含む気体を吸引して前記回収対象ガスを吸着させる吸着工程と、前記吸着材の周囲を減圧した状態で加熱することにより当該吸着材から前記回収対象ガスを脱離する脱離工程と、を実行する複数のモジュールと、
前記モジュールの数よりも少ない数設けられ、複数の前記モジュールの内部に気体を供給するファンと、
を備え、
複数の前記モジュールのそれぞれには、気体の入口及び出口のそれぞれにバルブが設けられており、
前記バルブの少なくとも一方は、前記バルブが設けられている前記モジュールの前記回収対象ガスの吸着進捗に応じてバルブ開度が変化する、ガス回収装置。
続きを表示(約 100 文字)【請求項2】
請求項1に記載のガス回収装置において、
前記バルブの少なくとも一方は、前記回収対象ガスの吸着時間の経過とともにバルブ開度が小さくなること、
を特徴とするガス回収装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ガス回収装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ガス回収装置として、例えば、大気等の二酸化炭素を含む気体から二酸化炭素を回収する技術が知られている。この種の技術が記載されるものとして例えば特許文献1がある。特許文献1には、外気を取り込み吸着部に送る送風ユニット用いる二酸化炭素の回収・放出装置が記載されている。
【0003】
吸着工程で吸着材による吸着が進むと、次第に吸着材のガス吸着能力(ガス吸収速度)が低下する。吸着工程の初期には大量のガスを吸着可能であることから大量の大気を吸着材にあてることが望ましいが、吸着工程の終盤では、大量の大気を吸着材にあてる必要はない。
【0004】
特許文献1では、吸着剤を含む吸着ユニット(吸着モジュール)と送付ユニットとが1対1で配置されている。吸着工程では送風を行う必要がある一方、脱離工程では、送風が不要であることから、送風ユニットのファンを停止させることも可能である。しかし、ファンの起動時には大量の電力を必要とすること、及び、起動と停止を繰り返すことは、ファンの故障を招きやすい。
【0005】
また、複数の吸着モジュールを配置して吸着と脱離とをタイミングをずらして順次行うように構成してガス吸着をより効率的に行うことが考えられる。この場合、複数の吸着モジュールを配置して吸着と脱離とをタイミングをずらして順次行うように構成し、各吸着モジュールにおける気体の送風を1つのファンでまとめて行えば、ファンを常に駆動しながら、より効率よくガス回収を行うことが可能である。
【0006】
例えば、ガスの吸着ステップにおいて当該吸着モジュールに空気を流通させる吸着ステップの時間長さtaと、ガス脱離のための予備加熱ステップと脱離ステップ、さらに吸着準備のための冷却ステップ等、空気流通に関与しない時間長さの合計であるtdとの比が、例えば、ta:td=7:1等といった値をとる場合、吸着7モジュール+脱離1モジュール=8モジュールをひと組として、このひと組の正数倍をガス回収装置の1ユニットとするような構成とすることができる。この場合、例えば、あるひと組の8モジュールに関して各モジュールのステップ時間推移を(ta+td)/8ずつ遅延させて、順番に吸着が完了し、順番に脱離ステップが行われるようにすることで、常時どこかのモジュールが脱離ステップを履行するようにして、効率的な熱管理をすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2019-98220号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、複数の吸着モジュールを配置して1つのファンで送風を行う場合には、複数の吸着モジュールのそれぞれで必要な送風量が異なっていても、最も風量が必要な状態に合わせてファンを駆動する必要があった。したがって、ファンの消費エネルギーが高くなることが懸念される。
【0009】
本開示の課題は、複数の吸着モジュールを有し、各吸着モジュールに対応する専用ファンを個別に設けない集合モジュール式のガス回収装置において、ファンの仕事を低減し、ガス吸着運転に用いるエネルギーを低減可能なガス回収装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本開示の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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