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公開番号2025130123
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-08
出願番号2024027082
出願日2024-02-27
発明の名称ろ過デバイス
出願人テルモ株式会社
代理人個人,個人
主分類B01D 33/06 20060101AFI20250901BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】液体のろ過においてろ過部における目詰まりを抑制することのできるろ過デバイスを提供する。
【解決手段】ろ過された液体を回収する容器20と、容器20内に配置されてろ過前の液体を収容し、外周部にろ過部42を有するろ過体40と、ろ過体40を容器20に対して回転させる駆動部34と、容器20に接続されてろ過体40の内部に配置される攪拌体50と、を備えたろ過デバイス10である。容器20は、攪拌体50を容器20に対し回転不能に固定するシャフト部55を有し、攪拌体50は、ろ過体40が容器20に対して回転することにより、ろ過体40に対して相対的に回転する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ろ過された液体を回収する容器と、
前記容器内に配置されてろ過前の液体を収容し、外周部にろ過部を有するろ過体と、
前記ろ過体を前記容器に対して回転させる駆動部と、
前記容器に接続されて前記ろ過体の内部に配置される攪拌体と、を備えたろ過デバイス。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記容器は、前記攪拌体を前記容器に対し回転不能に固定するシャフト部を有し、
前記攪拌体は、前記ろ過体が前記容器に対して回転することにより、前記ろ過体に対して相対的に回転する請求項1に記載のろ過デバイス。
【請求項3】
前記容器は、開口面を塞ぐ蓋部材を有し、
前記シャフト部は、前記蓋部材から前記ろ過体に向かって延び、先端部に前記攪拌体が設けられている請求項2に記載のろ過デバイス。
【請求項4】
前記攪拌体は、羽根部を有している請求項1~3のいずれか1項に記載のろ過デバイス。
【請求項5】
前記攪拌体は、前記ろ過体の回転軸方向に開口する開口部と、外周部に配置されるフィルタ部と、を備えた請求項1~3のいずれか1項に記載のろ過デバイス。
【請求項6】
前記駆動部を有する基台を備え、
前記容器は、前記基台に設置することで前記駆動部と前記ろ過体とが接続される回転接続部を有する請求項1~3のいずれか1項に記載のろ過デバイス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、培養液などの液体をろ過するろ過体を備えたろ過デバイスに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
細胞の培養においては、血清などを含む培養液に無菌の状態が要求される。このため、培養液を無菌ろ過するろ過デバイスが用いられる。ろ過デバイスは、例えば回収容器の上にカプセルフィルタが配置されたものであり、カプセルフィルタに培養液を通すことにより、培養液中の微粒子や汚染物質を除去することができる。
【0003】
フィルタに培養液を通すろ過の構造では、フィルタに不純物による目詰まりを生じ、培養液をフィルタに送り込むための圧力が上昇する可能性がある。ろ過する液体の圧力を上昇させないろ過デバイスとしては、例えば特許文献1に開示されているような遠心力によりろ過を行うデバイスが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6374925号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
培養液には、不純物が多く含まれている場合があり、ろ過デバイスにおいてフィルタに目詰まりが発生すると、液体がフィルタを通ることができず、ろ過を完了させることができなくなる可能性がある。
【0006】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、液体のろ過においてろ過部における目詰まりを抑制することのできるろ過デバイスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成する(1)ろ過デバイスは、ろ過された液体を回収する容器と、前記容器内に配置されてろ過前の液体を収容し、外周部にろ過部を有するろ過体と、前記ろ過体を前記容器に対して回転させる駆動部と、前記容器に接続されて前記ろ過体の内部に配置される攪拌体と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
上記のように構成したろ過デバイスは、ろ過体の内部の液体が攪拌体で攪拌されながら遠心力によりろ過部を通過するため、ろ過部に付着した不純物が攪拌された液体によって舞い上げられ、ろ過部の目詰まりを生じにくくすることができる。
【0009】
(2)上記(1)のろ過デバイスにおいて、前記容器は、前記攪拌体を前記容器に対し回転不能に固定するシャフト部を有し、前記攪拌体は、前記ろ過体が前記容器に対して回転することにより、前記ろ過体に対して相対的に回転するようにしてもよい。これにより、ろ過デバイスは、ろ過体を駆動部で回転させることにより、攪拌体がろ過体の内部の液体を確実に攪拌し、ろ過部での目詰まりを抑制できる。
【0010】
(3)上記(2)のろ過デバイスにおいて、前記容器は、開口面を塞ぐ蓋部材を有し、前記シャフト部は、前記蓋部材から前記ろ過体に向かって延び、先端部に前記攪拌体が設けられていてもよい。これにより、ろ過デバイスは、ろ過体に液体を注入後に蓋部材を容器に取付けることで、攪拌体をろ過体の内部に配置して液体を攪拌できる。
(【0011】以降は省略されています)

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