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公開番号2025135172
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-18
出願番号2024032839
出願日2024-03-05
発明の名称ガス吸収シート
出願人ノリタケ株式会社
代理人個人,個人
主分類B01J 20/28 20060101AFI20250910BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】シート状のガス吸収部材におけるガス吸収性能を高める技術の提供
【解決手段】ここで開示される技術によると、ガス吸収シート100が提供される。ガス吸収シート100は、シート状の基材10と、基材10の表面上の複数の突起20と、を備えている。基材10は、細孔12を含む三次元の網目構造を有する樹脂マトリクス11と、細孔12内のガス吸収物質と、を含んでいる。複数の突起20は、細孔22を含む三次元の網目構造を有する樹脂マトリクス21と、細孔22内のガス吸収物質と、を含んでいる。
【選択図】図2


特許請求の範囲【請求項1】
ガス吸収シートであって、
シート状の基材と、
前記基材の表面上の複数の突起と、
を備えており、
前記基材と前記複数の突起とは、
細孔を含む三次元の網目構造を有する樹脂マトリクスと、
前記細孔内のガス吸収物質と、
を含んでいる、ガス吸収シート。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記基材と前記突起とは、前記細孔の内部に、複数のメソ孔を有する多孔質粒子を含んでおり、
前記ガス吸収物質は、前記複数のメソ孔の内部に含まれている、請求項1に記載のシート。
【請求項3】
前記複数の突起は、千鳥状に配置されている、請求項1に記載のシート。
【請求項4】
前記複数の突起の平均高さをHとしたとき、前記複数の突起の少なくとも80%は、0.5H~1.5Hの高さを有する、請求項1に記載のシート。
【請求項5】
前記複数の突起は、柱状である、請求項1に記載のシート。
【請求項6】
前記複数の突起は、突出方向において徐々に径が小さくなるテーパ状である、請求項4に記載のシート。
【請求項7】
前記複数の突起は、突出方向の先端に平坦面を有しており、
前記基材において前記複数の突起が設けられた面の面積に対して、前記平坦面の面積の合計は、少なくとも30%以上である、請求項1に記載のシート。
【請求項8】
前記多孔質粒子は、無機材料または有機金属構造体で構成されており、
前記無機材料は、シリカ、アルミナ、セリア、ジルコニア、チタニア、活性炭、および、ゼオライトのうちの少なくともいずれか一つを含んでいる、請求項2に記載のシート。
【請求項9】
CO

吸収シートである、請求項1に記載のシート。
【請求項10】
前記ガス吸収物質として、アミン化合物を有する、請求項1に記載のシート。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ガス吸収シートに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
火力発電所、工場、自動車等から排出される排気ガスには、種々の有害な成分が含まれているため、選択的に分離および回収する材料、技術等の開発が求められている。例えば、二酸化炭素(CO

)は、地球温暖化ガスとなることから、排出量の大幅な削減が迫られている。このような成分を効率よく分離して回収するために、吸着剤、触媒等の活性物質と、該活性物質を担持する担体とを備える材料が用いられている。これに関連する技術として、特許文献1および特許文献2が挙げられる。
【0003】
特許文献1には、気体からCO

を除去するための収着剤物品が開示されている。この物品は、開放通路を画成する多孔質通路壁を備えた基体、および多孔質通路壁の表面に分布した有機・無機複合収着材料を含んでいる。収着材料は、アミノ官能化アルコキシシランおよびシリル化ポリアミンに由来し、10g/l以上の量で存在している。収着材料の少なくともいくらかが、多孔質通路壁内に存在し、多孔質通路壁の内部にCO

収着部位を形成している。同公報には、かかる構成によって、CO

を含む混合ガスからCO

を除去または捕捉することができると記載されている。
【0004】
特許文献2には、二酸化炭素吸収剤の製造方法が開示されている。この製造方法は、親水性繊維と多孔質粉末と親水性バインダー水分散液とを混練して造粒し、それを乾燥させて、親水性繊維と多孔質粉末とが親水性バインダーによって複合されてなる多孔質粒子を生成する工程と、アミン化合物の濃度が5%以上70%以下、かつ、温度が10℃以上100℃以下のアミン水溶液を調製し、アミン水溶液に多孔質粒子を含浸させ、アミン化合物を担持した多孔質粒子を通気乾燥させる工程とを含む。同公報には、かかる構成によって、優れた二酸化炭素の吸収性能を有し、連続処理方式での使用に耐えうる摩耗強度を実現することができると記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表2014-506836号公報
特表2018-187574号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明者は、シート状のガス吸収部材におけるガス吸収性能を高めたい、と考えている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
ここで開示されるガス吸収シートは、シート状の基材と、基材の表面上の複数の突起と、を備えている。基材と複数の突起とは、細孔を含む三次元の網目構造を有する樹脂マトリクスと、細孔内のガス吸収物質と、を含んでいる。かかる構成によると、シート状のガス吸収部材におけるガス吸収性能を高めることができる。
【0008】
ここで開示される技術によると、ガス吸収材が提供される。ガス吸収材は、上記ガス吸収シートと、伝熱部材と、を備えている。伝熱部材は、複数の突起の突出方向の先端側に配置されている。かかる構成のガス吸収材を用いることによって、吸収対象のガスを効率よく吸収することができる。
【0009】
さらに、ここで開示される技術によると、ガス吸収装置が提供される。ガス吸収装置は、上記ガス吸収材を備えている。かかる構成のガス吸収装置を用いることによって、吸収対象のガスを効率よく吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、シート100の模式的な平面図である。
図2は、シート100の模式的な断面図である。
図3は、図2の部分拡大図である。
図4は、発電設備10000の概略図である。
図5は、ガス吸収材1の模式的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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