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公開番号2025129531
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-05
出願番号2024026225
出願日2024-02-26
発明の名称撹拌混合装置
出願人株式会社切川物産
代理人個人,個人
主分類B01F 27/091 20220101AFI20250829BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】撹拌爪を外装するローターにより、ドラムケース内で撹拌混合される処理物が、ドラムケースの投入端側内面に付着するのを防止する。
【解決手段】この発明の装置は、回転軸17の外周に多数の撹拌爪28を突設したローター2を筒状のドラムケース1内に軸支し、上記ローター2を回転させながらドラムケース1の一端側に設けた投入口14から投入した処理物を撹拌するとともに他端側に掻き寄せて排出する撹拌混合装置であって、上記回転軸17の投入口側の端部に、ドラムケース1の端部の内面に付着する又は付着した処理物を掻き取る掻取爪29を設けたことを特徴としている。
上記掻取爪29の先端と投入口14側の側端面をドラムケース1の内周面と内部端面に沿って近接させ、ドラムケース1の投入口14側のコーナー面を含む内周面を内部端面に付着する又は付着した処理物を掻き取る構造とした。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
回転軸(17)の外周に多数の撹拌爪(28)を突設したローター(2)を筒状のドラムケース(1)内に軸支し、上記ローター(2)を回転させながらドラムケース(1)の一端側に設けた投入口(14)から投入した処理物を撹拌するとともに他端側に掻き寄せて排出する撹拌混合装置であって、上記回転軸(17)の投入口側の端部に、ドラムケース(1)の端部の内面に付着する又は付着した処理物を掻き取る掻取爪(29)を設けてなる撹拌混合装置。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
掻取爪(29)の先端と投入口(14)側の側端面をドラムケース(1)の内周面と内部端面に沿って近接させ、ドラムケース(1)の投入口(14)側のコーナー面を含む内周面を内部端面に付着する又は付着した処理物を掻き取る構造とした請求項1に記載の撹拌混合装置。
【請求項3】
撹拌爪(28)の撹拌面と掻取爪(29)の掻取面の一方又は両方の面に耐摩耗性材料による肉盛り溶接(32)を施してなる請求項1に記載の撹拌混合装置。
【請求項4】
撹拌爪(28)を板材によりナタ形に形成するとともに、2枚の同一形状の板材を重ね合わせて一体的に固着した請求項1に記載の撹拌混合装置。
【請求項5】
ドラムケース(1)とドラムケース(1)を設置する取付ベース(4)との間に、撹拌混合作動中の装置の振動を防止する複数個の防振部材(21)を介設した請求項1~4のいずれかに記載の撹拌混合装置。
【請求項6】
ドラムケース(1)の下半側外周面にドラムケース(1)の内面に付着した処理物を振動を与えることにより分離除去するノッカー(24)を、ローター(2)の軸線方向に沿って複数個設置した請求項1~4のいずれかに記載の撹拌混合装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、建材,焼成材,燃料,食品材料等の製造分野,土木建築等の工事現場等で粉体や粒状材同士又はこれらに液状材料,ペースト状材料等を添加して撹拌混合し或いはさらに粒状体の粉砕(破砕)を行いながら撹拌混合作業を行う撹拌混合装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来上記のような撹拌混合装置として、本発明者等により特許文献1,2に示すものが提案されており、いずれも横長の筒状のドラムケース内に、ナタ状の多数の撹拌爪を回転軸回りにらせん状に配置したローターを回転可能に軸支し、処理物をドラムケースの投入端から投入し、排出端に向って撹拌混合しながら送り出すものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6156803号公報
特許第6889924号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記装置のうち特許文献1のものはナタ状の搬送爪(撹拌爪)の回転で処理物の粉砕,撹拌,混合及び搬送を行うとともに、これとは別のバック爪(戻し爪)を回転軸の排出端側に設け、処理物の送り方向に逆らうように作用させ、粉砕,撹拌混合をより効果的に行うものである。
【0005】
しかし、処理物の投入口となるドラムケースのホッパー側では、一定のまとまった量の処理物が投入されるため、上記逆走方向のバックプレッシャーや、処理材の粘性を付すための液状材や粘性材料(結合材)の添加により、投入側のドラム内周壁や端板内面には処理物が付着し、撹拌効率の低下やローターの回転負荷の増大を招くという問題がある。
【0006】
その他、処理物に粘性を付与する場合や、粒状の処理物の粉砕を伴う場合は、通常の耕耘爪状の撹拌爪で回転抵抗を受けて爪が変形する等の欠点がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための本発明装置は、第1に回転軸17の外周に多数の撹拌爪28を突設したローター2を筒状のドラムケース1内に軸支し、上記ローター2を回転させながらドラムケース1の一端側に設けた投入口14から投入した処理物を撹拌するとともに他端側に掻き寄せて排出する撹拌混合装置であって、上記回転軸17の投入口側の端部に、ドラムケース1の端部の内面に付着する又は付着した処理物を掻き取る掻取爪29を設けてなることを特徴としている。
【0008】
第2に、掻取爪29の先端と投入口14側の側端面をドラムケース1の内周面と内部端面に沿って近接させ、ドラムケース1の投入口14側のコーナー面を含む内周面を内部端面に付着する又は付着した処理物を掻き取る構造としたことを特徴としている。
【0009】
第3に、撹拌爪28の撹拌面と掻取爪29の掻取面の一方又は両方の面に耐摩耗性材料による肉盛り溶接32を施してなることを特徴としている。
【0010】
第4に、撹拌爪28を板材によりナタ形に形成するとともに、2枚の同一形状の板材を重ね合わせて一体的に固着したことを特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)

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