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公開番号2025117258
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024012002
出願日2024-01-30
発明の名称2液型ポリウレタン接着剤組成物及び合成皮革
出願人サンノプコ株式会社
代理人弁理士法人WisePlus
主分類C09J 175/04 20060101AFI20250804BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】吸放湿性に優れた2液型ポリウレタン接着剤組成物を提供する。
【解決手段】ポリオール組成物(A)を含有する主剤とイソシアネート成分(B)を含有する硬化剤とからなる2液型ポリウレタン接着剤組成物であって、上記主剤及び/又は上記硬化剤は、第1のセルロース物質を含む、2液型ポリウレタン接着剤組成物。
【選択図】なし

特許請求の範囲【請求項１】
ポリオール組成物（Ａ）を含有する主剤とイソシアネート成分（Ｂ）を含有する硬化剤とからなる２液型ポリウレタン接着剤組成物であって、
前記主剤及び／又は前記硬化剤は、第１のセルロース物質を含む、２液型ポリウレタン接着剤組成物。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記ポリオール組成物（Ａ）は、水酸基末端ポリウレタンプレポリマーからなり、
前記水酸基末端ポリウレタンプレポリマーは、数平均分子量が１０００以下のポリオール（ａ１－１）を含むポリオール（ａ１）とポリイソシアネート（ｂ１）との反応物である、請求項１に記載の２液型ポリウレタン接着剤組成物。
【請求項３】
前記ポリイソシアネート（ｂ１）に含まれるイソシアネート基と前記ポリオール（ａ１）に含まれる水酸基との当量比（ＮＣＯ／ＯＨ）が０．５～０．８である、請求項２に記載の２液型ポリウレタン接着剤組成物。
【請求項４】
前記ポリオール組成物（Ａ）中の前記ポリオール（ａ１）に由来する構成単位のうち、前記数平均分子量が１０００以下のポリオール（ａ１－１）に由来する構成単位の重量割合が５０重量％以上である、請求項２又は３に記載の２液型ポリウレタン接着剤組成物。
【請求項５】
前記ポリオール組成物（Ａ）中の前記ポリオール（ａ１）に由来する構成単位のうち、分子量が２００以下のポリオール（ａ１－２）に由来する構成単位の重量割合が３重量％以下である、請求項２又は３に記載の２液型ポリウレタン接着剤組成物。
【請求項６】
前記第１のセルロース物質の含有量が前記２液型ポリウレタン接着剤組成物の固形分重量に基づいて、１～３０重量％である、請求項１又は２に記載の２液型ポリウレタン接着剤組成物。
【請求項７】
前記第１のセルロース物質が木粉である、請求項１又は２に記載の２液型ポリウレタン接着剤組成物。
【請求項８】
前記主剤及び／又は前記硬化剤は、さらに有機溶媒を含み、
前記有機溶媒の含有量が前記２液型ポリウレタン接着剤組成物の重量に基づいて、６０重量％以下である、請求項１又は２に記載の２液型ポリウレタン接着剤組成物。
【請求項９】
基材と、
請求項１に記載の２液型ポリウレタン接着剤組成物の硬化物である第１のウレタン樹脂を含む接着剤層と、
第２のウレタン樹脂を含む表皮層と、を備える合成皮革。
【請求項１０】
前記表皮層が、さらに第２のセルロース物質を含む、請求項９に記載の合成皮革。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、２液型ポリウレタン接着剤組成物及び合成皮革に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
合成皮革としては、基材と樹脂層とを接着剤で貼り合わせたものが知られている。例えば、特許文献１には、基材層と、該基材層の上に設けられた樹脂層と、該樹脂層の上に設けられた最表層とを備えた合成皮革が記載されている。特許文献１には、基材層と樹脂層との接合に、ポリウレタン系接着剤を用いることができることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第６２６７０１６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
例えば、合成皮革を衣料用等に用いる場合、合成皮革が優れた吸放湿性を有することが好ましい。この場合、合成皮革に用いる接着剤も優れた吸放湿性を有することが求められる。特許文献１には、基材層と樹脂層との接合に、ポリウレタン系接着剤を用いることができることが記載されているが、接着剤の吸放湿性に関する具体的な検討はなされていない。従来の接着剤では、吸放湿性については改善の余地があった。
【０００５】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、吸放湿性に優れた２液型ポリウレタン接着剤組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、ポリオール組成物（Ａ）を含有する主剤とイソシアネート成分（Ｂ）を含有する硬化剤とからなる２液型ポリウレタン接着剤組成物であって、上記主剤及び／又は上記硬化剤は、第１のセルロース物質を含む、２液型ポリウレタン接着剤組成物、並びに、基材と、上記２液型ポリウレタン接着剤組成物の硬化物である第１のウレタン樹脂を含む接着剤層と、第２のウレタン樹脂を含む表皮層と、を備える合成皮革に関する。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によると、吸放湿性に優れた２液型ポリウレタン接着剤組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
本発明の２液型ポリウレタン接着剤組成物は、ポリオール組成物（Ａ）を含有する主剤とイソシアネート成分（Ｂ）を含有する硬化剤とからなる。本発明の２液型ポリウレタン接着剤組成物では主剤及び／又は硬化剤は、第１のセルロース物質を含む。
【０００９】
＜主剤＞
本発明における主剤は、ポリオール組成物（Ａ）を含有する。
【００１０】
＜ポリオール組成物（Ａ）＞
ポリオール組成物（Ａ）は、水酸基末端ポリウレタンプレポリマーからなっていてもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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