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公開番号
2025117412
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-12
出願番号
2024012237
出願日
2024-01-30
発明の名称
ニッケル合金粉末
出願人
東邦チタニウム株式会社
代理人
アクシス国際弁理士法人
主分類
B22F
1/00 20220101AFI20250804BHJP(鋳造;粉末冶金)
要約
【課題】焼結開始温度が比較的高いニッケル合金粉末を提供する。
【解決手段】この発明のニッケル合金粉末は、Cuを1質量%~30質量%含有し、Niを70質量%~99質量%含有するニッケル合金粒子を含み、熱機械分析(TMA)において、収縮率が3%になるときの温度が380℃以上であるというものである。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
Cuを1質量%~30質量%含有し、Niを70質量%~99質量%含有するニッケル合金粒子を含み、
熱機械分析(TMA)において、収縮率が3%になるときの温度が380℃以上であるニッケル合金粉末。
続きを表示(約 46 文字)
【請求項2】
ペーストの作製に用いられる請求項1に記載のニッケル合金粉末。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、Ni及びCuを含有するニッケル合金粉末に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
ニッケル粉末や銅粉末等の金属粉末は、その優れた放熱特性や電気特性の故に、多機能携帯電話を含む電子計算機用の積層セラミックチップコンデンサ(MLCC)の電極材料、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池の材料として用いられることがある。
【0003】
このうち、積層セラミックチップコンデンサは、誘電体層と内部電極層とを交互に積層し、その両端に外部電極を設けた構成を有する。その誘電体層には、チタン酸バリウム等の誘電率の高いセラミックを主成分とする材料が、また、内部電極層には上記の金属粉末がそれぞれ使用され得る。
【0004】
金属粉末を積層セラミックチップコンデンサの製造に用いるには、金属粉末を有機バインダ等と混ぜ合わせてペーストとする。その後、金属粉末を含むペーストとセラミック粉末によるグリーンシートとを積層させ、それらを同時に加熱してセラミック粉末及び金属粉末をそれぞれ焼結させることで、内部電極層及び誘電体層を形成する。
【0005】
ここで、内部電極層の形成に、実質的にNiからなるニッケル粉末又はCuからなる銅粉末を用いた場合、上記のように互いに積層させたペースト及びグリーンシートを同時に加熱するに際し、ニッケル粉末又は銅粉末がセラミック粉末とは異なる温度で焼結し、それらの焼結時の収縮挙動に差異が生じることがある。その結果、積層セラミックチップコンデンサに、デラミネーションやクラック等といったような欠陥が発生するおそれがある。
【0006】
これに対処するには、上記Ni又はCuの単独の金属元素からなる金属粉末ではなく、Ni及びCu等の二種以上の金属元素を含有する金属粉末を用いることが考えられる。
【0007】
たとえば特許文献1には、「金属元素成分の含有量が85~99質量%であり、前記金属元素以外の成分の含有量が1~12質量%であるとともに、金属元素成分中、ニッケル元素を80質量%以上含有し、さらに銅、銀、金、白金又はパラジウムから選ばれる1種以上の金属元素を20質量%以下含有するニッケル粒子であって、走査型電子顕微鏡観察により測定された、前記ニッケル粒子の一次粒子の平均粒子径D
50
が20nm~150nmであり、一次粒子径の変動係数が、0.2以下であり、前記平均粒子径D
50
の2.0倍以上の粒子が、全粒子個数の0.1%以下であるニッケル粒子」が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特許第6799936号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特許文献1に記載された「ニッケル粒子」は、その製造方法の説明より、核となる銅粒子等の表面にニッケル被膜が形成されたものであり、NiとCuが合金化した粒子ではないと推認される。このような粉末を積層セラミックチップコンデンサの電極材料として焼成すると、NiとCuが偏析した状態が残り、局所的な抵抗率の差が生じる等の問題が発生するおそれがある。それ故に、NiとCuが合金として含まれるニッケル合金粉末が必要になる場合がある。
【0010】
また、上述したような積層セラミックチップコンデンサの内部電極層用等の用途では、ニッケル合金粉末は、加熱時にある程度高い温度で焼結が開始するものであることが求められることがある。特に、焼結開始温度がニッケル粉末や銅粉末よりも高いニッケル合金粉末が望ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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