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公開番号2025117476
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024012345
出願日2024-01-30
発明の名称超微細気泡を含む飲用または調理用水の製造方法および製造装置
出願人個人
代理人弁理士法人矢野内外国特許事務所
主分類A23L 2/00 20060101AFI20250804BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】十分な量の超微細気泡を存在させて、飲用または調理用水をより良い味わいにし、さらに抗酸化物質を含む原料の抽出においては苦味を抑えながらも豊かな風味を引き出しやすくする超微細気泡を含む飲用または調理用水の製造方法および装置を提供する。
【解決手段】水中に、酸素を超微細気泡として存在させて、酸素の超微細気泡が含まれる水を用いて飲用若しくは調理用の水を製造する飲用若しくは調理用の水の製造方法であって、酸素は、炭素系の多孔質素材で構成された気泡発生媒体21から水中に放出され、酸素の超微細気泡は、水中に10の9乗個/mL以上存在しており、抗酸化物質を含む原料の抽出に酸素の超微細気泡が含まれる水を用いる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
水中に、気体を直径が200μm以下の超微細気泡として存在させて、
当該気体の超微細気泡が含まれる水を用いて飲用若しくは調理用の水を製造する飲用若しくは調理用の水の製造方法であって、
前記気体は、炭素系の多孔質素材で構成された気泡発生媒体から水中に放出され、
前記気体の超微細気泡は、水中に10の9乗個/mL以上存在しており、
前記気体の超微細気泡が含まれる水を被抽出物の抽出に用いる、
ことを特徴とする飲用若しくは調理用の水の製造方法。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記気体は酸素であり、
前記酸素の超微細気泡が含まれる水を被抽出物の抽出または調理に用いる、
ことを特徴とする請求項1に記載の飲用若しくは調理用の水の製造方法。
【請求項3】
前記気体は二酸化炭素であり、
前記二酸化炭素の超微細気泡が含まれる水を被抽出物の抽出または調理に用いる、
ことを特徴とする請求項1に記載の飲用若しくは調理用の水の製造方法。
【請求項4】
前記気体は空気であり、
前記空気の超微細気泡が含まれる水を被抽出物の抽出または調理に用いる、
ことを特徴とする請求項1に記載の飲用若しくは調理用の水の製造方法。
【請求項5】
水中に、二酸化炭素を超微細気泡として存在させて、
当該二酸化炭素の超微細気泡が含まれる水を用いて飲用若しくは調理用の水を製造する飲用若しくは調理用の水の製造方法であって、
前記二酸化炭素は、炭素系の多孔質素材で構成された気泡発生媒体から水中に放出され、
前記二酸化炭素の超微細気泡は、水中に10の9乗個/mL以上存在しており、
前記二酸化炭素の超微細気泡が含まれる水を食品の洗浄に用いる、
ことを特徴とする飲用若しくは調理用の水の製造方法。
【請求項6】
水を収納するための水槽と、
気体を直径が200μm以下の超微細気泡として水中に供給する炭素系の多孔質素材で構成された気泡発生媒体と、
を備える飲用若しくは調理用の水の製造装置であって、
前記気体は酸素および二酸化炭素を含む複数種類の気体であり、
前記気泡発生媒体へ気体を供給する供給通路内に分岐弁を設け、
前記分岐弁を切替えるための制御手段を設け、
前記制御手段に対して選択された気体の情報を出力する操作手段を備えた、
ことを特徴とする飲用若しくは調理用の水の製造装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、超微細気泡を含む飲用または調理用水の製造方法および製造装置の技術に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、加湿器、アロマディフューザー、コーヒーメーカー等に微細気泡生成ユニットを設けることにより、室内の加湿効果や消臭効果及び香りの拡散効果を向上させる技術が公知となっている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
超微細気泡とは、直径200nmより大きく数μm以下の微細気泡よりも直径が小さい微細気泡であり、直径がおよそ200nm以下の気泡である、超微細気泡は、水中に長時間存在する。超微細気泡は、直径がおよそ200nm以下と小さいため、高い表面張力を有し、気泡が破裂し難いという特性を有する。また、浮力が小さく、水中に存在する状態を長時間維持することができる。
【0004】
上記の超微細気泡を含んだ水を用いてコーヒーの抽出を行う場合、超微細気泡によって水(熱湯)とコーヒー粉末との接触面積が広がるため、抽出時間が短くなり、風味の良いコーヒーを抽出することができる。また、通常の小さな気泡を水中に発生させた場合、沸騰させると消えてしまうのに対して、超微細気泡であれば沸騰しても存在し続けるため十分な抽出力を保つことができる。超微細気泡によってコーヒーに酸素を含ませることで抗酸化物質のカフェインやポリフェノール等を中和し、コクと深みのある味わい深さを得ることができる。
【0005】
また、超微細気泡の濃度が高くなり、高密度になることにより、液体の粘度が下がり浸潤性能が良くなる。このため、被抽出物に水が入り込みやすくなり、抽出性能が向上する。抽出性能の向上は、被抽出物が旨味を持つ物質である場合において、旨味を液体中に溶出しやすくするという効果を奏する。例えば、超微細気泡を含んだ水を用いて、鰹節や煮干しなどの抽出を行う場合、液体の粘度が下がり、水が鰹節や煮干しの内部に入り込みやすくなり歩留まりが向上し、出汁を抽出しやすい。
【0006】
また、出汁を熱湯で抽出する場合においても、超微細気泡であれば沸騰しても存在し続けるため十分な抽出力を保つことができる。
【0007】
また、上記の超微細気泡を用いて茶の抽出を行う場合、超微細気泡によって水(熱湯)と茶葉との接触面積が広がるため、抽出時間が短くなり、風味の良い茶を抽出することができる。また、通常の小さな気泡を水中に発生させた場合、沸騰させると消えてしまうのに対して、超微細気泡であれば沸騰しても存在し続けるため十分な抽出力を保つことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2023-086962号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし、従来の超微細気泡発生方法では、十分な量の超微細気泡を存在させることができなかったため、使用者はコーヒーや茶の味わいや香りに満足することができなかった。
また、超微細気泡発生方法として、旋回流式やエジェクター方式で超微細気泡を発生する方法があるが、この場合、キャビテーションが発生して内部構造体がナノパーティクルとして水に混ざってしまうことが有った。
【0010】
そこで、本発明はかかる課題に鑑み、十分な量の超微細気泡を存在させて、飲用または調理用水をより良い味わいにし、さらに抗酸化物質を含む原料の抽出においては苦味を抑えながらも豊かな風味を引き出しやすくする超微細気泡を含む飲用または調理用水の製造方法および装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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