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公開番号
2025117523
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-12
出願番号
2024158403
出願日
2024-09-12
発明の名称
静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用トナーの製造方法、静電荷像現像用二成分現像剤、画像形成方法及び画像形成システム
出願人
コニカミノルタ株式会社
代理人
弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類
G03G
9/087 20060101AFI20250804BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】本発明の課題は、低温定着性と耐ホットオフセット性を両立させた静電荷像現像用トナー等を提供することである。
【解決手段】本発明の静電荷像現像用トナーは、結着樹脂を含有するトナー母体粒子を含む静電荷像現像用トナーであって、前記結着樹脂が、多価カルボン酸及び多価アルコール由来の構造単位を含む非晶性ポリエステルと、多価カルボン酸及び多価アルコール由来の構造単位を含む結晶性ポリエステルとを、少なくとも含有し、前記非晶性ポリエステルの前記多価アルコール由来の構造単位が、直鎖状脂肪族多価アルコール由来の構造単位及び脂環式多価アルコール由来の構造単位から選ばれる少なくとも一つを含み、前記非晶性ポリエステルと前記結晶性ポリエステルが、スチレン類及び(メタ)アクリル酸エステルから選ばれる少なくとも一つで変性された、変性非晶性ポリエステルと変性結晶性ポリエステルであることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
結着樹脂を含有するトナー母体粒子を含む静電荷像現像用トナーであって、
前記結着樹脂が、多価カルボン酸及び多価アルコール由来の構造単位を含む非晶性ポリエステルと、多価カルボン酸及び多価アルコール由来の構造単位を含む結晶性ポリエステルとを、少なくとも含有し、
前記非晶性ポリエステルの前記多価アルコール由来の構造単位が、直鎖状脂肪族多価アルコール由来の構造単位及び脂環式多価アルコール由来の構造単位から選ばれる少なくとも一つを含み、
前記非晶性ポリエステルと前記結晶性ポリエステルが、スチレン類及び(メタ)アクリル酸エステルから選ばれる少なくとも一つで変性された、変性非晶性ポリエステルと変性結晶性ポリエステルである
ことを特徴とする静電荷像現像用トナー。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記結着樹脂が、スチレン-アクリル樹脂を、固形分として30~60質量%の範囲内で含有する
ことを特徴とする請求項1に記載の静電荷像現像用トナー。
【請求項3】
前記結着樹脂が、スチレン-アクリル樹脂を、固形分として50~60質量%の範囲内で含有する
ことを特徴とする請求項2に記載の静電荷像現像用トナー。
【請求項4】
前記変性非晶性ポリエステルにおいて、前記多価アルコール由来の構造単位の全モル数に対する、前記直鎖状脂肪族多価アルコール及び前記脂環式多価アルコール由来の構造単位の含有量が、計80モル%以上である
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の静電荷像現像用トナー。
【請求項5】
前記変性非晶性ポリエステルにおいて、前記多価アルコール由来の構造単位が、炭素数5以上の、前記直鎖状脂肪族多価アルコール及び前記脂環式多価アルコール由来の構造単位から選ばれる少なくとも一つを含む
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の静電荷像現像用トナー。
【請求項6】
前記変性結晶性ポリエステルの融点Tmが、70~95℃の範囲内である
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の静電荷像現像用トナー。
【請求項7】
前記結着樹脂が、前記変性非晶性ポリエステルを、固形分として20質量%以上含有する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の静電荷像現像用トナー。
【請求項8】
コア-シェル構造を有する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の静電荷像現像用トナー。
【請求項9】
請求項1又は請求項2に記載の静電荷像現像用トナーを製造する静電荷像現像用トナーの製造方法であって、
乳化重合により前記結着樹脂の粒子の分散液を調製する工程、並びに
着色剤の粒子の分散液と、前記結着樹脂の粒子の分散液とを混合して、前記着色剤の粒子と前記結着樹脂の粒子とを凝集、会合及び融着させてトナー母体粒子を形成する工程、を有する
ことを特徴とする静電荷像現像用トナーの製造方法。
【請求項10】
請求項1又は請求項2に記載の静電荷像現像用トナー及びキャリアを含む
ことを特徴とする静電荷像現像用二成分現像剤。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用トナーの製造方法、静電荷像現像用二成分現像剤、画像形成方法及び画像形成システムに関する。より詳しくは、低温定着性と耐ホットオフセット性を両立させた静電荷像現像用トナー等に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
省エネルギー化の観点から、静電荷像現像用トナーでは低温定着性の向上が望まれているが、加えて、静電荷像現像用トナーには、十分な耐ホットオフセット性も求められる。低温定着性と耐ホットオフセット性を両立できる静電荷像現像用トナーとしては、結着樹脂として非晶性ポリエステルと結晶性ポリエステルを併用する静電荷像現像用トナーが知られている。
【0003】
特許文献1では、結着樹脂として非晶性ポリエステルと結晶性ポリエステルとを併用し、かつ貯蔵弾性率が特定の条件を満たす静電荷像現像用トナーについての技術が開示されている。条件を満たす非晶性ポリエステルを構成する多価アルコール成分としては、芳香族ジオールが挙げられており、具体的には、ビスフェノールA誘導体が挙げられている。
【0004】
しかし、検討を重ねたところ、芳香族ジオール、特にビスフェノールA誘導体由来の構造単位を含む非晶性ポリエステルは、結晶性ポリエステルとの親和性が低い。そのため、低温定着性及び耐ホットオフセット性に改善の余地があることがわかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-66018号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記問題・状況に鑑みてなされたものであり、その解決課題は、低温定着性と耐ホットオフセット性を両立させた静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用トナーの製造方法、静電荷像現像用二成分現像剤、画像形成方法及び画像形成システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、上記課題を解決すべく、上記問題の原因等について検討した。その結果、静電荷像現像用トナーにおいて、トナー母体粒子の結着樹脂が、特定の構造を有するポリエステルを含有することにより、低温定着性と耐ホットオフセット性を両立できることを見出し本発明に至った。
すなわち、本発明に係る上記課題は、以下の手段により解決される。
【0008】
1.結着樹脂を含有するトナー母体粒子を含む静電荷像現像用トナーであって、
前記結着樹脂が、多価カルボン酸及び多価アルコール由来の構造単位を含む非晶性ポリエステルと、多価カルボン酸及び多価アルコール由来の構造単位を含む結晶性ポリエステルとを、少なくとも含有し、
前記非晶性ポリエステルの前記多価アルコール由来の構造単位が、直鎖状脂肪族多価アルコール由来の構造単位及び脂環式多価アルコール由来の構造単位から選ばれる少なくとも一つを含み、
前記非晶性ポリエステルと前記結晶性ポリエステルが、スチレン類及び(メタ)アクリル酸エステルから選ばれる少なくとも一つで変性された、変性非晶性ポリエステルと変性結晶性ポリエステルである
ことを特徴とする静電荷像現像用トナー。
【0009】
2.前記結着樹脂が、スチレン-アクリル樹脂を、固形分として30~60質量%の範囲内で含有する
ことを特徴とする第1項に記載の静電荷像現像用トナー。
【0010】
3.前記結着樹脂が、スチレン-アクリル樹脂を、固形分として50~60質量%の範囲内で含有する
ことを特徴とする第2項に記載の静電荷像現像用トナー。
(【0011】以降は省略されています)
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