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公開番号2025117532
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024188541
出願日2024-10-25
発明の名称静磁場調整装置及び磁気共鳴イメージングシステム
出願人キヤノンメディカルシステムズ株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類A61B 5/055 20060101AFI20250804BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】静磁場分布の空間的均一性を向上することができること。
【解決手段】本実施形態に係る静磁場調整装置は、磁気共鳴イメージングに使用する静磁場の分布を調整するための磁性体を保持する複数の保持具を有する。前記複数の保持具の全部又は一部は、前記静磁場を発生する円環形状の磁石の内径側の第一空間において、前記磁石の軸方向および/または径方向に積み重ねられる。
【選択図】図7

特許請求の範囲【請求項1】
磁気共鳴イメージングに使用する静磁場の分布を調整するための磁性体を保持する複数の保持具を具備し、
前記複数の保持具の全部又は一部は、前記静磁場を発生する円環形状の磁石の内径側の第一空間において、前記磁石の軸方向および/または径方向に積み重ねられる、
静磁場調整装置。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記軸方向および/または前記径方向の磁場の分布を検知するための磁気センサを挿入可能な第一の収容部を有する、請求項1記載の静磁場調整装置。
【請求項3】
前記複数の保持具が前記軸方向に積み重ねられる場合、
前記複数の保持具各々は、
前記軸方向に直交する第一の面に凸部を有し、
前記第一の面とは反対側にある第二の面に、他の保持具の第一の面に設けられた凸部に嵌め合い可能な凹部を有する、
請求項2記載の静磁場調整装置。
【請求項4】
前記複数の保持具が前記径方向に積み重ねられる場合、
前記複数の保持具各々は、
前記径方向に直交する第一の面に凸部を有し、
前記第一の面とは反対側にある第二の面に、他の保持具の第一の面に設けられた凸部に嵌め合い可能な凹部を有する、
請求項1記載の静磁場調整装置。
【請求項5】
前記複数の保持具が前記径方向に積み重ねられる場合、
前記複数の保持具は、前記径方向に貫通した支持具により支持される、請求項1に記載の静磁場調整装置。
【請求項6】
前記複数の保持具の間の間隔を調整するためのスペーサを積み重ね可能に支持する支持具をさらに具備する、請求項1記載の静磁場調整装置。
【請求項7】
前記複数の保持具各々は、前記保持具の表面に形成された開口に連通する、前記磁性体を収容可能な複数の第二の収容部を有する、請求項1記載の静磁場調整装置。
【請求項8】
前記複数の保持具各々には、前記複数の第二の収容部各々の開口を塞ぐための蓋が取り付けられる、請求項7記載の静磁場調整装置。
【請求項9】
前記複数の第二の収容部各々は、前記保持具の外周面、内周面、天面及び/又は底面に形成される、請求項7記載の静磁場調整装置。
【請求項10】
前記複数の第二の収容部各々は、前記磁性体の他、前記磁性体の位置の調整及び/又は固定のためのスペーサを収容可能である、請求項7記載の静磁場調整装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書及び図面に開示の実施形態は、静磁場調整装置及び磁気共鳴イメージングシステムに関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
磁気共鳴イメージングシステムでは、磁石により発生される静磁場の分布を調整するために鉄片(鉄シム)等の磁性体が使用されている。鉄片の配置場所には構造的な制約があるため、静磁場磁石の外側空間の静磁場分布を調整し難い場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2010/0207630号明細書
米国特許出願公開第2008/0290871号明細書
米国特許出願明細書2006/0001427号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、静磁場分布の空間的均一性を向上することである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本実施形態に係る静磁場調整装置は、磁気共鳴イメージングに使用する静磁場の分布を調整するための磁性体を保持する複数の保持具を有する。前記複数の保持具の全部又は一部は、前記静磁場を発生する円環形状の磁石の内径側の第一空間において、前記磁石の軸方向および/または径方向に積み重ねられる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、本実施形態に係る磁気共鳴イメージングシステムの構成例を示す図である。
図2は、本実施形態に係る架台の斜視図である。
図3は、図2に示す架台のYZ断面の概略図である。
図4は、第1実施形態に係る静磁場調整装置の一形態の斜視図である。
図5は、第1実施形態に係る保持具の一形態の斜視図である。
図6は、図5に示す保持具の平面図である。
図7は、第1実施形態に係る支持具による複数の保持具の支持例を示す図である。
図8は、図3に示す第一筐体のYZ断面を示す図である。
図9は、第1実施形態に係る変形例1に係る保持具の平面図である。
図10は、第1実施形態に係る変形例2に係る保持具の平面図である。
図11は、第1実施形態に係る変形例3に係る保持具の平面図を示す図である。
図12は、第1実施形態に係る変形例4に係る保持具の平面図を示す図である。
図13は、第1実施形態に係る変形例5に係る静磁場調整装置の斜視図である。
図14は、第1実施形態に係る変形例7に係る第一筐体のYZ断面を示す図である。
図15は、第1実施形態に係る変形例8に係る第一筐体のYZ断面を示す図である。
図16は、第2実施形態に係る保持具の一形態の斜視図である。
図17は、第2実施形態に係る蓋部の内周面側の展開図である。
図18は、第2実施形態に係る蓋付き保持具の平面図である。
図19は、第2実施形態に係る変形例1に係る蓋付き保持具の平面図である。
図20は、第2実施形態に係る変形例2に係る蓋付き保持具の平面図である。
図21は、第2実施形態に係る変形例3に係る蓋付き保持具の平面図である。
図22は、第2実施形態に係る変形例4に係る蓋付き保持具の平面図である。
図23は、第2実施形態に係る変形例5に係る蓋付き保持具の平面図である。
図24は、第2実施形態に係る変形例6に係る蓋付き保持具の平面図である。
図25は、第3実施形態に係る静磁場調整装置の第1構成例の第1層を示す図である。
図26は、第3実施形態に係る静磁場調整装置の第1構成例の第2層を示す図である。
図27は、第3実施形態の第1構成例に係る第1層と第2層とが積層された静磁場調整装置を示す図である。
図28は、第3実施形態に係る静磁場調整装置を巻回する場合の概念図である。
図29は、第3実施形態に係る静磁場調整装置の第2構成例の第1層を示す図である。
図30は、第3実施形態に係る静磁場調整装置の第2構成例の第2層を示す図である。
図31は、第3実施形態の第2構成例に係る第1層と第2層とが積層された静磁場調整装置を示す図である。
図32は、第3実施形態に係る静磁場調整装置の第3構成例を示す図である。
図33は、第3実施形態に係る静磁場調整装置の第4構成例を示す図である。
図34は、第3実施形態に係る静磁場調整装置を架台に挿入した場合の第1構成例における、超電導磁石の円筒の中心部を通る断面図である。
図35は、第3実施形態に係る静磁場調整装置を架台に挿入した場合の第1構成例にける、超電導コイルと静磁場調整装置の位置関係を示す図である。
図36は、第3実施形態に係る静磁場調整装置を架台に挿入した場合の第2構成例における、超電導磁石の円筒の中心部を通る断面図である。
図37は、第3実施形態に係る静磁場調整装置を架台に挿入した場合の第2構成例にける、超電導コイルと静磁場調整装置の位置関係を示す図である。
図38は、第3実施形態に係る静磁場調整装置を架台に挿入した場合の第3構成例にける、超電導コイルと静磁場調整装置の位置関係を示す図である。
図39は、第3実施形態に係る静磁場調整装置への磁性体の配置支援の一例について説明する図である。
図40は、第4実施形態に係る静磁場調整装置の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
(第1実施形態)
以下、図面を参照しながら、本実施形態に係る静磁場調整装置及び磁気共鳴イメージングシステムについて詳細に説明する。
【0008】
図1は、本実施形態に係る磁気共鳴イメージングシステム1の構成例を示す図である。図1に示すように、磁気共鳴イメージングシステム1は、架台11、寝台13、傾斜磁場電源21、送信回路23、受信回路25、寝台駆動装置27、シーケンス制御回路29及びホストコンピュータ50を有する。
【0009】
図2は、本実施形態に係る架台11の斜視図である。図2に示すように、架台11は、下側筐体121と上側筐体122とを有する。下側筐体121は床面に設置される。下側筐体121と上側筐体122とは一対の連結材123により空間20を空けて連結される。連結材123による下側筐体121と上側筐体122との支持形式は、図2に示すような一対の連結材123による下側筐体121及び上側筐体122の両持ち支持に限定されず、片方の連結材123による片持ち支持でもよい。
【0010】
下側筐体121と上側筐体122との各々には、静磁場磁石41、静磁場調整装置42及び傾斜磁場コイル43が収容される。静磁場磁石41は、磁気共鳴イメージングに使用する静磁場を発生する円環形状を有する磁石である。静磁場磁石41としては、例えば、永久磁石、電磁石又は超伝導磁石又はこれらのうちの2種以上の磁石の組合せ等が使用される。ここで、静磁場磁石41の中心軸をZ軸に規定し、Z軸に対して水平に直交し且つ被検体Pの体軸に平行する軸をY軸に規定し、Y軸及びZ軸に直交する軸をX軸に規定する。
(【0011】以降は省略されています)

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