特許ウォッチ

公開番号2025118255
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024013477
出願日2024-01-31
発明の名称室外機
出願人株式会社富士通ゼネラル
代理人個人,個人
主分類F24F 1/32 20110101AFI20250805BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】接続バルブが固定されるバルブプレートの着脱作業が煩雑になることを抑制できる室外機を提供することを目的とする。
【解決手段】室外機1は、正面パネル111を備える筐体11と、筐体11に収納される冷媒配管15と、筐体11に収納される圧縮機16と、圧縮機16を囲んで圧縮機16から生じる音を防音する防音箱13と、冷媒配管15の端部に接続される接続バルブ14と、接続バルブ14が固定されるバルブプレート12と、を備え、防音箱13は、正面パネル111と向かい合って配置される正面板131と、圧縮機16とバルブプレート12との間に配置される側面板132とを有し、バルブプレート12は、筐体11に固定された一端部121と、正面板131の側面板側端部131bに着脱可能に固定された他端部122とを有している。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項１】
正面パネルを備える筐体と、
前記筐体に収納される冷媒配管と、
前記筐体に収納される圧縮機と、前記圧縮機を囲んで前記圧縮機から生じる音を防音する防音箱と、
前記冷媒配管の端部に接続される接続バルブと、
前記接続バルブが固定されるバルブプレートと、
を備え、
前記防音箱は、前記正面パネルと向かい合って配置される正面板と、前記圧縮機と前記バルブプレートとの間に配置される側面板とを有し、
前記バルブプレートは、前記筐体に固定された一端部と、前記正面板の側面板側端部に着脱可能に固定された他端部とを有する
ことを特徴とする室外機。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記他端部は、前記正面板に固定される他端側固定部と、前記他端側固定部から延びる延長部とを有すること
を特徴とする請求項１に記載の室外機。
【請求項３】
前記一端部と前記他端部のそれぞれの固定方向が同一方向であること
を特徴とする請求項１に記載の室外機。
【請求項４】
前記筐体は、前記筐体の内部を仕切る仕切板をさらに備え、
前記正面板は、前記仕切板に固定されること
を特徴とする請求項１に記載の室外機。
【請求項５】
前記側面板は、前記正面板の側に配置される端部を折り曲げて形成された折曲端部を有し、
前記折曲端部は、前記側面板と前記正面板とを固定する固定部を有すること
を特徴とする請求項２に記載の室外機。
【請求項６】
前記バルブプレートは、前記一端部及び前記他端部の間に設けられた本体部を有し、
前記筐体は、側面パネルを有し、
前記一端部は、前記側面パネルに固定される一端側固定部を有し、
前記一端側固定部は、前記本体部の端辺部よりも飛び出していること
を特徴とする請求項１に記載の室外機。
【請求項７】
前記他端側固定部は、前記折曲端部と重なっている前記正面板の領域に固定されること
を特徴とする請求項５に記載の室外機。
【請求項８】
前記本体部は、
前記防音箱との間に前記冷媒配管の一部を配置させる空間を確保するように折り曲げられた部分である折曲部と、
前記折曲部と前記一端部との間の部分である第１部分と、
前記折曲部と前記他端部との間の部分である第２部分と
を有すること
特徴とする請求項６に記載の室外機。
【請求項９】
前記冷媒配管は、ガス冷媒が流通するガス管と、液冷媒が流通する液管とを有し、
前記接続バルブは、前記ガス管が接続される第１バルブと、前記液管が接続される第２バルブとを有し、
前記第２部分は、前記第１バルブが固定される第１バルブ固定部と、前記第２バルブが固定される第２バルブ固定部とを有し、
前記第１バルブ固定部と前記第２バルブ固定部とは、前記第１部分の延在方向においてずれて配置されていること
を特徴とする請求項８に記載の室外機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、所定空間の空気を加熱又は冷却する空気調和機に用いられる室外機に関する。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
空気調和機は接続配管で接続された室外機及び室内機を備えることが知られている。このような空気調和機の室外機は、例えば筐体の内部に、接続配管と室外機の冷媒配管とを接続するための配管接続部（接続バルブ）を備える。接続バルブは、例えば板状の鉄材で形成されて室外機の筐体内部に設置された支持部（バルブベッド）によって支持されて、室外機の筐体内部に固定される。
【０００３】
特許文献１には、板状のバルブベッドが、室外機の機械室に設置される技術が開示されている。当該バルブベッドの一端は、室外機の筐体の側面パネルに固定され、当該バルブベッドの他端は、圧縮機を格納する防音箱の側面板に固定されている。このような構成により、板状のバルブベッドの他端側が防音箱の正面板の前方に配置されることがなく、作業者が圧縮機へアクセスする際に防音箱の正面板を容易に外すことが可能になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
国際公開第２０１８／０９２１９８号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかし、防音箱の側面板は一方の面が圧縮機と近接し、他方の面が接続バルブやバルブベッド自体と近接する。したがって、バルブベッドの他端と防音箱との固定に、例えば工具（ドライバー）を必要とする固定部材（ねじ）を用いる場合は、固定部材の着脱の際に各部品（接続バルブ、バルブベッド、圧縮機）が工具と干渉する恐れがあり、バルブベッドの着脱作業が困難となる恐れがある。
【０００６】
このように、従来の技術は、バルブプレート（特許文献１に記載されたバルブベッドに相当する部材）を室外機に固定したり当該室外機から取り外したりするための着脱作業が困難になる場合があるという問題を有している。
【０００７】
本発明の目的は、作業者が容易に圧縮機へアクセスすることができるようにしつつ、接続バルブが固定されるバルブプレートの着脱作業も容易に行えることを実現できる室外機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
上記目的を達成するために、本発明の一態様による室外機は、正面パネルを備える筐体と、前記筐体に収納される冷媒配管と、前記筐体に収納される圧縮機と、前記圧縮機を囲んで前記圧縮機から生じる音を防音する防音箱と、前記冷媒配管の端部に接続される接続バルブと、前記接続バルブが固定されるバルブプレートと、を備え、前記防音箱は、前記正面パネルと向かい合って配置される正面板と、前記圧縮機と前記バルブプレートとの間に配置される側面板とを有し、前記バルブプレートは、前記筐体に固定された一端部と、前記正面板の側面板側端部に着脱可能に固定された他端部とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【０００９】
本発明の一態様によれば、接続バルブが固定されるバルブプレートの着脱作業が煩雑になることを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
本発明の一実施形態による室外機の外観構成の一例を示す正面図及び右側面図である。
本発明の一実施形態による室外機の外観構成の一例を示す背面図及び左側面図である。
本発明の一実施形態による室外機の外観構成の一例を示す図であって、筐体の正面パネルを取り除いた状態の当該室外機の正面図及び右側面図である。
本発明の一実施形態による室外機の外観構成の一例を示す図であって、筐体の正面パネル及び防音箱の正面板を取り除いた状態の当該室外機の正面図である。
本発明の一実施形態による室外機に備えられたバルブプレートの外観構成の一例を示す斜視図である。
本発明の一実施形態による室外機を説明する図であって、室外機に固定されたバルブプレートの近傍を拡大して示す斜視図である。
本発明の一実施形態による室外機を説明する図であって、室外機に固定されたバルブプレートを拡大して示す右側面図である。
本発明の一実施形態による室外機を説明する図であって、室外機に備えられたバルブプレートの他端側固定部の近傍を拡大して示す断面図である。
本発明の一実施形態による室外機を説明する図であって、圧縮機のメンテナンス作業において、バルブプレートが取り付けられた室外機への防音箱の正面板の取付作業を模式的に示す図である。
本発明の一実施形態による室外機を説明する図であって、圧縮機のメンテナンス作業において正面板の取り付け後の状態を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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