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公開番号2025118447
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024013768
出願日2024-01-31
発明の名称容器の封止ユニット
出願人日本クロージャー株式会社
代理人弁理士法人太田特許事務所
主分類B65D 50/00 20060101AFI20250805BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】容器と同程度に量産性に優れて開封履歴を付与可能な樹脂製キャップを含む容器の封止ユニットを提供する。
【解決手段】本発明の容器の封止ユニットは、容器口部と樹脂製キャップを含み、容器口部には開封履歴を示すTE片が設けられると共に樹脂製キャップにはTE片の一部が係止可能な被係止部が設けられ、TE片は被係止部と係止する係止部と当該係止部とは反対側の端部で容器口部に接続される弱化部とを有し、容器口部におけるTE片の下方にはTE片移動規制部が設けられる。
【選択図】 図1

特許請求の範囲【請求項1】
樹脂製の容器口部と、前記容器口部に対して開閉栓可能な樹脂製キャップと、で構成された容器の封止ユニットであって、
前記容器口部には開封履歴を示すTE片が設けられると共に前記樹脂製キャップには前記TE片の一部が係止可能な被係止部が設けられ、
前記TE片は、前記被係止部と係止する係止部と、前記係止部とは反対側の端部で前記容器口部に接続される弱化部と、を有し、
前記容器口部における前記TE片の下方にはTE片移動規制部が設けられ、
前記樹脂製キャップで前記容器口部を閉栓するときには、前記樹脂製キャップに追従して移動する前記被係止部に前記係止部が接触する反動によって押し下げられた前記TE片の移動が、前記TE片移動規制部で規制可能であり、且つ、
前記容器口部から前記樹脂製キャップを開栓するときには、前記被係止部に前記係止部が係止した状態で前記弱化部が破断して前記容器口部から前記TE片の少なくとも一部が切り離される、
ことを特徴とする容器の封止ユニット。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記TE片は縦延び部と横延び部を備えた断面がL字状の帯状部材を含み、
前記縦延び部の先端に前記係止部が設けられると共に、前記横延び部の先端に前記弱化部が設けられる、請求項1に記載の容器の封止ユニット。
【請求項3】
前記樹脂製キャップは、
前記容器口部の開口を閉塞する天面板と、
前記天面板から降下して前記容器口部の外周面と嵌合するスカート壁と、
前記天面板の外縁に設けられて前記係止部が挿入可能なTE片挿入溝が形成された鍔部と、を含み、
前記被係止部は、前記TE片挿入溝の内部に設けられた傾斜底で構成されてなる、請求項2に記載の容器の封止ユニット。
【請求項4】
前記傾斜底は前記TE片挿入溝の外側壁から延設されると共に、前記TE片挿入溝の内側壁には、前記係止部が挿入された際に当該係止部を前記傾斜底の上方へガイドするガイド用傾斜面が設けられてなる、請求項3に記載の容器の封止ユニット。
【請求項5】
前記TE片挿入溝に対する前記係止部の挿入が完了したときに、前記係止部と前記傾斜底とは接触しておらず所定のバッファ空間が設けられてなる、請求項4に記載の容器の封止ユニット。
【請求項6】
前記TE片移動規制部は、少なくとも前記TE片のうち径方向の外端を支持可能なように、前記容器口部の外周面から前記径方向の外側に向けて突出されてなる、請求項1に記載の容器の封止ユニット。
【請求項7】
前記TE片移動規制部のうち前記TE片が接触可能な上面は、前記容器口部の径方向における外側から内側に向けて下方へ傾斜されてなる、請求項6に記載の容器の封止ユニット。
【請求項8】
前記樹脂製キャップは、前記天面板の前記外縁のうち鍔部とは反対側に設けられた第1結合部を備え、
前記容器口部は、内容物を注出可能な開口縁のうち前記TE片および前記TE片移動規制部とは反対側に設けられて前記第1結合部とヒンジ結合可能な第2結合部を備えてなる、請求項1に記載の容器の封止ユニット。
【請求項9】
前記樹脂製キャップは、前記天面板の前記外縁のうち鍔部とは反対側で前記容器口部にヒンジ接続されてなる、請求項1に記載の容器の封止ユニット。
【請求項10】
前記容器口部と前記樹脂製キャップとは同一の樹脂で構成されてなる、請求項1~9のいずれか一項に記載の容器の封止ユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、容器口部を封止する技術に関し、より詳細には合成樹脂で形成された樹脂製キャップや容器の封止ユニットに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
水やお茶あるいは清涼飲料水などの飲料用容器として、PETボトルなどのボトル容器やスパウト付き紙パック容器など開閉が可能なものが広く使用されている。これらの容器における容器口部を封止するキャップとしては、例えば樹脂を射出成形して所望の形状に成形した樹脂製キャップが用いられている。
【0003】
樹脂製キャップには、キャップを打栓して容器口部に嵌め込むタイプや、容器口部の筒状側壁の外周面に形成された螺子部と螺子係合により螺合するタイプなどが存在する。また、近年では、ゼリー状食品などを可撓性シートによって収容可能なパウチも広く使用されている。かようなパウチの口栓としては、容器本体と熱溶着したスパウトで容器口部を形成し、この容器口部に対して樹脂製キャップを用いて開栓又は閉栓を行っている。
【0004】
一方で樹脂製キャップには、開封したことを示す履歴(タンパーエビデント、TE)を付与することも求められている。かようなタンパーエビデントを備えた樹脂製キャップの例として、例えば特許文献1に示されるごとき、ヒンジを介して旋回可能とした上蓋をヒンジで結合した打栓式キャップが挙げられる。特許文献1で開示される蓋体では、蓋本体の径方向に突設する分離部を介し、突出部、フック部を有する係合片を蓋本体の上端に付設することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2000-128219号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら上記した特許文献を含む技術では、いまだ市場のニーズを満たしているとは言えず、少なくとも以下に述べる課題が存在する。
すなわち、たしかに上記した特許文献1で提案される樹脂製キャップによれば、開封履歴を比較的証明しやすいものの、係合片が大規模な生産に対応した構造となっておらず量産性には難がある。特にキャップと容器とが同一の樹脂で構成される単一材であるときには、容器と同程度に大量生産し得る樹脂製キャップであることがより好ましいと言える。
【0007】
本発明は、上記した課題を一例として鑑みて為されたものであり、その目的の1つは、容器と同程度に量産性に優れて開封履歴を付与可能な樹脂製キャップを含む容器の封止ユニットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明の一形態における容器の封止ユニットは、(1)樹脂製の容器口部と、前記容器口部に対して開閉栓可能な樹脂製キャップと、で構成された容器の封止ユニットであって、前記容器口部には開封履歴を示すTE片が設けられると共に前記樹脂製キャップには前記TE片の一部が係止可能な被係止部が設けられ、前記TE片は、前記被係止部と係止する係止部と、前記係止部とは反対側の端部で前記容器口部に接続される弱化部と、を有し、前記容器口部における前記TE片の下方にはTE片移動規制部が設けられ、前記樹脂製キャップで前記容器口部を閉栓するときには、前記樹脂製キャップに追従して移動する前記被係止部に前記係止部が接触する反動によって押し下げられた前記TE片の移動が、前記TE片移動規制部で規制可能であり、且つ、前記容器口部から前記樹脂製キャップを開栓するときには、前記被係止部に前記係止部が係止した状態で前記弱化部が破断して前記容器口部から前記TE片の少なくとも一部が切り離されることを特徴とする。
【0009】
また、上記した(1)に記載の容器の封止ユニットにおいては、(2)前記TE片は縦延び部と横延び部を備えた断面がL字状の帯状部材を含み、前記縦延び部の先端に前記係止部が設けられると共に、前記横延び部の先端に前記弱化部が設けられることが好ましい。
【0010】
また、上記した(2)に記載の容器の封止ユニットにおいては、(3)前記樹脂製キャップは、前記容器口部の開口を閉塞する天面板と、前記天面板から降下して前記容器口部の外周面と嵌合するスカート壁と、前記天面板の外縁に設けられて前記係止部が挿入可能なTE片挿入溝が形成された鍔部と、を含み、前記被係止部は、前記TE片挿入溝の内部に設けられた傾斜底で構成されてなることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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