TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025118525
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2025004566
出願日2025-01-14
発明の名称化粧料塗布具
出願人三菱鉛筆株式会社
代理人個人
主分類A45D 34/04 20060101AFI20250805BHJP(手持品または旅行用品)
要約【課題】筆穂で構成される塗布体を、塗布液に含まれる粒子により詰まらせることなく、安定して塗布液を塗布することができる化粧料塗布具を提供する。
【解決手段】先軸3が透明な素材により形成されると共に、筆穂6が先軸内において取り付けられて、筆穂の先端部が先軸3の前端開口3bを介して先軸から突出して配置される。筆穂による塗布液の塗布動作に基づく筆穂の撓み変形に伴い、先軸内の筆穂も撓み変形を可能にする隙間が、先軸の前端開口と筆穂との間に形成される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
先軸と後軸とにより構成された軸筒の前記先軸側に、繊維を束ねた筆穂による塗布体を備え、軸筒の前記後軸側に液体化粧料としての塗布液を収容した塗布液収容体を配置して、塗布液収容体内の塗布液を前記筆穂に供給可能に構成した化粧料塗布具であって、
前記先軸が透明な素材により形成されると共に、前記筆穂が先軸内において取り付けられて、筆穂の先端部が先軸の前端開口を介して先軸から突出して配置され、
前記筆穂による塗布液の塗布動作に基づく筆穂の撓み変形に伴い、前記先軸内の筆穂も撓み変形を可能にする隙間が、前記先軸の前端開口と前記筆穂との間に形成されていることを特徴とする化粧料塗布具。
続きを表示(約 130 文字)【請求項2】
前記先軸の前端開口の内径をD1とし、先軸の前端開口に位置する筆穂の外径をD2とし、(D1-D2)/D2=D3とした際、
(1)1mm≦D2<D1≦3mm
(2)0.25≦D3
を満たす請求項1記載の化粧料塗布具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、筆穂を化粧料の塗布体として用いる例えばアイライナーなどの化粧料塗布具に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
筆穂を化粧料の塗布体として用いるアイライナーなどの化粧料塗布具においては、一般に先軸の前端部から筆穂が突出されて配置され、筆穂に供給する化粧料等の塗布液を一時保溜する櫛歯状のコレクターを備え、先軸の後方から塗布液タンクを装着して塗布液タンク内の塗布液をコレクター及び筆穂に供給可能にした構成が採用されており、これは特許文献1及び特許文献2などに開示されている。
【0003】
ところで、昨今においては化粧料に光沢を付与するために、ラメ(金属粉体)等の大粒径の固形物を含ませた塗布液を収容したアイライナーのニーズが高まっており、特許文献1及び特許文献2に開示された従来の化粧料塗布具においては、前記した大粒径の固形物が流路内で詰まり、塗布液を円滑に塗布することが困難になる問題点が発生し得る。
【0004】
そこで、特許文献3には、前記した問題に対処するために、塗布液タンクと塗布体としての筆穂との間には、軸方向に沿って複数の周上溝が施された円柱状の中継芯を採用することが開示されている。
この中継芯の軸方向に沿って施される周上溝は、中継芯の周方向に隣接して配列される塗布液を通す溝の深さが、交互に変わるように形成されている点に特徴を有し、この周上溝が施された中継芯によると、塗布液中の大粒径の固形物を詰まらせることなく、塗布液タンクから筆穂に向けて塗布液を供給することかできると記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-192242号公報
特開2018-192673号公報
特開2021-112692号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、特許文献3に開示された化粧料塗布具は、塗布液タンクから筆穂に向けて塗布液を供給する中継芯において、液体化粧料としての塗布液中の粒子が詰まる問題に着目してなされたものである。しかし、本願の発明者らにおいては、塗布体として機能する細い繊維を束ねた状態で形成される筆穂においても、塗布液中の粒子が詰まる問題が検証されており、その対策が解決課題として挙げられている。
【0007】
そこで、この発明は液体化粧料としての塗布液を塗布する筆穂において、前記した塗布液中の粒子が詰まる問題点に着目してなされたものであり、たとえ塗布液に大粒な粒子を含んでいても、筆穂で構成される塗布体を前記粒子により詰まらせることなく、安定して塗布液を塗布することができる化粧料塗布具を提供することを主要な目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記した課題を解決するためになされたこの発明に係る化粧料塗布具は、先軸と後軸とにより構成された軸筒の前記先軸側に、繊維を束ねた筆穂による塗布体を備え、軸筒の前記後軸側に液体化粧料としての塗布液を収容した塗布液収容体を配置して、塗布液収容体内の塗布液を前記筆穂に供給可能に構成した化粧料塗布具であって、前記先軸が透明な素材により形成されると共に、前記筆穂が先軸内において取り付けられて、筆穂の先端部が先軸の前端開口を介して先軸から突出して配置され、前記筆穂による塗布液の塗布動作に基づく筆穂の撓み変形に伴い、前記先軸内の筆穂も撓み変形を可能にする隙間が、前記先軸の前端開口と前記筆穂との間に形成されていることを特徴とする。
この発明によると、塗布時に塗布面へ筆穂を押し付けた際の筆穂の撓み変形を従来よりも大きくすることで、特に塗布液として含まれる粒子が10μmを超えるような大粒な粒子を含む液を用いる際に、筆穂内での大粒な粒子を筆穂の撓み変形に伴って、筆穂の繊維に対して相対的にずれを発生させることで、粒子の筆穂への固着や粒子同士の合着を防止することができる。なお、ここで記載する先軸が透明な素材とは、半透明等の内部が視認可能なことを示すのであり、透過率100%を示すものではない。
【0009】
また、以下の条件を満たす化粧料塗布具とすることが好ましい。
先軸の前端開口の内径をD1とし、先軸の前端開口に位置する筆穂の外径をD2とし、(D1-D2)/D2=D3とした際、
(1)1mm≦D2<D1≦3mm
(2)0.25≦D3
【0010】
更に
(3)先軸の前端開口に位置する筆穂の外径D2部分における筆穂の外周で囲まれた断面面積Saに対する筆穂に形成された中空部の断面面積Sbの比である空隙面積の割合Srが、40%<Sr<95%
とすることが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

三菱鉛筆株式会社
革用塗布具
10日前
三菱鉛筆株式会社
化粧料塗布具
3日前
三菱鉛筆株式会社
ノック式筆記具
15日前
三菱鉛筆株式会社
多液混合型塗布具
15日前
三菱鉛筆株式会社
炭素繊維-樹脂複合シート
1か月前
三菱鉛筆株式会社
筆記具用水中油滴型インク組成物
17日前
三菱鉛筆株式会社
インク収容容器及びインク収容容器を備えた筆記具
1か月前
三菱鉛筆株式会社
替芯ケース
1か月前
学校法人加計学園
ダイヤモンドライクカーボン膜の評価方法
1か月前
三菱鉛筆株式会社
インクリフィル
24日前
三菱鉛筆株式会社
3次元プリンタ成形及び炭素化による炭素成形体の製造のための炭素成形体用組成物及びフィラメント
1か月前
個人
バッグ
10か月前
個人
1か月前
個人
4か月前
個人
水筒
11か月前
個人
折り畳み傘
1か月前
個人
二重把手袋
4か月前
個人
財布
2か月前
個人
バッグ
1か月前
個人
シール
3か月前
個人
眼鏡ホルダー
12日前
個人
6か月前
個人
耳カバー
10か月前
個人
シート状パック
4か月前
個人
刺抜き具
5か月前
個人
美容用具
17日前
個人
ヘアードライヤー
11か月前
個人
滑らないヘアピン
6か月前
個人
毛髪カット補助具
11か月前
個人
補助持ち手付き傘
2か月前
個人
傘の先端キャップ
3か月前
個人
香りカプセル
8か月前
個人
電動爪削り器
7か月前
ベス工業株式会社
整髪具
2か月前
個人
自動でたためる傘袋
12か月前
個人
手提げ袋携帯ホルダー
5か月前
続きを見る